ベトナム人殺人事件 最高裁も勾留認めず きわめて異例

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富山2020.06.10 18:53
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 ベトナム人技能実習生が殺害された事件をめぐって最高裁判所は殺人の疑いで再逮捕された男の勾留を認めなかったことを不服とした検察側の特別抗告を棄却しました。殺人容疑での勾留が認められないのは異例のことです。

 この事件は先月5日、富山市のアパートの側溝でベトナム人技能実習生のグエン・ヴァン・ドゥックさんが遺体で見つかったものです。県警は同居していた同じくベトナム人技能実習生のゴ・コン・ミン被告(20)を死体遺棄の疑いで逮捕しました。

 しかし県警が逮捕前からミン被告を6夜にわたり宿泊させ、監視しながら連日長時間におよぶ取り調べをしていたため、富山地裁が「逮捕状のない違法な逮捕と同じ」として勾留を取り消しました。

 ミン被告は釈放されましたが、その直後、殺人の疑いで再逮捕されました。富山地検はミン被告を死体遺棄の罪で起訴するとともに殺人容疑で勾留請求しましたが、富山簡裁は却下。これを不服とした準抗告も富山地裁に却下されたため、検察側は最高裁に特別抗告していました。

 一方で死体遺棄の罪での勾留を取り消すよう求めた弁護側の特別抗告も棄却されたため、ミン被告は引き続き勾留されます。

 今後、殺人容疑の捜査は任意となり、取り調べには、ミン被告の同意が必要になります。

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