関東甲信など梅雨入り…コロナで変わる“災害避難”[2020/06/11 23:30]
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気象庁は11日、九州北部と関東甲信、北陸、東北南部の梅雨入りを発表しました。今年の傾向は、梅雨入り早々、大雨になっていること。金沢市では今年一番の大雨となりました。全国的に雨のピークは過ぎつつありますが、局地的に非常に激しい雨が降る恐れがあることから土砂災害などにも警戒が必要となります。
本格的に、大雨のシーズンに入ったことによって、自治体によっては、避難所の開設などが進められていますが、新型コロナウイルスの影響で“避難”のあり方そのものが変わってくるといいます。国は“避難所クラスター”のリスクを減らすために、避難所の分散を進めています。自家用車やホテル、親戚の家などといった場所が推奨されています。高知県立大学看護学部・神原咲子教授は「命を守れる所がどこなのかを考えながら、分散避難の先を多様に、できれば2、3カ所、考えることが必要。新型コロナは重症化しなければ治るけど、災害で命を落としてしまえば元も子もない」と指摘します。