健康機器メーカーのオムロンヘルスケア(向日市)は、新型コロナウイルス感染拡大防止での需要増を受け、国内向けに非接触体温計を発売する。医療機関や福祉施設などの事業者が対象で、発売時期や価格は検討中。
非接触体温計は、皮膚に接触せず、額から発せられる赤外線から体温を短時間で計測できることから、集団の検温に適している。
今後、スポーツ観戦や大規模イベント、レジャー施設の段階的な再開とともに大人数の検温が必要となることから、非接触体温計の需要が増加するとみて国内販売を決めた。
同社は既に欧州や中国、南米などで非接触体温計を販売しており、国内販売向けに5月末に医療機器の認証を取得。8日には全国知事会に1万本を寄付した。