どうぶつ基金さんからのお知らせ 馬島猫毒殺の状況 | ハチワレの館
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保護経緯はバラバラの白黒ハチワレ猫との平凡な日常を綴りながら
保護猫、保護犬の存在を一人でも多くの方に知って家族に迎えて頂けるような内容を織り込めたブログにしたいと思って居ります


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何故? 嫌いだから 殺すのでしょう・・・
何故? 迷惑だから 殺すのでしょう・・・

嫌いなら 関わらないで下さい。猫さん達は貴方に殺意なんて
持って居ないから・・・

迷惑なら 地域の方々と相談して より良く共存出来る環境にする
努力はできないのか・・・
一代限りの猫生を 奪う権利など 人間にはないのですから・・・


マスメディアの方! 又、マスメディアに出演されている方!
無責任な行動、発言も謹んで下さい。
何の情報も、知識も無い方が切り取られた部分だけを見て
判断してしまう可能性は低くは無いのですから!
良識ある偏らない 報道をすることを切に願います。

 


皆さま こんにちは

報道等でご存知かと思いますが、どうぶつ基金が2014年にさくらねこ一斉TNRを行った福岡県北九州市の馬島で起こった猫毒殺事件について、現時点で確認できたことをお伝えします。“猫島”福岡県北九州市・馬島についてご報告させていただきます。

2014年12月、オス41頭、メス38の一斉不妊手術を下記の通り実施しました。

申請者 : 馬島町内会長

期間 :12月13日から12月14日

執刀医 : 山口武雄獣医師(どうぶつ基金顧問】  後藤 獣医師

処置内容 :避妊・去勢手術・さくら耳カット・3種混合ワクチン レボリューション(ノミ、ダニ駆除薬)

協働団体 : TNR-博多ねこ、『大切な猫たちプロジェクト in 馬島』

申請は島民全員の合意の上、馬島町内会長さんからの申請で、島の人はもちろんのこと、それをサポートする「大切な猫たちプロジェクト」代表Tさんたちが、猫の世話、餌、掃除、里親探し、健康管理、どれをとってもきめ細やかなサポートが印象的でした。それは、一斉手術が終わってからも続き、少なくとも毎月1回は島に通い、サポートは続いていました。どうぶつ基金への報告で猫たちは毛つやがよくなりふくっらして幸せな写真に安堵していました。

それが、今年の6月に心無い住人が毒餌をおかれて、猫が何匹も被害にあっているとTさんから報告があり、驚きと悲しみの中、経緯を見守るしかできていませんでした。幸い福岡市に本部があるNPO法人SCAT(動物虐待の摘発を中心に活動)がサポートに入っていただけたので、Tさんも心強かったと思います。

FNNの取材を受けた佐上邦久理事長は下記インタビューに答えました。

「完全に異常事態だとは言い切れると思います。考えられる原因としては、人的被害を受けたと思いますね」



FNN


FNN


また、2019/08/02 08:33 日本テレビ 【スッキリ】は、毒餌を置いたとされる男性インタビューを紹介されました。

男性の主張は、「農作物をカラスから守るため農薬入りの餌を置いた。猫を殺す気はなかった。」と証言しています

 


 

それに対し、スッキリの弁護士によるとこの男性は罪に問われる可能性は低いと述べられていましたが、鳥獣保護法では 毒薬を使うことが禁止されており、違反した者は1年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する、と定められています。

鳥獣保護法(危険猟法の禁止)

第三十六条(略)劇薬、毒薬を使用する猟法)により鳥獣の捕獲等をしてはならない。

第八十三条(略)第三十六条の規定に違反した者は一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

動物愛護法
動物虐待は愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者→2年以下の懲役または200万円以下の罰金警察には徹底した捜査により犯人を逮捕していただきたいと願います。

「大切な猫たちプロジェクト」代表Tさんたちは、猫が虐待されている疑いもあるとして、刑事告発を検討されています。
ここの猫たちは、名前も付けられていて、本当に家族のように大事大事に見守られお世話されていました。
そのさくらねこたちが、毒によりもがき苦しみ亡くなっていったこと、それを未然にふさげなかったTさんたちの悔しさ、悲しみを思うと当然のことだと思います。

どうぶつ基金は、今後もこの悲しい事件から目を離さず、捜査に協力していきたいと考えています。