素敵な選TAXI 特別編【竹野内豊の記憶にバカリ呆然…さよなら枝分さん】ドラマの原作・キャスト・主題歌など… New!
出典:『素敵な選TAXI 特別編【竹野内豊の記憶にバカリ呆然…さよなら枝分さん】』の番組情報(EPGから引用)
素敵な選TAXI 特別編【竹野内豊の記憶にバカリ呆然…さよなら枝分さん】[字]
「運転手引退!!さよなら枝分、彼がえらんだ最も素敵な選択肢」
竹野内豊 バカリズム
番組内容
選TAXIは、過去に戻って人生の選択をやり直すことができる不思議なタクシー。
話好きでおせっかいな運転手の枝分(竹野内豊)が、乗客の人生の再生をお手伝い!
「枝さん、3ヶ月間、お疲れ様でした」。カフェ『choice』でいつものようにメニューを迷っていた枝分は、店にやってきた標(升毅)に声をかけられる。それを聞き、「え?…あ、そっか」と何かに気付く枝分――。
番組内容2
過去の分岐点へ戻り、人生をやり直すことができる不思議な乗り物・選TAXI。その運転手として、これまで様々な事情を抱えた客を乗せ、少々お節介ながらも彼らの人生を応援してきた枝分。なぜ枝分は選TAXIの運転手をやめなければならないのか?標の言葉の意味とは?そもそもどうして枝分は選TAXIの運転手になったのか?
番組内容3
驚きの真実が次々と明らかになるなか、はたして枝分はどんな分岐点に立ち、どんな選択を最後にするのか?その結末はまさに予測不可能!やはり、人生は選択肢の連続だ!
出演者
竹野内豊
/
奥田恵梨華
/
バカリズム
南沢奈央
清野菜名
升毅
スタッフ
【脚本】
バカリズム
【音楽】
本間勇輔
【主題歌】
aiko「あたしの向こう」
【演出】
筧昌也
星野和成
ほか
ご案内
【番組ホームページ】
https://www.ktv.jp/sentaxi/
『素敵な選TAXI 特別編【竹野内豊の記憶にバカリ呆然…さよなら枝分さん】』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)
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- 刑事
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- 夏希
- 普通
- 優柔不断
- カンナ
- カ月
- 自分
- 商売
- 彼氏
- タクシー
- 気持
- 今日
- 将来
- 先輩
- 大丈夫
- バカリズム
- バック
- 結婚
『素敵な選TAXI 特別編【竹野内豊の記憶にバカリ呆然…さよなら枝分さん】』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
(竹野内)皆さん こんばんは
竹野内豊です。
(バカリズム)
バカリズムです。 とうとう…
はい。
といっても もう
6年前ですから…。
ええ。
(バカリズム)
(竹野内)
(バカリズム)
ははっ。
(バカリズム)
ねぇ けっこうね…
…んですよね うん。
もう…
(2人)ははははっ。
もう 話…
言えるんだったらね もうね
全部…
あのね あぁ~ これ もう…
…がね 描かれてるというか。
(バカリズム)
(笑い)
(2人)どうぞ すてきな選択肢を。
(刑事)はぁはぁ はぁ…。
はぁ はぁ。
ざくろか…。
カチ!
誰だ? お前。 もしや お前
黒幕刑事だな?
≪違う。 私は
普通の刑事だ。
一番プレーンな刑事ってことか。
≫バン!(銃声)
何じゃ こりゃ!
あぁ…。 ごほっ ごほっ ごほっ!
(普通の刑事)犯罪刑事!
≫はははっ…。
誰だ!?
もしや
黒幕刑事…。
≫違う。
私は…
普通の犯罪者だ。
(刑事)一番プレーンな犯罪者か。
(普通)しっかりしろ 犯罪刑事!
(刑事)普通の刑事…
俺は もうだめだ。
最後に1つだけ望みを聞いてくれ。
(普通)おう 何だ? 言ってみろ。
(刑事)あっ…。
たばこを1本 吸わせてくれ。
(普通)
悪い。 俺 たばこ吸わないんだ。
えっ?
(普通)それに
外でたばこを吸うことは
条例で禁止されている。
ははっ さすが… 普通の刑事だ。
犯罪刑事~!!
♬~
(ナレーション)
ついに殉職した あの男が
奇跡的によみがえる。
あるときは刑事
また あるときは犯人。
果たして刑事か 犯人か。
そして人間なのかロボットなのか。
新ドラマ「犯罪コップ」
是非 ご覧ください。
(カンナ)すご~い!またやるんだ。
またやるんですね。
(迫田宏)何でもありだね。
(夏希)決まりました?
(枝分)う~ん ちょっと待って。
もう だいぶ待ってますけど。
もう2択まできてるから。
じゃあ
決まったら呼んでください。
≪(ドアの開閉音)
(夏希)あっ 標さん
いらっしゃいませ。
いらっしゃ~い。
(標)あぁ~ どうも どうも。
ふぅ~。
(標)枝さん。
はい。
3カ月間 お疲れさまでした。
ん?
えぇ~
今日は どうなさいますか?
そうですね
これっぽい感じにしてください。
これっぽい感じ?
これっぽい感じで。
あぁ~ なるほど。 他には。
第2希望とかあれば。
第2希…
あっ いや あの これっぽい感じで。
これっぽい感じ?
はい。
例えば あれなんか どうですか?
≪あぁ~ 大丈夫です。
逆に それっぽい感じで
攻めてみるとか。
≫大丈夫です。
これっぽい感じで。
なるほど。
(心の声)私は今
分岐点に立たされている。
このモデルと彼とでは
持って生まれた資質が違う。
仮に全く同じ髪形に
仕上げたところで
全く違う完成品になるのは
目に見えている。
そして この客は きっと
それを自分の資質ではなく
私のカット技術のせいに
するだろう。
それだけは回避したいが
正直なことを伝えると
彼を傷つけてしまう。
だけど
優しくない優しさだってある。
お客さん。
はい。
私もプロです。
お客さんのご希望どおり
これっぽい髪形にすることは
簡単です。 ええ。
しかし
鏡をご覧ください。
ん?
顔をこれっぽくすることは
できません。
いくら髪形を
これっぽくしたとしても
顔が全く これっぽくない以上
全体のイメージは
かなり
かけ離れたものになります。
その理解と覚悟がおありなら
私も自信を持って
これっぽい髪形に
させていただきますが
そうでないのなら
ご自身の顔に合った髪形に
されたほうが
よろしいのではないかと
思うのですが
いかがでしょうか?
じゃあ あれっぽい感じで。
かしこまりました。
≪ねえねえ!
ねえねえ!
ねえねえ!
はい。
これっぽい感じで。
これっぽい感じで?
はい。
はい かしこまりました。
この秋の新ドラマ
「犯罪刑事」 ご覧ください。
いかがでしょうか?
いい感じですね~。
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
(ナレーション 時田真緒)
<私の名前は時田真緒。>
<私には
つきあって5年の彼がいます。>
<優柔不断だけど 真面目で
優しいのが彼のいいところ。>
< そんな彼に
今日は相談したいことがあって
ここに来ました。>
実は今 新しい仕事を
始めようかと思っていて。
もし彼が この先
私との結婚を考えてるのなら
これは2人の将来に
関わってくることだから。
私は今
人生の分岐点に立たされています。
来た。
あっ 大丈夫ですよ。
待った?
ううん。
ねえ 決まった?
ん? あっ ちょっと待って。
もう
前菜選びに何分かかってんの?
前菜選びは重要ですよ。
いってみれば
オープニングセレモニーのような
ものだからね。
ソチオリンピックの
オープニングセレモニーなんかさ
2時間48分…。
もう わかったから。
すいません。
前菜は これと これで。
♬~(店内のBGM)
♬~
あのさ…。
何?
実はね…。
ねえってば。
もう決めるから。
ほら 食後のデザートで
失敗したくないからさ。
枝君 いっつもそう。
ん? いつもとは?
優柔不断で何も決められない。
僕は べつに優柔不断じゃないし
優柔不断だから 時間が
かかっているわけじゃないよ。
じゃあ 何?
デザートというものは
このテーブルで
最後に口にするものでしょ。
何を口にし どう締めくくるかで
今日の この食事の印象が
大きく変わってくるわけよ。
ほら よく言うじゃない
終わりよければ全てよしってさ…。
そういうのを優柔不断っていうの。
つきあったときだって そう。
私が言いださなかったら
自分からは言わなかったでしょ?
たまに この人 ほんとに私のこと
好きなのかなって思うときあるよ。
どうして そうなるかな~。
だって そうじゃん。
自分から気持ちを口にしないから
何考えてるか わかんないよ。
今日だって そう。
どこで何を食べるか
ぜ~んぶ私の意見。
いや…
それは違うな。
何が違うの?
僕は決められないわけじゃ
ないんだよ。
旅行先とか おいしいお店なら
男の僕よりも
OLさんの君のほうが
詳しいし 間違いがない。
でしょ?
君に任せるという決定を
僕は しているつもり…。
もう うるさい。
そうやって すぐへ理屈言う。
へ理屈じゃないよ。
べつに詳しくなくたっていいよ。
彼氏が行きたいって言ったら
彼女なんだから ついてくし
もし失敗したって
2人で決めたんだし
文句なんて言わないよ。 枝君が…。
彼女が
いらいらしているときは
下手に悪あがきせず…。
ごめんね。
と 謝っておけばよい。
すると…。
とりあえず謝っとけばいいと
思ってるでしょ。
べつに そういうわけじゃ…。
絶対 そう。
私の話なんて
全然ちゃんと聞いてくれない。
そう こんなときは黙って
彼女のいらいらが収まるのを
待つしかな~い~。
どこ行くの?
ん? いや ちょっと手洗いにね。
まだ話 終わってない…。
すぐ すぐ戻るよ。
こんなときは
少し1人にしたほうがいい。
♬~
長い間
つきあっていると わかる。
ああいうときは
一旦 距離を取って
クールダウンさせるのが一番だ。
う~ん。
そうすれば戻ったときには
意外と
けろっとしているものだ。
我々と違い
理屈が通用しない部分も
ある… ん? ん?
♬~(店内のBGM)
♬~
「先に出ちゃってごめんなさい。
なんだか気持ちが冷めました」。
えっ?
「私たち きっと別れた方が
お互いのためだと思う」。
「さようなら 今までありがとう」。
あっ お客様!
ごめんなさい すぐに戻ります。
♬~
♬~
プルルル…(呼び出し音)
プルルル…
プルルル…
(標)閉めますよ~。
はい。
どちらまで?
あっ 前のくる…
タクシー 追ってください。
はい。
何か あったんですか?
えっ?
いや 前のくる…
タクシー 追ってくださいなんて
なかなか言わないじゃないですか。
そうですね~。
ドラマとか
映画ぐらいなもんですよ。
前のくる… タクシー
追ってください なんてせりふ。
事件とか?
いや そういうわけでは
ないですけど。
じゃあ 何があったんですか~。
差し障りなかったら
聞かせてくださいよ。
そっか~。 トイレ行ってる間に
出てっちゃったんだ~。
ええ 全く理由が わからなくて。
そんなの簡単だよ。
メニュー選ぶのが遅いからでしょ?
そんな理由ですか?
そんなもんだよ。 自分は
もう決まってて早く食べたいのに
彼氏が
なかなかメニューを決められない。
しかも
そのことで口論になってるのに
そのまま ほったらかして
トイレ行っちゃったら
そりゃ怒って 出てくでしょ。
そんなもんですか?
そんなもんだよ。 なんなら
彼女に直接 聞いてみれば?
そう思って電話したんですけど
電話 出ないんですよ。
あの もう少し
飛ばしてもらえませんか?
これ 追いつけそうにないな~。
えっ?
いや さっき 前のくる…
タクシー 追いかけてください
って言われた時点で
前のくる… タクシーなんて
いなかったもん。
そうなんですか?
うん。
いや 少し走れば
見えてくるかなと思ったけど
全然見えてこないんだもん
前のくる… タクシー。
やめてもらえます?
えっ?
そのかんだやつ
そのまま言うやつ。
ははっ ごめん ごめん。
それは そうと どうする?
戻っちゃう?
えっ? 戻っちゃう?
さっきのレストランに。
レストランって?
あぁ~ とはいっても
彼女が出ていく前のレストランね。
えっ? どういうことですか?
♬~
「選TAXI」?
(標)どうする? 戻ってみる?
♬~
あぁ~。
(標)優柔不断だな~。
いや べつに これは
優柔不断で
悩んでいるわけではなくて
急に 時間を戻るとかいう
非現実的なことを言われ…。
何だ? これ。
果たして ほんとに…。
そういうとこ。
えっ?
彼女と より戻したいんでしょ?
そりゃ戻したいですよ。
戻したいですけど
もし 仮に戻れたとしてもですよ
こんなのが。
ほんとに
どうしたらいいんだと…。
そんなの簡単だよ。
男らしく すぱっと
メニュー 決めりゃいいんだよ。
女って そういう細かいところで
気持ちが冷めたりするもんだよ。
なるほど。
じゃあ 行ってみよ!
あっ えっ?
♬~
キュイーン!
えっ… これ 何の音ですか?
あっ これ? タイムスリップ音。
タイムスリップ音?
うん。
バックします。
(標)あっ これ ファイブなんだけど
最新のシックスは
こんな音もしないらしいよ。
キュイーン!
へぇ~。
バックします。
キュイーン!
キュイーン!
バックします。
はい 到着~。
えぇ~ ちょうど30分だから
1万円でいいよ。
あの これ ほんとに
これ 戻ってるんですよね?
自分で行って確かめてみてよ。
あっ もし あれだったら
お金 そのあとでもいいよ。
俺 ここで待ってるからさ。
あっ はい。
行ったら 多分
まだ時間が止まってて
自分の等身大パネルがあるから
そっからスタートなんで よろしく。
等身大パネル?
まあ 行けばわかるよ。
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
あのさ。
えっ?
実はね… ねえってば。
あっ えっと えっと
うん これ。 デザート これ!
珍しい。 すぐ決めた。
そりゃ そうだよ。
優柔不断じゃないんだから。
はははっ!
前菜のときは
あんなに悩んでたのに。
えっ そうだった?
すいません。
そうかな?
あっ えっと~ レアチーズケーキ。
はい。
ところでさ
今日は ちょっと相談があってね。
何?
私 今の仕事
辞めようかと思ってるの。
うん そうなんだ。
私 花屋 開くのが夢だって
話したことあったでしょ?
うん。
でね 知り合いで 最近
お花屋さん オープンした人がいて
一緒にやりませんか? って
誘われたの。
ふ~ん そっか。
どう思う?
もし 新しいこと始めるんなら
年齢的にも これが
最後のチャンスかなとも思うんだけど。
率直な意見を
聞かせてほしいんだけど。
率直な意見?
まずい。
早く意見を出さなければ。
しかし これは
デザートとは訳が違う。
いいんじゃないの? では
許されない。
あんな 物事を
すぱっと決められる彼女が
こんなにも悩んでいる。
だからこそ ここは男らしく
ばしっときめて 株を上げたい!
ねえ どう思う?
僕は 反対だな。
えっ どうして?
う~ん 商売の世界は
そんな甘いもんじゃないよ。
僕だって床屋 十数年やってきて
痛感してるからさ。
ほら 商売に関しては
僕のほうが先輩だから。
先輩としての率直な意見ね。
うん。
まあ そもそも 夢だからってさ
そんな長く勤めてきた会社を
辞めるもんじゃないよ。
だから 悩んでるの。
だったら 答えは簡単。
そんなさ 中途半端な気持ちで
やるべきじゃないよ。
商売の先輩として言う。
いつもは 彼女の意見を
ただ聞いているだけだったが
少々 厳しくても これくらい
男らしく言ってあげたほうが
彼女のためだ。
ごめん。
ちょっと1人で考えたいから
先に帰るね。
えっ?
今日は ごちそうさま。
あれ?
反対意見を言われたくらいで
すねたりは しないはず。
とにかく
私は彼女の望みどおり
商売の先輩として 厳しくも
愛のある意見をばしっと言えた。
(メール マナーモード)
「先に出ちゃって ごめんなさい。
さっきの話で
色々ふっきれました」。
「私 枝くんとは やっていけない
と思う。 だから さようなら」。
あっ お客様!
♬~
(標)どうしたの?
出ていかれました。
あっ!今の女の子?
メニューも決めたし
彼女の相談にも
ちゃんと ばしっときめました。
それなのに…。
なるほど。
どうする? 戻る?
戻りたいですけど
戻ったところで
どうしたら よいやら。
よし ここは ひとつ
女性の意見を聞いてみよう。
女性?
(標)ねえねえ あの子 新人さん?
あっ カンナちゃん?
うん。
そうそう 今週から。
ふ~ん。 王手。
はい 角が消えていきました。
…ということなんですよ。
なるほど。
どう思います?
あっ いや 何か すいませんね
初対面なのに… ふっ。
(カンナ)あっ 彼女さんは
枝分さんに とりあえず
話を聞いてもらいたかったんじゃ
ないですか?
いや 聞きましたよ。
その上で えぇ~ 率直な意見を
聞かせてほしいって言うから
ここは
ばしっと言わなきゃと思って。
いや 商売の先輩として
はっきり意見を言ったんだよ。
そこですよ。
えっ?
(夏希)彼女さんは べつに
商売の先輩として
話を聞いてもらいたかったわけじゃ
ないんですよ。
えっ?
(カンナ)きっと 彼氏として
背中を
押してもらいたかったんですよ。
彼氏として?
(夏希)多分 彼女さん
相談といっても 気持ちは
決まってたと思うんですよ。
だけど
やっぱり 不安もあるから
彼氏に応援
してもらいたかったんですよ。
それなのに 何か
商売の先輩が出てきて
ごちゃごちゃ言いだすから
嫌になっちゃったんじゃないですか。
優柔不断で
自分じゃ何も決められないけど
そのかわりに
彼女さんが決めたことには
いつも文句も言わずに
見守ってくれてる彼氏だって
思ってたのに
急に そんなこと言いだすから
ねぇ
気持ちが冷めちゃったんですよ。
なるほど。
いかがですか? 標氏。
う~ん。
もう 負けを認めては?
う~ん。
あの…。
あっ 済んだ?
はい。
じゃあ 行こっか。
ちょっと 負けを認めなさいよ!
ちょっと 標氏!
キュイーン!
バックします。
♬~
彼氏として 応援ね。
♬~
でね 知り合いで 最近
お花屋さん オープンした人がいて
一緒にやりませんか? って
誘われたの。
うんうん なるほど なるほど。
どう思う?
もし 新しいこと
始めるんだったら
年齢的にも これが
最後のチャンスかなとも思う…。
いいと思うよ。
ほんと?
うん。
まあ もちろん 商売の世界は
そんなに甘くないことは
君だって
よ~くわかってると思うし
だからこそ 多分 不安もあって
僕に相談してくれたんだと思う。
ほんとに もし
やりたいんだったら 僕としては
彼氏として
君を応援するだけだよ。
ありがとう。
良かった~。 何か ほっとした。
そしたらさ そのお店で働くまで
ちょっと休みになるんだけど
枝君って お休みある?
えっ 何で?
多分 お店がオープンしたら
しばらくは まとまった休み
取れなさそうだから。
ふ~ん なるほど。
それは合わせられるよ。
どっか行こっか?
うん そうだね。
うん。 どこ行こう?
枝君 たまには決めてよ。
ここは早く決めなければ
せっかくのいい流れが
台なしになる。
どっかないの? 行きたい所。
しかし
こんなのは通用しない。
温泉は? 箱根とか。
温泉ね…
こないだも行ったしな~。
あっ 沖縄とか。
あぁ~ 沖縄ね。
これ
なかなか いいんじゃない?
沖縄は もっと長期の休みのときに
行こうよ。
じゃあ…
うん 温泉でいいんじゃない?
どうか これで
手を打っていただきたい!
うちの実家 来る?
えっ?
実家。
そういえば 行く行くって言って
結局 行ってなかったから。
あぁ~ そうだね。
うちの親も会いたがってるしね。
あぁ~。
まさか このタイミングで
実家が来るとは。
もちろん そのうち
行かなければなぁとは
思っていたけど 急なタイミングで
出てくると焦る。
急な実家は
なかなかハードルが高いな~。
そのうち行くけど
今じゃない。
なるほど 実家ね。
う~ん
まあ それは またにしようよ。
今回じゃなくてもいい的な
ニュアンスで受け流す。
そっか。
また そのうち。
ねえ。
うん?
将来のこととか どう考えてる?
えっ?
将来。
う~ん まあ それは… うん。
こないださ
理佐の結婚式に行ったとき
当たり前だけど
理佐 すっごい幸せそうでさ。
いや 私も
今まで将来のこととか
そこまで
意識してなかったんだけどさ
私も そんな年なんだなぁ
って思って。
え~っと
とりあえず 何か言わないと。
そっか。
何? そっかって。
えっ… えっ?
何? そっか~ って。
超ひと事じゃん。
そういうんじゃないよ。
じゃあ 何? そっかって。
不用意な そっかを
出してしまった~!まずい!
あっ べつに このそっかは
そういうんじゃなくて
も… もっと 何ていうか こう
あっ そういうことがあって…。
もういいよ わかったよ。
いや べつに 俺も将来のこととか
考えてないわけじゃ…。
いいってば!
ごめん 先に帰る。
今日は ごちそうさま。
「先に出ちゃって ごめんなさい。
だけど さっきの話で
はっきりとわかりました。
このまま一緒にいても
先が見えません。 さようなら」。
…ということなんですよ。
わかります? わかります?
なるほど。
(夏希)えっ?
で 枝分さんは どうなんですか?
どう? とは?
(カンナ)結婚する気はあるんですか?
いや まあ それは
いつって はっきり
決めてるわけじゃないですけど。
(カンナ)
あぁ~ それじゃないですか?
(夏希)彼女さん おいくつですか?
33歳。
あぁ もう
それは そうなりますよ。
だからといってね
今すぐに結婚っていうわけには…。
(夏希)あぁ 多分 それは彼女さんも
わかってると思いますよ。
ただ それならそれで
本当に将来的に結婚する気がある
ってことを お話して
彼女さん 安心させてあげないと
そりゃ不安になりますよ。
そんなもんか。
(カンナ)そうですよ。
優柔不断でも そこは 男として
ちゃんと けじめをつけないと
よろしく。
あっ… なるほど。
わかりました
プロポーズします。
(カンナ・夏希)えっ?
まあ いつかは
と思っていたんですけど。
だらだら つきあっていた部分は
あったんで。
まあ いいきっかけになりました。
へぇ~。
超熱い。 私も行っていいっすか?
えっ? プロポーズに?
(カンナ)はい。 生で見たいっす。
いや はははっ… まあ それは
ちょっと ごめんなさい ははっ。
いかがですかな? 迫田氏。
君の戦法は全て読め…。
あの…。
あっ 済んだ?
じゃあ 終わりだ はい ノーゲーム。
あぁ~!
(標)プロポーズするの?
はい。
また 思い切ったね。
へへっ 何か いろいろ
やり直してみたんだけど
結局 全て彼女の将来への不安から
来てるんだなと思いました。
なるほどね。
ええ
将来を共有できれば
全て解決する話だったんですよ。
何か 枝さん 見違えたね。
そうですか?
(標)うん。 さっきまでメニューも
決めらんないような男だったのに。
まあ これは さすがに 男が
きめなきゃいけないと思うんでね。
よし!じゃあ
気持ちが上がってるうちに
急いで戻ろう。
はい。
♬~
バックします。
うわ ヤベッ!
うわうわ うわ
な… 何ですか? あれ。
(標)取り締まりだね。
取り締まり?
タイムスリップ関係の。
タイムスリップ関係?
ピーッ!ピーッ!
コンコン コン!
(タイム警官)ちょっと いいかな?
(標)はい。
(警官)おたく
だ~いぶ飛ばしちゃったね。
そうですか?
自分で
わかってるでしょ。
タイム制限速度
だいぶオーバーしてましたよ。
すいません。
(警官)お客さん ごめんなさいね
一応 決まりなもんでね。
あぁ はい はい。
(警官)えぇ~ 標道雄。
30タイムオーバーで
レッドタイム切符発動。
はい 転送します。
(標)すいませんでした。
枝さん ごめん!
えっ?
タイム免停になっちゃった。
タイム免停?
タイム免停とは
タイムマシン版の
免許停止のこと。
自動車と同じで
タイム免許が停止になると
タイム交通法の規定により
90日間
運転が禁止されます。
えっ… てことは
戻れないっていうことですか?
(標)
いや あの… ほんと申し訳ない!
せっかく プロポーズするって
決意したのに。
あっ もちろん
3カ月たったら復活するから。
3カ月?
うん。
てことは 3カ月
別れたまんまってことですか?
でも そのあと戻っても
ほら 問題ないからさ。
そんなこと言われたって。
ほんと ごめん!
そのかわり
料金は こっちで持つから。
だから
3カ月だけ待って。
はい。
(標)で 相談なんだけどさ。
何ですか?
あのさ 選TAXIって
いろいろ めんどくさくてね
3カ月 運転しないと
タイム営業停止になっちゃうの。
それって まずいからさ
タイム免停 解けるまで
代わりにやってくんない?
ん? 何を?
運転手。
はっ? 僕が?
お願~い。 その間に稼いだ分は
全部 枝さんの収入だから。
その前に 僕なんかが
勝手にやって大丈夫なんですか?
うん。 タイム書類に記入して
印鑑押して
後 タイム二種免許の
ちょっとした講習受ければOK。
そんな感じなんですね。
一生のお願い!
えぇ~。
♬~
で 電源入れると 下もつくから。
うん。
で 上が現在の時刻で
下が戻りたい時刻。
はぁ~ なるほど。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
見たことある?
あっ いえ。
どちらまで
お戻りになられますか?
どちらまで お戻りになりますか?
(標)お戻りになられますか?
丁寧に。
はい。
どちらまで
お戻りになられますか?
どんな仕事に就くか。
どんな部屋に住むか。
夜は何を食べようか。
怒っている彼女に何て言おうか。
ありがとうございます。
どうぞ すてきな選択肢を。
あめ なめます?
あめ なめます?
♬~
(標)いいね~
似合ってる 似合ってる。
ありがとうございます。
< こうして私のすてきな3カ月が
スタートした。>
♬~
(夏希)標さん いらっしゃいませ。
いらっしゃ~い。
あぁ~ どうも どうも。
ふぅ~。
(標)枝さん。
はい。
3カ月間 お疲れさまでした。
ん?
タイム免停 解けたよ。
あぁ そっか。
(標)
ねえ どうだった? この3カ月。
う~ん。
楽しかったですよ。
(標)でしょ?
ええ。
いろんな人たちとの
出会いもあって
いい経験もできましたしね。
そりゃ 良かった。
そっか~。 じゃあ
枝さんは これから戻って
プロポーズするのか~。
はい。
で それがうまくいけば
結婚ってことか。
まあ うまくいけばですけどね。
はぁ~ いいな 結婚か~。
俺も 誰か相手いないかな~。
あぁ ちょっと 標さん
とめて とめて。
あぁ~ はいはい… はい。
何 何? どうしたの? トイレ?
いやいや
ちょっと待ってください。
何?
いや ちょっと…。
♬~
♬~
♬~
♬~
すいません。
戻らなくて もう大丈夫です。
(標)えっ 何で?
まあ ちょっと…。
(標)もしかして… 彼女?
はい。
このままで大丈夫です。
いいの?
はい 出してください。
(標)ほんとにいいの?
はい。
彼女の3カ月を
ゼロにはできませんから。
わかった。
枝さん 海でも行こっか。
えっ?
せっかくだから
あいつらも誘おうっと。
♬~
もう 標さん
みんな行かないなら
Choiceでコーヒー飲んでたほうが
良かったんじゃないですか?
(標)みんなで
海までドライブへ行こう~!
(夏希)あっ 大丈夫です。
(標)えっ?
お店あるし。
寒いし。
いいや 行く!絶対行く!
意地でも海行く!
そうですか?
それはそうと
前から気になってたんですけど
Choiceのみんなって 乗客として
このタクシーを利用したことって
なかったんですか?
ないよ。
へぇ~。
だって信じないんだもん。
信じない?
戻れるって いくら説明しても
漫画じゃないんだからって
笑われて終了。
胸くそ悪いから もう言わないの。
じゃあ あの人たちにとって
僕らは?
普通のタクシー運転手。
ふ~ん。
ははははっ。
えっ?
ピッピー!
あれ?
(警官)標さんね ほんと
いいかげんにしてくださいよ。
(標)はい すいません。
はい じゃあ もういいよ。
はい。 では。
枝さん ごめん!
はい?
また やらかしちゃった~。
今度は何ですか?
タイムスピード違反と
タイム表示ミス。
私用と戻車 間違えちゃった。
うわ~。
枝さん 悪いんだけどさ
もう3カ月 延長で!
えぇ~ もう~。
ちっ しかたないな~。
えっ 何?
ちょっとうれしそうじゃん?
そんなことないですよ。
♬「あたしの向こう」
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
どうでした? 「素敵な選TAXI」。
楽しかった?
私もです。
ご覧のとおり
人生は分岐点の連続です。
もし あなたが
この先 選択を間違え…。
あぁ~ もう
最後 きめられなかったな~。
今のやり直したい。
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