2020年05月09日公開
2020年05月09日更新
M&Aブティックはアドバイザーと違う?人気おすすめ一覧
M&Aブティックとは、M&Aの専門家やその集団をいいます。M&Aをスムーズに行うためには、M&Aブティックなど専門家のサポートが重要になります。当記事では、M&Aブティックとアドバイザーとの違いを解説するとともに、人気おすすめのM&Aブティックを紹介します。
1. M&Aブティックとは
「M&Aブティック」とは、M&A過程での助言や支援を行う専門家集団や会社を指し、M&Aの知識・経験ともに豊富に有しています。主な担い手には、コンサルティングファーム・銀行・証券会社などがあります。
M&Aの認知度があがり企業規模を問わず活発化している昨今では、M&Aブティックなど専門家の数も増加傾向にあります。
M&Aブティックの業務
M&Aブティックの業務には、主に以下の4つがあります。
【M&Aブティックの主な業務】
- M&A仲介業務
- バリュエーション業務
- デューデリジェンス業務
- 各種契約書作成業務
①M&A仲介業務
M&Aブティックの1つ目の業務は、M&A仲介業務です。全てのM&Aブティックではありませんが、M&Aの相手探しや交渉などの仲介業務を行っているところもあります。
その際はただ単に相手をみつけるということではなく、M&Aを実施することによる相乗効果などを考えて、最適だと思われる相手先を選定します。
M&Aの相手先がみつかったら交渉に入りますが、その際、仲介形式のM&Aブティックは互いにとって公平な弟3者の立場として交渉を行います。
一方、アドバイザリー形式のM&Aブティックの場合は、会社に対して最大の利益を出すように交渉を進めます。
②バリュエーション業務
M&Aブティックの2つ目の業務には、バリュエーション業務があります。バリュエーション業務とは、M&Aの売買価格を決定することをいいます。
M&Aを行うにあたっては最大限利益が得られるように進めなければならないため、バリュエーションは重要な指針となります。
M&Aのバリュエーション業務には、コストアプローチや「マーケットアプローチなどの手法があり、それぞれの状況に合わせて有効な手法を選択することが重要です。
バリュエーション業務は会計や財務などの専門的知識が必要となるため、M&Aブティックの専門職に任せることで適正な価格でのM&Aが可能になります。
③デューデリジェンス業務
M&Aブティックの3つ目の業務は、デューデリジェンス業務です。デューデリジェンスとは、M&Aを行う予定の会社に対してさまざまな方向から調査することをいいます。
デューデリジェンスには財務・IT・税務・法務などさまざまな領域が存在し、それぞれ専門的な知識が必要になります。
デューデリジェンス業務を行うことにより、M&Aを実施するにあたって生じうリスクの発見や対処が可能になります。
④各種契約書作成業務
M&Aブティックの4つ目の業務は、各種契約書作成です。M&Aを行ううえでは、秘密保持契約書や基本合意契約書など、専門的な知識を要する契約書や書類を作成する必要があります。
また、契約書や書類を作成するだけではなく、不備なく適切な内容となっているのかをチェックすることも必要です。
M&Aブティックでは、M&Aに必要な契約書や書類の作成とチェックを行っており、依頼者は安心して任せることができます。
2. M&Aアドバイザーとは
M&Aブティックとよく似た役割を担うM&Aアドバイザーがあり、どちらもM&Aの専門家です。
M&Aアドバイザーは、会社がM&Aを行うため必要な手続きや業務を支援・助言する専門職のことをいい、M&Aコンサルタントやファイナンシャルアドバイザー(FA)と呼ばれる場合もあります。
M&Aアドバイザーの業務内容は、仲介形式とアドバイザリー形式であるかによって、サポートする立ち位置が変わります。
仲介形式では、売り手側と買い手側の間に介入して、お互いの利益を最大限にできるよう支援・行動します。
一方のアドバイザリー形式では、売り手側と買い手側のどちらに付き、依頼者の利益を最大限にできるように支援業務を行います。
M&Aアドバイザーの業務
M&Aアドバイザーの業務には、主に以下の5つがあります。
【M&Aアドバイザーの主な業務】
- M&A仲介業務
- 交渉業務
- 契約代行業務
- PMIのアドバイス業務
- 各種契約書作成業務
①M&A仲介業務
M&Aアドバイザーは、自社で持っている買収先または売却先リストからM&Aを行う会社を探します。
まずはM&Aの相手先を探さなければ成立にはつながらないだけでなく、どの会社を紹介するのかによってM&Aの成功も大きく左右されます。
M&Aアドバイザーは、市場の状態などを考えて慎重に会社を探す必要があり、経験や知識も問われる重要な役割を担っています。
②交渉業務
M&Aの相手先が決まったら、次に依頼された側の立場から交渉を代行して行います。例えば、依頼者が売り手であれば、売り手側の利益が最大限になるように交渉を進めます。
交渉業務では豊富な経験や知識が必要であり、M&Aアドバイザーは経営者の希望などを理解したうえで、交渉に臨みます。
③契約代行業務
M&Aに関する契約代行業務は、一般的に交渉業務と併せて行われるケースが多くなっています。
M&Aを行ううえで必要となる契約には不備があってはならないため、業務に精通したM&Aアドバイザーが代行しています。
④PMIのアドバイス業務
M&Aアドバイザーは、M&A後の統合プロセスであるPMIのアドバイス業務も行います。経営者自身がPMIを行うこともできますが、本業やそのほかの業務をこなしながら対応するのは難しいというケースも少なくなりません。
PMIはM&Aの成否を分けるといっても過言ではないほど重要であるため、M&Aアドバイザーが助言をしてスムーズに実施できるようサポートします。
⑤各種契約書作成業務
M&Aに必要な契約書作成はM&Aアドバイザーにとって重要な業務になります。作成する契約書には、秘密保持契約書・基本合意契約書・最終契約書などがあります。
これらの契約書を作成する際は、仕事を依頼された会社の経営者だけではなく、買収先・売却先のM&Aアドバイザーや経営者に対して説明や報告することもあります。
3. M&AブティックとM&Aアドバイザーの違い
M&Aブティックは、M&Aに関するアドバイスやサポートを業務とする会社を指す言葉です。一方、M&Aアドバイザーは、M&Aの相手を探したり手続きを代行したりする専門家を指す言葉です。
ここでは、M&AブティックとM&Aアドバイザーの違いを以下3つの観点から解説します。
- 業務内容から見た違い
- 依頼目的からの違い
- M&A仲介会社との違い
業務内容から見た違い
M&AブティックはM&Aを行う会社に変わって必要な業務を行う会社自体のことをいいます。
実際にM&Aを行うためにはさまざまな手続きが必要となるため、M&Aブティックのような専門家に依頼するケースが増えてきています。
一方、M&Aアドバイザーの業務には法人としての許認可が必須ではないため、個人でコンサルタントを行うことも可能です。
依頼目的からの違い
依頼者の立場からみると、M&Aブティック・M&Aアドバイザーのどちらに依頼してもM&Aに関する助言やサポートを受けられるため、大きな違いはありません。
M&AアドバイザーはM&Aブティック内に在籍しているケースが大半であるため、直接依頼するのではなく会社(各ブティック)を通して、担当アドバイザーがつく形になるのが一般的です。
M&Aブティックには士業などが在籍していたり提携していたりするため、ワンストップでの支援を可能としているところも多いのが特徴です。
しかし、前述のようにM&Aアドバイザーのなかには個人で支援業務を行っているケースもり、そのような場合はどれだけのネットワークを有しているかがカギとなります。
M&A仲介会社との違い
M&AブティックとM&A仲介会社は、どちらもM&Aに関する支援を行っていますが、両者の違いはその立ち位置にあります。
M&A仲介会社は、同じアドバイザーが売り手・買い手両社の間に立ち、友好的なM&Aの成立を目指してサポート・交渉を行います。
一方のM&Aブティックは、中立的な立場でサポートを行うケースもありますが、ほとんどの場合はアドバイザリー形式をとっており、売り手側あるいは買い手側のどちらかにつき、依頼者の利益が最大となるように交渉を進めます。
4. M&Aブティック一覧と強み
実際にM&Aを検討する場合、どのM&Aブティックに相談すればよいか悩むこともあるでしょう。この章では、主なM&Aブティックとそれぞれの強みを紹介します。
【M&Aブティック一覧】
- M&A仲介会社
- 外資系投資銀行
- 経営コンサルティング
- 証券会社
- メガバンク
①M&A仲介会社
M&Aブティックの1つ目は、M&A仲介会社です。M&A仲介会社は、売り手側と買い手側の間に入って、中立的な立場から成約を目指してサポートを行います。
弁護士や会計士などの士業が在籍していることがほとんどであり、全ての過程をM&A仲介会社のみで行えることが多く、スムーズにM&Aが進められるという特徴があります。
小規模~中規模までの案件に対応していることが大半であるため、中小企業のM&Aサポートに向いているといえます。また、個人M&Aのような少額のM&Aに対応している仲介会社も割合多くみられます。
②外資系投資銀行
M&Aブティック一覧の2つ目は外資系投資銀行です。外資系投資銀行はM&Aブティックのなかでも大型案件の実績数が多い特徴があります。
顧客である企業に対してM&Aや資金調達の助言を行っており、顧客の多くを大手企業が占めています。世界中に多くの拠点があるという強みを活かし、クロスボーダー案件にも対応しています。
③経営コンサルティング
M&Aブティック一覧の3つ目は経営コンサルティングです。経営コンサルティングは、顧客企業の経営基本方針や計画の立案や、現在の状況を調査・分析して課題解決プランの提案などを行っています。
そのような業務特性から、経営コンサルティングはM&Aブティックのなかでも論理的な思考や分析能力に卓越していることが強みです。
④証券会社
M&Aブティック一覧の4つ目は証券会社です。証券会社では、有価証券株式や債券などの有価証券を売買の取次ぎや引受けなどを行っています。
国内大手証券会社の大半はM&Aの専門部署を持っており、一般的に上場企業の大規模なM&A案件を取り扱っています。
M&Aブティックのなかでも、証券会社は通常のM&Aスキームだけでなく、上場企業が実施する株式公開買い付け(TOB)の代理人を兼ねることもできます。
⑤メガバンク
M&Aブティック一覧の5つ目はメガバンクです。メガバンクのほとんどはM&A専門のチームを持っており、主にメインバンクとして利用している会社の案件を取り扱っています。
全国に支店があり豊富なネットワークを持っていることや、ノウハウも十分に備えている点がメガバンクの強みです。ただし、中小規模の案件を取り扱うことはほとんどなく、大規模M&A案件が中心です。
5. M&Aブティックの人気おすすめ一覧
前章で紹介したように、M&Aブティックにはそれぞれ強みがあるので、自社の目的や規模に合ったところを選ぶことがポイントです。ここでは、多数のM&Aブティックのなかから、特に人気のあるところを紹介します。
【M&Aブティックの人気おすすめ一覧】
- M&A仲介会社
- 外資系投資銀行
- 経営コンサルティング
- 証券会社
- メガバンク
①M&A仲介会社
まずは、M&A仲介会社のおすすめ5社を紹介します。
【M&Aブティック(M&A仲介会社)のおすすめ5社】
- M&A総合研究所
- 日本M&Aセンター
- 株式会社ストライク
- M&Aキャピタルパートナーズ
- 株式会社オンデック
①M&A総合研究所
人気おすすめの1社目は、M&A総合研究所です。M&A総合研究所では、アドバイザー・実務経験が豊富な会計士と弁護士がチーム体制でフルサポートを行っています。
専門性の高いサポートにより迅速なM&Aを実現を可能にしており、顧客満足度・成約率ともに高いM&Aブティックです。
料金体系は完全成功報酬となっており、無料相談をWeb・電話で随時受け付けているので、忙しい経営者の方でも費用や時間を気にせず相談できます。
報酬・相談料 | 完全成功報酬型、相談無料 |
URL | https://masouken.com/lp01 |
②日本M&Aセンター
人気おすすめの2社目は、日本M&Aセンターです。日本M&Aセンターには、M&Aコンサルタントが200名以上在籍しています。取り扱っている件数が非常に多いため、常に売買案件ともに豊富なM&Aブティックです。
報酬・相談料 | 着手金と成功報酬、相談料無料 |
URL | https://www.nihon-ma.co.jp |
③株式会社ストライク
M&A仲介会社人気おすすめの3社目は、株式会社ストライクです。ストライクは金融機関や会計事務所と連携しながらM&Aの情報収集を行っています。また、M&Aの相手企業をネット上で探すことができるSMARTも運営しています。
報酬・相談料 | 着手金・成功報酬(レーマン方式)、相談料無料 |
URL | https://www.strike.co.jp |
④M&Aキャピタルパートナーズ
人気おすすめの4社目は、M&Aキャピタルパートナーズです。M&Aキャピタルパートナーズは、株式会社レコフと提携しており、高い提案力に強みを持つM&Aブティックです。東京を中心とした案件を豊富に取り扱っています。
報酬・相談料 | 着手金不要、完全成功報酬型、相談料無料 |
URL | https://www.ma-cp.com |
⑤株式会社オンデック
人気おすすめの5社目は、株式会社オンデックです。オンデックは、大阪と東京に拠点を置くM&Aブティックです。中小企業のM&A支援のほか、小規模のM&A案件にも対応しています。
報酬・相談料 | 相談から簡易評価までは無料、成功報酬制(レーマン方式) |
URL | https://www.ondeck.jp |
②外資系投資銀行
次は、外資系投資銀行のおすすめ5社を紹介します。
【M&Aブティック(外資系投資銀行)のおすすめ5社】
- 三菱UFJモルガンスタンレー証券
- ゴールドマン・サックス
- ラザード
- メリルリンチ
- JPモルガン
①三菱UFJモルガンスタンレー証券
外資系投資銀行のおすすめ1社目は、三菱UFJモルガンスタンレー証券です。
三菱UFJモルガンスタンレー証券は、東京・名古屋・大阪の3つを拠点にしており、国内外企業・事業部門のM&A支援を行っています。
三菱UFJフィナンシャル・グループとモルガン・スタンレーの幅広いネットワークを生かしたコンサルティングが強みであり、外資系投資銀行では国内トップクラスの実績を持つM&Aブティックです。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.sc.mufg.jp |
②ゴールドマン・サックス
外資系投資銀行のおすすめ2社目は、ゴールドマン・サックスです。ニューヨークを本拠とするゴールドマン・サックスは、米国の大手金融機関です。
世界中の主要な都市(55か国)に拠点があり、サービス提供対象は企業や裕福層の個人だけでなく、政府や公的機関まで多岐に渡ります。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.goldmansachs.com |
③ラザード
外資系投資銀行のおすすめ3社目は、ラザードです。ラザードは優秀なアドバイザーによる少人数よるサポート体制を採用しているM&Aブティックであり、日本企業に対してファイナンシャルアドバイザリーサービスを提供しています。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.lazard.com |
④メリルリンチ
外資系投資銀行のおすすめ4社目は、メリルリンチです。メリルリンチは、バンク・オブ・アメリカの投資銀行部門です。
かつては、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチして活動していましたが、バンク・オブ・アメリカの傘下となり、現在はバンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズという名称になっています。
M&A事業だけでなく、リスクマネジメント・市場調査・融資・株式売買など、幅広い事業展開をしています。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.bofaml.com/content/boaml/ja_jp/home.html |
⑤JPモルガン
外資系投資銀行のおすすめ4社目は、JPモルガンです。JPモルガンは、アメリカのある大手金融機関のJPモルガン・チェース・アンド・カンパニーの子会社である投資銀行です。
大規模M&AやクロスボーダーM&Aのアドバイザリー業務を行っているほか、投資ファンドの取引でも財務アドバイザーとしてサポート役を担います。2018年の日本でのM&Aランクバリューで上位に入るなど、国内でも知名度が高いM&Aブティックです。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.jpmorgan.co.jp/country/JP/ja/jpmorgan |
③経営コンサルティング
以下では、経営コンサルティングのおすすめ5社を紹介します。
【M&Aブティック(経営コンサルティング)のおすすめ5社】
- デロイトトーマツ
- PwCアドバイザリー合同会社
- アクセンチュア
- KPMGFAS
- EYトランザクション・アドバイザリー・サービス
①デロイトトーマツ
人気おすすめ経営コンサルティングの1社目は、デロイトトーマツです。デロイトトーマツの専門分野にはコンサルティング・法務税務・監査・ファイナンシャルアドバイザリーなどがあります。
多くの分野において、専門性の高いサービスを提供しているのが特徴のM&Aブティックです。
報酬・相談料 | 売手・買手会員は無料、M&A専門家は会員種別によって課金体系が異なる |
URL | https://www2.deloitte.com/jp/ja.html |
②PwCアドバイザリー合同会社
人気おすすめ経営コンサルティングの2社目は、PwCアドバイザリー合同会社です。PwCアドバイザリー合同会社は、インフラ・M&A・事業再生と再編の3事業を主軸とするM&Aブティックです。
PwCアドバイザリー合同会社は、世界四大会計事務所であるPwCの一員として、世界中にあるグローバルネットワークを活用することができます。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.pwc.com/jp/ja.html |
③アクセンチュア
人気おすすめ経営コンサルティングの3社目は、アクセンチュアです。アクセンチュアは、世界トップクラスの総合コンサルティングファームであるアクセンチュアの日本法人です。アクセンチュアは、豊富な経験から質の高いサービスを提供するM&Aブティックです。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.accenture.com/jp-ja |
④KPMGFAS
KPMG FASは、世界の約150ヵ国超において、会計監査、税務、アドバイザリーを3つの事業を柱とするM&Aブティックです。日本国内だけでなく国外を含め、顧客企業個別の経営改題に焦点を合わせた助言を行っています。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://home.kpmg/jp/ja/home.html |
⑤EYトランザクション・アドバイザリー・サービス
EYトランザクション・アドバイザリー・サービスは国内国外にビジネスフィールドとしており、世界中に1万2500人近くのプロフェッショナルを擁し、年間多数のトランザクションに携わっています。
また、グローバル・ネットワークの豊富な経験を活用して、複雑な会計・規制・業界の問題などに対応しています。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.eytas.co.jp |
④証券会社
続いて、証券会社のおすすめ5社を紹介します。
【M&Aブティック(証券会社)のおすすめ5社】
- 野村證券
- 大和証券
- SMBC日興証券
- みずほ証券
- 三菱UFJ証券ホールディングス
①野村證券
野村證券は、国内で最も大きな証券会社です。幅広いネットワークを強みとするM&Aブティックであり、日本だけでなく世界各国で事業を展開しています。
国内・国外どちらでもM&Aを専門に取り扱うチームがあり、自社のノウハウや組織網を活かしたサービスを提供しています。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.nomura.co.jp |
②大和証券
大和証券は、グループ内企業の大和総研と相互協力しながらM&A業務を行っています。その業務の範囲は広く、M&Aの事前戦略の相談からM&A後のPMIに関するアドバイスまでの支援サービスを提供しています。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.dir.co.jp |
③SMBC日興証券
人気おすすめ証券会社の3社目は、SMBC日興証券です。SMBC日興証券は、2016年に三井住友フィナンシャルグループの子会社となり、2018年にはSMBCフレンド証券と合併し、日本国内において大手の証券会社へと成長しました。
幅広い三井住友フィナンシャルグループのネットワークを利用し、M&Aの支援業務を行っています。三井住友銀行とも連携しており、資金や融資などのサービスも提供しています。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.smbcnikko.co.jp |
④みずほ証券
人気おすすめ証券会社の4社目は、みずほ証券です。みずほフィナンシャルグループは、近年非常に高い実績を積み重ねており、2018年度において取扱件数・取引金額ともに2位の実績があります。
みずほ証券が持つ多くの支店や、連携しているみずほフィナンシャルグループととの幅広いネットワークが強みです。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.mizuho-sc.com/index.html |
⑤三菱UFJ証券ホールディングス
人気おすすめ証券会社の5社目は、三菱UFJ証券ホールディングスです。東京・大阪・名古屋の3拠点持っており、各場所においてM&A専門スタッフが存在しています。
三菱UFJ証券ホールディングスは、豊富な経験に基づく高度なノウハウに強みがあり、スピーディーかつきめ細かなサービスを提供できる体制を整えています。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.hd.sc.mufg.jp |
⑤メガバンク
最後に、メガバンクのおすすめ3社を紹介します。
【M&Aブティック(メガバンク)のおすすめ3社】
- みずほフィナンシャルグループ
- 三菱東京UFJフィナンシャルグループ
- 三井住友フィナンシャルグループ
①みずほフィナンシャルグループ
人気おすすめメガバンクの1社目は、みずほフィナンシャルグループです。みずほフィナンシャルグループは、みずほ証券・みずほ銀行・みずほ総合研究所などのグループ企業と協力し、幅広いM&A支援業務を行っています。
また、アメリカのペレラ・ワインバーグ・パートナーズとも業務提携しており、海外での日本企業へのM&Aにもアドバイスを行っています。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.mizuho-fg.co.jp |
②三菱東京UFJフィナンシャルグループ
人気おすすめメガバンクの2社目は、三菱東京UFJフィナンシャルグループです。三菱UFJフィナンシャル・グループは、日本国内や外国ともに大手企業に向けてM&Aの支援業務を行っています。
主な協力先には、三菱UFJ銀行と三菱UFJモルガン・スタンレー証券があり、東京・名古屋・大阪3つの拠点にM&A専門スタッフを配置し、全国の案件に対応するM&Aブティックです。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.mufg.jp/ |
③三井住友フィナンシャルグループ
人気おすすめ経営コンサルティングの3社目は、三井住友フィナンシャルグループです。取扱い件数が非常に多く、2018年度取扱件数1位を獲得しています。
三井住友フィナンシャルグループは、アメリカのモーリスと業務提携しており、日本だけでなく国外のM&A支援業務にも強みを持つM&Aブティックです。
また、法人用ビジネスマッチングプラットフォームである「Biz-Create」を運営しています。現在のサービスではまだ企業同士のM&Aマッチングは行えないものの、今後は「Biz-Create」を積極的に取り入れていき、M&Aのマッチングにも対応していく予定としています。
報酬・相談料 | 要相談 |
URL | https://www.smfg.co.jp |
6. まとめ
今回は、M&AブティックとM&Aアドバイザーの違いを解説しました。M&Aブティックは高い専門性とノウハウを持ち、各々異なる強みを持っています。
【M&Aブティックとは】
- M&Aブティック:M&Aの専門家やその集団を指す言葉。主な業務は、M&A仲介・バリュエーション・デューデリジェンス・各種契約書作成など。
【主なM&Aブティック】
- M&A仲介会社
- 外資系投資銀行
- 経営コンサルティング
- 証券会社
- メガバンク