新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月26日の沖縄大会を最後に興行を中止していた新日本プロレスが9日、今月15日からの大会再開を発表した。
この日、新日本プロレスワールドと新日本プロレス公式YouTubeチャンネルでのオンライン会見に菅林直樹会長と棚橋弘至が出席。全選手、レフェリー、リングアナウンサー、トレーナー全員に抗体検査を実施した上で15日、無観客での大会再開を決めたもの。
6月15、16、17日、22日、23日、24日、7月1日、2日、3日すべて午後7時から無観客、オンライン中継で毎年春に行われてきたシングル最強トーナメント「NEW JAPAN CUP2020」(NJC)を開催する。例年、ヘビー級選手によるトーナメントだったが、今回はジュニアヘビーの選手も参戦。
主なカードは16日の1回戦で本間朋晃VS高橋ヒロム、17日の同・オカダ・カズチカVS外道、22日の同・棚橋VSタイチ、飯伏幸太VSザック・セイバーJr.など。
24日、7月1日が2回戦、2日が準々決勝、3日が準決勝。そして、7月11日、12日の大阪城ホール2連戦からは通常の3分の1の観客を入れての大会開催となる。
11日午後5時からの大会でNJC決勝。12日のメインイベントでIWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタルの2冠王者・内藤哲也VS NJC王者の2冠戦が行われる。7月13日以降の大会開催は状況を注視した上で決定する。また、毎年7月に行われていた北海道シリーズは中止が決まった。
この日のオンライン会見で棚橋は「大会中止で悲しくつらい思いを僕たちもしてきました。再開はもっと後になるのではないかと思っていたので、15日に再開できることをうれしく思います。たまったエネルギーを全部出して、選手一同戦っていきます。新日の新しい形を見せていきたいと思っていますので、楽しみにしていてください」と笑顔で話した。