朝鮮日報

韓国政府、「鳳梧洞の戦い」戦勝100周年記念切手を発行

報道資料で「日本軍は罪もない良民を虐殺」「民族の主体性を守ろうと努力した独立軍を記憶しよう」

韓国政府、「鳳梧洞の戦い」戦勝100周年記念切手を発行

 韓国政府の科学技術情報通信部(省に相当)郵政事業本部が、大韓民国独立運動史の重要な戦果の一つである「鳳梧洞の戦い」戦勝100周年に合せ、記念切手68万8000枚を5日に発行する。同本部が4日に明らかにした。

 1920年6月7日、洪範図(ホン・ボムド)将軍などが率いる独立軍連合部隊は、中国の吉林省和竜県鳳梧洞の谷へ日本軍を誘い込んで戦闘を繰り広げ、157人を射殺しておよそ300人を負傷させた(原文ママ)。独立軍の被害は戦死者4人、重傷者2人だった。

 記念切手の図柄には、独立記念館に所蔵されている西洋画家の故・任直淳(イム・ジクスン)画伯の作品「洪範図将軍の鳳梧洞の戦い」を収めた。5日から近所の郵便局や「インターネット郵便局」(www.epost.go.kr)で購入できる。

■「武装闘争で自主独立を達成できるという希望を与えた事件」

 郵政事業本部は4日に配布した報道資料で、鳳梧洞の戦いの背景になった「三屯子の戦い」について詳細に説明しつつ「(独立軍の攻撃を受けて)追撃に出てきた日本軍は独立軍部隊を発見できず、罪もない良民を虐殺した」と強調した。

 また郵政事業本部は、鳳梧洞の戦いの意義について「日帝の弾圧に苦しんでいた韓国民族に、武装闘争で自主独立を実現できるという希望を与え、1920年代に独立戦争が活発に展開する契機となった」と評価した。

 朴鍾石(パク・チョンソク)郵政事業本部長は「今回の記念切手発行を通して、民族の主体性を守ろうと努力した独立軍を記憶し、独立の希望と信念を植え付けた鳳梧洞の戦いの意味をかみしめるきっかけになることを望む」と語った。

チョン・チョルファン記者

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