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templa6 の最近のレビュー

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41件中 1-10 を表示
3 人がこのレビューが参考になったと投票しました
記録時間: 3.2 時間
廉価版Actiom Verge

日本語レビューが全然なかったのと、全実績解除記念を兼ねて

概要
タイトル通り、Mech Chip(Mechのコアみたいなもの)を操作して、
施設内のガーディアンとボスを倒す非常にシンプルなメトロイドヴァニア
Mech Chip自身は移動速度とジャンプ力こそ高いものの、全く攻撃手段を持たないため
施設内の各所にあるMechを利用して先に進むことになる

いいとこ
・マップの構造がシンプルで、イベント進行でマップの構造が変わったり、
 戻れなくなるということがないので気軽に進行できる
・2時間程度で全実績解除できてしまうお手軽感
 
わるいとこ
・他のメトロイドヴァニアに比べるとやっぱり内容的には薄い
・1番目(JumpMech)と2番目(TankMech)が異常なまでに強いため、他のMechが空気
 8番目(NinjaMech)は移動速度・攻撃力ともに優秀だが、
 最後のガーディアンを倒した時点で使用できるようになるため、今更感がパない

総論
Gato RobotoやAxiom Verge、Shadow Complexをはじめ、
先駆者かつボリューム満点の類似ゲームがあるため魅力を感じにくいが、
他はない500円(セール時には200円程度)という安さが嬉しい。
ワゴンゲーにしてはちゃんとメトロイドヴァニアしており、
通しプレイでバグが散見されるということもなかったので、
良作ワゴンゲーがお好きな人にはオススメできる。たぶん。
投稿日 3月8日. 最終更新日 3月8日
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2 人がこのレビューが参考になったと投票しました
記録時間: 8.6 時間
NESチックな横スクロールソウルライクアクション

全実績解除記念
非セール時にはお値段が4桁のため若干割高感があるが、セールで確実に3桁になるため
セール時の購入をおすすめしたい

あらすじ
 ある時襲来した、自己進化する生合成生命体によって人類は死滅した世界。
 かつての街には灰がつもり、致死性の霧が空を覆っている。(ちょっとメトロっぽい)
 そんな世界で唯一生き残った人間の少女(名前無し)は、メッセージを受け取る。
 そこには、「もしこれを受け取ったら、太陽神殿の最上階に来て欲しい」と書かれていた。
 少女は一縷の望みをかけて、神殿に向かうことを決意する。送り主は一体何者なのか...

いいとこ
・高難易度
  ソウルシリーズを意識したのかもしれないが、難易度はかなり高い。
  主人公の敵となる、いわゆるモンスターは、1回や2回の攻撃で倒すことはできない。
  しかも敵から食らうダメージがでかい。
  最初のうちは次のセーブポイントまで行くまでに何度も死ぬ。
  が、行動にはパターンが有るため、ちゃんと見切ればノーダメージで倒すこともできる。
・モンスターのデザイン
  サイレントヒルとはちょっと方向性が違うが、特に大型のモンスター(いわゆるボス)は
  「なんだこれは...たまげたなあ」とか「うわぁすごいよぉ」と思うことは間違いない。
  小型の敵についてはちょっと可愛らしいものもあるが、主人公に対する殺意は十分である。
・ENシステム
  各モンスターにはHP(白)の他にEN(青)の値があり、
  ゲーム中で手に入るいくつかの武器は、ENに大きくダメージを与えるものがある。
  ENを0にするとその敵は無防備な状態となり、与えるダメージが2倍となる。
  また、ENが再チャージされる前に敵を倒すと、弾薬および体力回復が手に入る。
  ENが0になった時に、その場に立ち尽くすものや、ひたすら突進してくるもの、
  全く行動に変化のないものなど、それぞれのモンスターで行動パターンが違うため、
  ENを削ってから倒すか、それとも一気にHPを剥ぎ取るかで悩みどころとなる。
・あんまり救われないストーリー
  世界観全体としても、ストーリー的にも、状況的に救いがないのでやむを得ない感はある。
  むしろここからハッピーエンドな流れを用意しなかったことを評価したい。
  最後の選択によってはいくらか救いはあるが...程度。

わるいとこ
・高難易度
  理不尽とは言わないが、開幕からぶっ飛ばしていくくらいには高難易度である。
  初期状態のツルハシ一丁では、殆どの敵に負けるくらいへなちょこな主人公で、
  テーザーが手に入ればかなりマシにはなるのだが、
  逆にサブ武器が揃うようになるとパワーゲーム化する傾向があるため、
  バランス取りが極端と言わざるを得ない。
・マップ間の繋がりが分かりにくい
  同じ区画(マップ)に複数の入り口があり、何度か行ったり来たりすることになる。
  そのため「あれ?ここは前来た場所?それとも別のとこだっけ?」みたいな混同をしやすい。
  特に、次にどこに行ったらいいかわからなくなった時がしんどい。
・サブ武器が優秀すぎる
  手持ちのツルハシ(または消化斧)は射程が限られており、
  殴りに行く際にこちらもダメージを食らうことが多い。
  それに比べると一部のサブ武器が非常に優秀で、
  それさえあればクリアが可能なくらいである。
  サブ武器は使用する度に弾薬を消費するのだが、随所にある箱や敵から回収できるので
  サブ武器でゴリ押しが出来てしまう場面がある。特にプラズマグレネードとSMGがヤバい。
・説明が不親切
  主人公の行く手を阻むマップの各所にある石像は、
  サブ武器のハンドキャノンで破壊することができる。
  が、その説明は一切ない。せめて説明くらいくれよ。

総論
 全実績解除に2周プレイが必要で、トータルで7-8時間くらいのボリューム。
 真エンドは2周目でないと見られないので要注意。
 ちょっと手応えのあるゲームを1000円以下でプレイしたいというのであれば
 適当ではなかろうか。
 ちなみにメトロイドヴァニア的な要素はハンドキャノンくらいしかないので、
 そっちに期待すると肩透かしを食らうと思う。
投稿日 2019年12月28日. 最終更新日 2019年12月28日
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4 人がこのレビューが参考になったと投票しました
1人がこのレビューが面白いと投票しました
記録時間: 5.1 時間 (レビュー時に4.1時間)
小粒ながらインディゲームらしい脱出ゲーム

全実績解除できたのでレビュー

概要
 1日を終えて家路へ向かう主人公。
 疲れからか、不幸にも終点駅に到着してしまう。
 当て所無くとある部屋に迷い込んだ主人公に対し、
 部屋の主、Davidが言い渡した滞在の条件とは...。

いいとこ
・1プレイが短い
  プレイを始める前に「セーブ機能はないよ!」と警告が出るが、
  よほど手間取らない限り、おそらく1プレイ30分以下程度の小粒感である。
  初回プレイこそ戸惑うものの、仕掛けが分かってしまえば10分以内にクリアできるので、
  リトライする気力も湧こうというもんである。
・マルチエンド
  現在は7つのエンディングが用意されている。
  真エンド以外は一癖二癖ありそうなエンディングであり、
  クロノ・トリガー調と言うよりはクロノ・クロス調の意味深なエンドとなっている。
・脱出ゲーでありながら、脱出ゲーに収まらない仕掛け
  もちろん普通に自分だけ脱出してもいいのだが、それでは真のクリアにはならない。
  部屋の時空間パラドックスと、それにまつわる人間関係を解いて初めて真エンドとなる。
 
わるいとこ
・字が見づらい
  特に黒背景に青文字はやめてくれ、裸眼視力0.1以下の俺に効く。
   → 11/16のFixでだいぶ見やすくなった
  また16:9のフルスクリーンでプレイすると、ドット間の間隔が空きすぎて、
  字だけでなく部屋全体も見づらくなるので、ウインドウモードでプレイするほうが良い。
  ウインドウモードでプレイする場合、タイトルにも注目してやってほしい。
・UI的に操作できることがわかりにくいものがある
  初回プレイで特にハマることだと思うが、
  テレビとラジオが操作できることが直感的に分かりにくい。
  それ以外で特に困ることはなかったが、両者共ストーリーの主軸となるオブジェクトなので、
  もう少し手心というか、分かりやすいようにして欲しいところだった。
・日本語に対応していない
  しょうがないね。

総論
 自己防衛エンド以外は条件が分かりやすいので、
 全実績解除にそこまで苦労することもないと思われる。
 全体的にインディーズらしい脱出ゲームという仕上がりで、かつバグも見当たらないし、
 無料だからやってみたらええんちゃう。

その他
 ラジオはダイヤル部分でマウス左を左右にドラッグすることで周波数と音量を調整できる。
 テレビはダイヤルの下にあるボタンをクリックでスイッチのON/OFF
 ダイヤルの左または右側をクリックすることでチャンネルを変えられる。


※以下重篤なスポイラー。これからプレイしようという人は見ないほうがいい。

・回転錠の開け方
番号は105.3のテーブルの裏側に書いてある。2桁目を最後に合わせないと開かない。

①パラドックスEND
部屋のパラドックス数が1つ以上の状態で、自分だけ部屋から脱出する。
Davidを怒らせると、強制的に②か③エンドになるので注意。


②殺されるEND
Davidにひたすら会話しまくって怒らせる。
その後、Davidに部屋から脱出することを提案すると拒否されるが、
駅まで戻ってくるとDavidが追ってくる。そのまま捕まって殺される。


③一人で逃げるEND
部屋の全てのパラドックスを解消した状態で自分だけ部屋を出るか、
追ってきたDavidから逃げて電車に乗る。
後者の場合、部屋のパラドックス数は関係ないため、クリアまで短時間で済む。


④一緒に逃げるEND1
Davidが怒っていない状態で、部屋から脱出することを提案する。
Davidと2人で幸せな脱出をして終了。


⑤一緒に逃げるEND2
全てのテレビのチャンネルを5に合わせると、テレビを通してKarisと会話できる。
部屋のパラドックスを全て解消した状態で、
ラジオを一番左か一番右に合わせると、Karisが出現、合流できる。
Davidが怒っていない状態で、部屋から脱出することを提案する。
David・Karisと3人で幸せな脱出をして終了。


⑥二人とも殺されるEND
Karisと合流するまでは⑤と同じ。
Davidにひたすら会話しまくって怒らせ、部屋から脱出することを提案する。
Karisと2人で部屋を脱出した後、追ってきたDavidに捕まって殺される。


⑦自己防衛END
全てのParadoxを取り除くまでは③と同じ。
Davidにひたすら会話しまくって怒らせ、部屋から脱出することを提案する。
その後、追ってきたDavidから逃げて線路に降りると、
Davidもそれを追って線路に降りてくるので、電車が来る前に自分だけホームに上がる。
Davidは電車に轢かれて死亡、自分だけ電車に乗って終了。
投稿日 2019年11月15日. 最終更新日 2019年12月28日
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6 人がこのレビューが参考になったと投票しました
1人がこのレビューが面白いと投票しました
記録時間: 0.9 時間
百合ゲーかと思いきやその内容は...

以下ネタバレ注意
この話の設定をめちゃめちゃ盛って重くするとThe Cat Ladyになる
逆に言うとHarvester Gamesのあのクソ重い設定はプレイしていて辛い、という人への

百合鬱ストーリー入門としては丁度いいのかもしれない

そもそもこの話における百合要素なんて、某探偵オペラのオペラ要素くらいな感じなので、
そういうのを過度に期待してはいけない(戒め)

もし貴方がThe Cat Ladyをプレイしていなくて、
またこのゲームをプレイして気に入ったなら、是非プレイしてみるといい
やっぱミカルスキーおじさんは変態なんだなってよく分かるゾ

投稿日 2019年8月3日. 最終更新日 2019年8月3日
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5 人がこのレビューが参考になったと投票しました
2 人がこのレビューが面白いと投票しました
記録時間: 16.8 時間 (レビュー時に5.6時間)
Skautfoldシリーズ1作目(レビュー時点で3作目まで発売中)

全実績解除したしシリーズも完結したので記念レビュー

概要
 1897年 ブリタニア神聖帝国 ドーセット
 Walthamと名乗る人物によって呼び起こされ、
 死んでも時間を巻き戻して復活させられる、ご無体な契約を結ばされた主人公が、
 館に蔓延る超常の霧を払うために、館の調査を始める...という、
 なんというか、紅魔異変とブラボとクトゥルフを大鍋にぶち込んで煮込んだような物語
 元はTELEGLITCH調の見下ろしアクションゲーだったようだが、
 最終的にダンジョン&ドラゴンズ調の2Dベルトアクションに落ち着いた様子
 たぶん作者はダクソよりブラボ派なんだろうなあって思うくらい、システムがブラボに似ている

いいとこ
・フォロワーでありながら、そこそこ完成度が高い
  ダクソまたはブラボのシステムと、
  クトゥルフD20における探索者のじわじわ来る恐怖感をうまくミックスしていたり、
  2Dベルトアクションゲーの基本(Z軸の有効性など)もちゃんと押さえていたり、
  難易度は高めと言っても、いわゆるクソゲーにありがちな理不尽な難易度ではない
  最悪、レベルを上げて物理で殴ればなんとかなる
・そのくせ有料版でもそこまで高くない
  マルチエンド全部、クリア後の隠し要素(後述)までプレイすると、お値段相応だと思う
  ただし全実績解除には、相応のプレイスキルか時間が要求されるので、そこだけ注意
・少人数開発のわりには、音楽がとてもよい
  低予算ゲーではBGMなしになりがちだが、
  自己主張せず、それでいてちゃんとゲームの雰囲気ともマッチしたBGMが用意されている
男女平等にモツが抜ける
  しかもちゃんと口から血を吐いて死ぬ
  メイドさんのドット絵とか結構kawaiiけど、それでも口から血を吐いて死ぬ
  え?倫理観?見た目が人間なだけで実は魔法生物でしょヘーキヘーキ

わるいとこ
・システムが不親切
  死ぬだけでなく、自己強化でも正気度が下がるシステムを採用しており、
  また正気度を失えば失うほど敵が強くなる仕様のため、
  ロクに強化もしないまま立て続けに死ぬと、敵は強いのに自分はへなちょこで、
  死がさらに次の死を呼ぶ厄介なシステムとなっている
・説明も不親切
  ダッシュ中に攻撃することで出せる突きや、
  前転中に攻撃することで出せるアッパー切りなどの説明が一切ない
  特にダッシュ突きは1対1の状況においてかなり強いので、
  できれば使用できる攻撃方法の一覧などが欲しいところ
・その他気になった点
  懐中時計は自キャラが所持しているはずなのだが、
  今の時間(=正気度)を確認できなかったり、
  隠しボスの部屋に入るために正気度を下げるのがわりと手間だったり、
  複数のセーブデータをロードすると、隠しモードが未開放の状態になってしまったりと、
  若干の粗が目立つ
・日本語に対応していない
  念

総論
 難易度が高い上に、(正気度的な意味で)救済措置がないのは確かだが、
 ガードで遠距離攻撃以外の攻撃をほぼ防ぐことができる上、
 スタミナがマイナスになってもガードはできるため、
 慣れないうちでも敵のパターンが把握しやすくなっている
 また、正気度については0になっても能力などにペナルティはないので、
 Vitaeを貯めて地味に強化し続けるなら、必ずどこかで立て直せるはず
 本格的に敵が変異し始めるのは正気度30を切ってからなので、
 10回や20回死んだところでそこまで問題はない、諦めずがんばろう

 ダクソを途中で投げた自分が問題なくクリアできたので、
 よほど2Dアクションが下手な人でも、1周する頃には慣れるものと思われる
 システム的にはダクソ/ブラボよりはまだ有情と言えるのではないだろうか
 少なくともDarkMausよりは間違いなく有情だと言える

 とは言え、ダクソをマルチの数の暴力とエスト瓶とゴリ押しで進める人には
 おすすめできないのも確か


その他
 このゲームには無料版があるため、ストーリーだけサラッとプレイしてみたい人は
 無料版をプレイしてみることをオススメします

 Q:有料版と無料版の違いは?
 A:有料版には以下のモードが追加されています
   ・ボスの四騎士から1人を選んでほんへをプレイできる、四騎士モード
   ・強くてニューゲーム(NewGame+)モード
   ・サバイバルモード
   ・ボスラッシュモード
   ・実績
   それ以外は全部一緒です。無料版でマルチエンディング(4パターン)も全部見られます
   ただし、自動セーブの上、プレイ中の行動によってエンディングが変化するため、
   全部のエンディングを見ようとすると最低2週は必要です

 

じゃけん動画の宣伝もしましょうね
投稿日 2019年6月30日. 最終更新日 2019年8月4日
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7 人がこのレビューが参考になったと投票しました
記録時間: 11.5 時間 (レビュー時に7.7時間)
買おうかどうか迷ってる人に

ゲームの良し悪しは別として、このゲームは「続編ありき」の展開となっており、
プレイ中に明かされない伏線とか、次回に引っ張ったストーリーとか、
「Katana ZERO」のタイトルからして、プレイできるのはストーリーの序章的な部分のみと思われる。

また、不幸な目に遭う年寄りや子供、男も女も容赦なく死ぬ展開、薬物キメまくりの世界観など、
まっとうなお話ばかりを見てきた人にはちょっとばかりキツい展開が用意されている。
常日頃「かわいそうなのは抜けない」と嘯く人や、
Hotline Miamiを「うわぁ...」と思う人にはおすすめできない。

そういうのは気にしないとか、それでもいいという人だけ購入するんだぞ!分かったな!

個人的に世界観はさておき、次作に引っ張る気満々なのはちょっとなあ...と萎えた
投稿日 2019年4月30日. 最終更新日 2019年4月30日
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12 人がこのレビューが参考になったと投票しました
1人がこのレビューが面白いと投票しました
記録時間: 37.9 時間 (レビュー時に32.9時間)
俺はSFステルスゲーをプレイしていると思ったら、いつの間にかBLAME!の世界にいた

そんな感じのゲーム
何を言っているのかわからねーと思うが、正直俺もどう言っていいのかわからなかった...

概要
数世紀の冬眠から目覚めたEn(主人公 変な髪型)が、
肉体を立方体に変化させられた仲間を元に戻すために
かつて栄華を極めたであろう遺跡「宮殿」をひたすら奥へと進んでいくお話
プレイヤーには知る由もないが、登場人物達はかつて競合の関係にあったらしく、
「宮殿」を進むにつれ、少しずつその関係が明らかになっていくならない
プロローグ含め全6ステージ

いいとこ
・BLAME!的巨大構造物の描写
 BLAME!ほど無機質でも乱雑でもないが、惑星規模の「宮殿」のデザインは
 某オロキンタワーを彷彿とさせる上、SFチックでとてもよろしい
 第一種臨界不測兵器ほどではないが、銃の作りなんかもなかなかいい感じ
・強要しないステルス
 ステルスゲーは基本的に発砲などの荒事を起こさせないよう、仕様で縛ることが多いが、
 ECHOは、「自分の取った行動は、次のサイクルで敵も使ってくる」ルールがあるため、
 自分のプレイスタイルによって、敵の反応が変わるようになっている
 ルールや仕様でステルスを強要させるのではなく、
 プレイヤーが自然とステルスを選択する(もちろん荒っぽく行ってもいい)ため、
 (敵が超反応だったり、1発食らっただけで即死のような)理不尽なステルスになっていない
・敵の描写
 物言わぬ自分のコピーが無表情で殺しにかかってくる様は、なかなか来るものがある
 ふと気づいたら周りの人間が無表情でこっちを見ていたくらいのホラー感がある
・バランス取りの上手さ
 登場当初は動くことすら難儀していたコピーが、次第に滑らかに行動してくるように、
 ルールに慣れた頃に新しいルールをぶっこんでくるタイミングと、
 それをストーリーにちゃんと絡めてくる上手さがある(後半はだいぶムチャクチャになるが)

わるいとこ
・プレイヤーに丸投げする気満々のストーリー
 ストーリー自体、ちゃんと考証するには要素(証拠)が足りなすぎるし、
 どこかしらに説明がつかない点が生まれてしまうため、
 「適当に意味深な内容盛り込んでおいたら、あとはプレイヤーが勝手に云々してくれるやろ」
 みたいな丸投げ感をものすごく感じる
・周回要素の薄さ
 一応周回要素・隠し要素はないこともないが、所詮はオマケ要素程度でしかないので
 周回をするモチベーションに繋がるかと言うとそうでもない
・ダレる
 最初と最終ステージ以外では、登場する敵に変化がないことと、
 見た目こそ変わるがステージ自体もそこまで大きな変化はないため、
 3ステージ目か4ステージ目くらいで次第にダレてくる
 ストーリーが中途半端に長いことと、単なる場面移動シーンがカットできないことも一因
 もう少しピリッとした印象を与える何かがあればまた印象も変わったのかもしれないが...

総論
とりあえずストーリーを見つつ1周する分にはなかなか良いゲーム
巨大構造物とか異星人の残した遺産とか異化作用とか
そんなキーワードにピンとくる人は触れてみてもいいかもしれない

じゃけん動画の宣伝入れましょうね
投稿日 2019年3月11日. 最終更新日 2019年6月30日
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10 人がこのレビューが参考になったと投票しました
記録時間: 10.7 時間
ノスタルジーに浸れる主観式HITMAN

全実績解除記念レビュー

ざっくり
麻薬捜査官の父を何者かに暗殺された、元警察官のMark Slater(ハゲ)は、
父の元同僚の助けを得ながら、D-Painと呼ばれる新種の麻薬を追って、
その製造に関わる人間を暗殺していく
が、その背後で糸を引いていたのは...というまんまHITMAN:SAみたいなストーリー
(全6ステージ)

いいとこ
・ターゲットへのアプローチが複数ある(難易度とステージにもよる)
 出歩いてるところをこっそり〆るもよし、自室に籠もったところを射殺するもよし
・オールドスクール感
 動かないターゲットに干渉して動かしたり、一人になる瞬間までストーキングし回したりと、
 かつてのHITMANに通じるものが多い
 ただし、すれ違っただけでガン見されて怪しまれた挙げ句、通報されるほど不親切仕様ではない
・ハゲが多い
 ハゲるのは悪いことじゃないぞ

わるいとこ
・ステージによってコードの入力を求められる箇所があるが、難易度を問わず番号が固定である
 よって、一度クリアした方がより良い解答が得られるダメなやつである
・最終ステージの最高難易度でStealthMaster実績を取ろうと思ったら
 解法が1つしかない上、割とめんどくさいので、失敗した時のダルさがマジパない
・多少の犠牲はやむを得ない
 バーコードハゲと違って、主人公は元警官で、目標のために手段は問わないタイプ
 気絶させるとか眠らせるなんて気の利いた手段はないので、
 一般人を殺害しなければクリア不可能なステージもある
 無実の人間を殺めることを良しとしない人は、やめておいた方が良い

びみょうなとこ
・登場人物およびモブにオッサンオバハンがやたら多い
 女(なんのメリットもないが殺せる)とか子供は殺せない縛りがあるんだろうけど、
 何が悲しゅうてオッサンのナニやら、貴重なシャワーシーンやらを拝まなければいけないのか
 6ステージ中2ステージに風呂があるのは何の嫌がらせか
 あれか、開発はオッサン好きなのか


総論
ある程度限定された状況下で、いかに目標を仕留めて脱出するかに主眼をおいたシステム
ターゲットへのアプローチは複数あるが、殺害方法は〆るか射殺くらいしかないので、
解答を見つける、あるいは用意された解答をいかに出し抜くかに楽しみを見出すゲームと言える
全実績解除以外にリプレイ性は非常に薄い

そもそも開発が目指したのはBloodMoney以前のHITMANと思われるので、
クズスクエニ時代のHITMANしか知らない人は、
このゲームをプレイしても「なんやこの一本道なHITMANの出来損ないは」としか思わないはず
そういう人があえてプレイするほどのもんではないし、プレイするだけ苦痛に感じかねない
やっぱりHITMANはSAが最高よな、と思う人には多分合うんじゃなかろうか
投稿日 2019年2月14日. 最終更新日 2019年2月14日
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11 人がこのレビューが参考になったと投票しました
記録時間: 2.4 時間 (レビュー時に2.4時間)
VRを買ったら是非プレイしておきたいゲーム第1位(2019年)

あまりの面白さにほんへを怒涛の勢いでクリアしてしまったので記念レビュー
レビュアーはこのゲームで銃を撃つ楽しさに目覚めたぞ!

概要
SUPERHOTの世界をそのままVRで再現したゲーム
非VR版と違うのは、赤くんをグーパンしたり、落とした銃を拾ったりする際は、
実際に体とコントローラーを動かさないといけない点
特にグーパンはコントローラーの振りの速さまで要求されるため、
プレイの際はそこそこ広い場所を確保したほうが良い、
ていうか確保しないとパンチした時にモニタを破りかねないので気をつけよう!

いいとこ
・「自分が動かないと相手も動かない」ルールにより、超人的ムーブが可能
 飛んでくる弾をついつい厨二病ムーブで回避したくなっちゃうのはご愛嬌
 最近動体視力が落ちたなあ...というおじさんにも安心
・右手と左手にそれぞれ武器を持つことができる(ナイフとハンドガンとかでもOK)
 どこぞの悪魔狩人のごとく、右と左から来る赤くんをトゥーサムタイムで両方射殺する事もできるぞ!
・銃を取って、ポイントして、引き金を引くという一連の行為による没入感
 FPS操作だとマウスでポイントしてクリックするだけで赤くんのどこかがぶっ飛ぶわけだが、
 VRだとちゃんとサイトで狙いをつけないと当たらないときは当たらない
・刃物と銃は弾をガードすることができるため、刃物が守り主体の武器になっている
 刃物と弾道を見極める目があれば、散弾を全部切り落としたりすることも可能
 傍から見ると情けないが、顔面近くで刃物を振ってるだけで弾が全部落ちていくのは楽しい

わるいとこ
・投げが非VR版に比べて非常に難しい
 操作が難しいのもあるが、コントローラーの動きに応じて勢いが決まるため、
 リアルでもそこそこのピッチング能力がないと、狙ったところに投げるのは至難の業
・攻撃手段がパンチだけになると、敵が近づいてくるのを待つのがダルい
 プレイエリアから外には出られないため、ひたすら体なり手なりを動かして待つことになる
 唐突にジャカジャカジャンケンとか始めたりしてちょっとバカっぽい
・最後のエリアまで進んでても、死んだらステージの最初からやり直しになる、これが一番ダルい
 全方位から敵がやってくるステージとか、
 銃で狙うには遠すぎる距離から撃ってくる敵がいると、ストレスがマッハである
・ほんへのボリュームが非VR版と同じくらい
 非VR版と同じくらいおまけモードもある、というかやっぱり「仲間入り」してからが本番である
・わりと体を動かすので疲れる
 まあ体力勝負やしなあ

総評
脳髄にガツンとくるプリミティブな面白さがある
お前もこのゲームを買ってグーパンでモニタをぶち破るのだ
投稿日 2019年2月1日. 最終更新日 2019年2月1日
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4 人がこのレビューが参考になったと投票しました
2 人がこのレビューが面白いと投票しました
記録時間: 12.4 時間
初見でまたUnity製のクソゲーかと決めつけてすいませんでした

全実績解除したので記念レビュー

概要
オート麦畑を防衛しつつ、ポリッジ(いわゆるお粥)をぶん投げて
神聖なるハイランドをクソジョンブルイングランドの魔手から守るのだ!
詳しいストーリー?そんなもんどうでもいいよ!

分類的にはRTSを謳っているようだが、
プレイフィールとしては、ちょっと変わり種の自由配置式タワーディフェンスという感じ
プレイヤー側、敵側それぞれに特徴的なタワー・ユニットが用意されており、
凡百のRTSと比べても決してクソゲーではなく、そこそこ遊べるバカゲーに昇華されている

いいところ
従来のタワーディフェンスと違う点として、以下の点が挙げられる
  • 敵はマップの一端から位置を問わずスポーンし、直進ルートから迂回ルートまで、わりと様々なルートから攻めてくるため、定点とか最短ルートを防衛すればいいわけではない
  • キャンペーンは主人公ユニットがやられなければいいので、システム上オート麦畑が防衛対象にはなるが、別にリソースが奪われてもなんとでもなる
  • システム的にはウェーブ制だが、ウェーブとウェーブの間に待ち時間はない
以下その他いいところ
  • スコットランド・ザ・ブレイブを始めとして、バグパイプ曲が3-4曲収録されている。ぱんころ動画で使用されているバグパイプ曲が少ないとお嘆きの諸兄もニッコリ
  • ゴルフ、ウイスキーバー、チーズ転がしなど、各タワーがスコットランドの特産を反映している
  • キャンペーンはやり直ししてもレベルアップポイントは残るため、何度もやり直していればいつかはクリアできる

わるいところ
  • ゲームのポーズができないため、「あっそこちょっと待って」的な事態になると、総崩れになりやすい
  • ゲームスピードを早めることができないため、消化試合になっても、敵がえっちらおっちらこちらに向かってきてはやられていく様をただ見守ることしかできない
  • 洋ゲー特有の最終ステージの鬼畜っぷり

総論
全20ステージを収録、全実績解除で約10時間程度
お値段的にもそれなりに楽しめるゲームではなかろうか
Unity製というだけで偏見を持ってはいけない(自戒)

クソゲープレイしては興奮してクソ長レビューを書き募る某氏並に
広い心を持たなければいけないんだなと思いました まる

このゲームの製作者は間違いなくスコットランド人
投稿日 2018年9月14日. 最終更新日 2018年9月15日
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41件中 1-10 を表示