登録日:2010/04/03 (土) 11:27:01
更新日:2020/01/02 Thu 23:33:27
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タイトル通り滅多に笑わず、特徴的な左右非対称の表情をする。
現在、明確に笑ったのは「歪曲王」でのワンシーンのみである。
これは、当時「歪曲王」をブギーポップシリーズの最終巻にする予定だった為。
小説(原作)では宮下藤花、漫画版では秋月の中から、
「世界の敵」を察知すると自動的に、不気味な泡のように湧き上がってくる存在…とされているが、
原作第一巻からして、世界の敵と関係ない場面でも出てきたりしている。
都市伝説では「人が一番美しいときに現れ、それ以上醜くなる前に殺してくれる死神」とされており、なぜか女子限定の噂という決まりが出来ている。
黒い筒のような帽子、足元を覆い隠し地面と同化しそうなマント、黒いルージュが特徴的。
なお、帽子は途中からチェーンが巻き付くようになったが作中は特に説明なし。
マントの中は四次元ポケット状態であり、冗談じゃなく宇宙。
目視できるだけでも、宮下藤花のスポルティングのバッグ(ブギーの恰好は普段はこの中に入っている)が引っ付いている。
その他にもスケッチブック等、色々出てくる。
その名前はかつて宮下藤花が親戚の葬式に参列した日、死ぬ直前だった合成人間スケアクロウ(黒田慎平)と交わした会話から来ており、奇しくも生前の黒田の衣装は、どこかブギーポップを思わせるものだった。
マントから出ている帯のようなものも特徴であり、原作では一本だが、漫画版では二本。
某教育冊子の国語の学習に「ブギーポップは笑わない」の一節が引用された時、挿し絵は漫画版の二本だった。
因みにこの挿し絵のブギーポップ、ものすごくいい笑顔であった。(資料見つかったら写メ貼ります)
ブギーポップのレイヤーさんは帽子と帯を立たせることに根性を注ぎ込むらしい。
性格は、敵に対して無慈悲と言って間違いないが、お茶目さんな一面もある。おそらく本人は無自覚。
「嘘を吐いた事はない」とは本人の弁。でも最強さんとの約束を見事に破って「あの大嘘吐きめ!!」と絶叫されたり、
アニメ版で「早乙女正美は自分が殺した」と事実と異なる事を言ったりしてる。
後者については、早乙女君に惚れてた殿村望都の想いを断ち切らせるための発言であり、アニメ版のスタッフは「彼は優しい人なのです」とシナリオ集で綴っている。
武器は鋼鉄の極細ワイヤー。人間をバラバラに出来る程の素早さで操る。どこでこんなもんを調達したのかは謎。
自動的で「自分」という姿を持たない存在であるが為、個人の精神を浸食するタイプの攻撃の影響を受けない。ぶっちゃけチート。
っていうか公式の「電撃文庫のキャラクターで最強だと思うキャラは誰?」という読者アンケートで一位になったことがある。
「笑わない」の頃はワイヤーでトラップ仕掛けて弓道部にトドメを刺させたりと身体能力などは”まだ”常識的な強さだったのだが。
巻数を重ねる毎に
- ビートの「超加速の鼓動」を上回る速度で動き、言葉を相手に届ける
- 人類の限界を引き出した動きに追随する(vsホワイトライアット)
- 空気の塊を切断する(マキシム・G)
などなど、攻撃能力もトンデモの域に達しつつある
挙句の果てに傷を受けたのは歪曲王の影響下でゾーラギと戦った1回のみ。
まぁ、絶対無敵という訳でも無く、「負け犬たちのサーカス」では過去に敗北したブギーポップが居る事が示されている。
電撃文庫RPGにもしっかり登場している。
あまり活躍はしないが。ドット絵ブギー可愛い。
ブギーポップ登場後に入手できる「ブギーポップは笑わない」と、
「ヴァルプルギスの後悔」の組み合わせで、最強「フォルテッシモ」のカードが作成できる。
絶対ヒーロー改造計画にもコスチュームが登場。
なんと「頭以外の装備が不可能」になるという恐るべき特殊性能を持っている為実用性は皆無。どうしてこうなった。
追記・修正お願いします。