故郷神戸駅と沿線の切符/茜堂 色彩も豊かな珍しい流用券=茜堂 |
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流用券で目立つのは、用途終了の背面印刷済みの、制度上の色模様(赤線、影)券等を、 リサイクル使用の為、別途仕様の切符とするべく、そのまま流用し加刷された切符で、活字と赤線が制度上不一致な券。 旧地紋等の流用券は余り目立つ事は有りませんが、赤線や影等、以前の券のまま使用された、珍しい流用切符を紹介致します。 |
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大正6年6月14日、大阪驛入場券、上り専用、金貳銭、右書表示、裏、赤地白斜1条、裏面英文表記、鉄道院。 右書表示の入場券は、明治時代の三等急行券(二地帯制の百五拾哩券)を、流用した物で、神戸駅の入場券でも確認されています。 従来の明治券の三枚貼合では無く、マット調の鮮やかな赤色で、両面印刷されています。(プロフィール頁にも掲載) ● |
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昭和12年6月1日~昭和19年3月31日、三ノ宮~大社、季節割引往復乗車券、3等、7圓71銭(税共)、 三ノ宮驛発行、裏、公赤影、赤線、鉄道省、GJR地紋。 季節割引の往復乗車券(廃札)は、恐らく、余剰のA型券公務用(公影)鉄道省のGJR赤地紋台紙に、入場券とすべくと赤線を加刷し、 その後、更に当券の無地裏面を表面として使い、加刷した非常に珍しい、三次使用の流用券です。(茜堂解釈) ● |
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昭和41年10月21日、神戸~400Km、急行券、1等、660円(税1割共)、裏、英文字表記、神戸駅発行、国鉄、JNR地紋。 急行券は本来ならば、列車種別の赤縦二条で有るべきですが、 当券では、急行券(二条縦引き)・準急券(一条縦引き)の、赤線縦引き廃止(昭和41年3月5日)より、 約5ヶ月前に、特急券(三条縦引き)の、赤線縦引き廃止(昭和40年10月1日)になった、余剰の赤線縦引き特急券用台紙を、流用。 そのまま、表面を使い加刷した、二次使用の流用券で、普通急行券の400Km迄に、流用されました。 周辺地域の古い赤線入り入場券=茜堂 |
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周辺地域の大正、昭和初期の赤線入り入場券を、収録しています。 裏面には、古き良き時代の信玄袋(手提布袋)や、行李(竹、柳で編んだ大箱)等を、持ち込まない様にとの注意書きの他、 三項目に渡り、入場に関する、注意書きが施されています。 |
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大正1年10月1日、大阪驛入場券、下り専用、金貳銭、右書表示、裏面英文表記、大阪驛発行、鉄道院。 大正7年3月12日、大阪驛入場券、上り専用、金貳銭、右書表示、裏面英文表記、大阪驛発行、鉄道院。 大正7年10月2日、大阪驛入場券、下り専用、金拾銭、右書表示、裏面英文表記、大阪驛発行、鉄道院。 無日付時代券(大正中期)、大阪驛入場券、拾銭、大阪驛発行、鉄道院。 無日付時代券(大正中期)、大阪驛入場券、拾銭、大阪驛発行、鉄道院。 昭和14年3月14日、大阪驛入場券、10銭、大阪驛発行、鉄道省。 大正7年8月1日からは、東京、上野、大阪の主要三駅が拾銭に値上げされ、それ以外の駅は、五銭に値上げされます。 左の貳銭券は、日付が大正元年ですが、様式は明治期のままとなっています。 ● 大正9年1月8日付けの、鉄道院総裁達第1号に拠り、大正9年2月1日からの施行として、 全ての切符の書式が、ダッチング共々(入場券以外)「右書表示」から「左書表示」に、変更される事になります。大阪駅では日付券の券面から、主要駅入場券特有の上り下りの表記が無くなり、一般駅同様の共通の入場券となっています。 ● |
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昭和16年1月17日、大阪驛入場券、10銭、大阪驛発行(特殊注意書)、鉄道省。 昭和17年2月14日、大阪驛入場券、10銭、大阪驛発行(特殊注意書)、鉄道省。 昭和18年10月31日、大阪驛入場券、10銭、大阪驛発行(特殊注意書)、鉄道省。 大阪駅10銭券の、注意書きには「客車内及び制限した場所には立入出来ません」と、記されています。 大阪駅の戦時券の特徴で、近隣駅では見られません。恐らく、軍事物資等の運輸機密に、抵触する場所の事だと推測されます。 軍事輸送の拠点、梅田貨物駅ヤードが俯瞰出来る、1、2番線ホーム西側辺りが、制限対象となっていたので有ろう。 ● |
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無日付時代券(大正中期)、兵庫驛入場券、五銭、兵庫驛発行、裏面3項目入場注意書、鉄道院。 無日付時代券(大正中期)、須磨驛入場券、五銭、須磨驛発行、裏面3項目入場注意書、鉄道院。 無日付時代券(大正中期)、吹田驛入場券、五銭、吹田驛発行、裏面3項目入場注意書、鉄道院。 大正中期頃(大正9年2月1日の、左書き改定券発行後程なく)から、入場券にダッチング(日付け印)を施さず、発券されていました。 残念乍ら、無日付券の詳細な開始年月日や、その目的等は分かっていませんが、 昭和5年4月1日施行の、昭和初期10銭入場券からは、券面の左側に、ダッチングが復活しています。 ● |
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無日付時代券(大正中期)、三ノ宮驛入場券、五銭、三ノ宮驛発行、裏面3項目入場注意書、鉄道院。 無日付時代券(大正末期)、三ノ宮驛入場券、拾銭、三ノ宮驛発行、裏面3項目入場注意書、鉄道省。 無日付時代券(大正末期)、三ノ宮驛入場券、拾銭、三ノ宮驛発行、裏面3項目入場注意書、鉄道省。 昭和11年11月19日、三ノ宮驛入場券、10銭、三ノ宮驛発行、鉄道省。 昭和14年3月14日、大阪驛入場券、10銭、大阪驛発行、鉄道省。 上段中の券は、鉄道入場券図鑑=17頁、鉄道切符大研究=132頁、国鉄乗車券類歴史事典=149頁に、掲載されています。 無日付時代の券は、大正時代の入場券で、西部鉄道局兵庫印刷所で、印刷されています。 日付け入りの券は、昭和に入ってからの入場券で、裏面の入場時の3項目の注意書きは外され、大阪印刷場で印刷されています。 ● 西ノ宮駅は、平成19年3月18日の、さくら夙川駅開業を機に、地元の要請に依り、西宮市と同表記の、西宮駅に改称されました。 三ノ宮駅でも、同様な意見が出ており、隣接する阪神、阪急は、三宮駅から、神戸三宮駅に改称しています。 また、神戸新交通ポートアイランド線も、三宮駅で、神戸市営地下鉄西神、山手線も三宮となっています。但、JRは改称予定は無いとの事。 周辺地域の古い記念硬券=茜堂 |
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周辺地域の戦前の硬券での、記念券(模擬券)を、収録しています。 |
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昭和4年7月1日(入場記念日付)、大阪鉄道局主催、大阪三越鉄道展覧会、期間7月10日まで、模擬券、鉄道省、GJR地紋。 昭和5年8月12日、第二青函丸、神戸突堤、観覧記念券(赤斜1条)、鉄道省発行、鉄道省、GJR地紋。 昭和5年8月13~14日、第二青函丸、大阪築港、観覧記念券(赤斜2条)、鉄道省発行、鉄道省、GJR地紋。 鉄道展覧会記年券の裏面には、「昭和四年三月現在-國有鐵道の哩は八千五百三哩」の、縦書き文字有り。 入場記念日としての、ダッチングが施されています。 ● 第二青函丸観覧記年(神戸)の裏面には「本船は青森函館間で貨車を渡すに使ふもので、十五噸貨車四十三両を積めます」の、縦書き文字有り。 第二青函丸観覧記年(大阪)の裏面には「今は九州、四國の端から北海道の端まで貨車が直通する」の、縦書き文字有り。 券面に、観覧日付けが印刷されていますので、ダッチングされずに、発券されています。 ● 第二青函丸は、昭和5年8月5日に神戸造船所で落成し、鉄道省青函航路の鉄道連絡船として、就航しますが、 昭和20年7月14日、朝5時15分頃に函館港から青森港へ航行中、米軍戦闘機と遭遇し機銃攻撃を受け、負傷者を抱えて青森港へ到着。 同14時30分頃、空襲警報により退避中、米軍爆撃機の爆撃と、魚雷の被弾に因って15時30分頃に沈没、21名の戦死者を出しています。 周辺地域の古い記念乗車券=茜堂 |
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周辺地域の戦前戦中の、硬券での記念乗車券を、収録しています。 |
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昭和11年10月29日、住吉~六甲道、観艦式拝観乗車券、3等、5銭、住吉驛発行、券番=0005、鉄道省、GJR地紋。 昭和17年10月14~15日、無日付券、元町~京都、鉄道七十年記念乗車券、3等、1圓55銭、元町驛発行、券番=0003、鉄道省、GJR地紋。 昭和17年10月14~15日、無日付券、神戸~大阪、鉄道七十年記念乗車券、3等、70銭、神戸驛発行、鉄道省、GJR地紋。 昭和11年10月29日に行われた、神戸沖特別大演習観艦式では、御召艦比叡、大演習観閲官天皇陛下の元、参加隻数100隻、 総合570,133トン、航空機約100機の大演習が行われました。大演習の関連切符は、 茜堂-神戸市電の乗車券 にて、ご覧になれます。 ● 鉄道七十年記念乗車券では、ダッチングはされていませんが、廃札券では有りません。 文字入りの蒸気機関車の緑影の先頭部に、ダッチングの日付が掛かるのと、券面に有効日付けが印刷されている為、 どの駅でも、ダッチングされずに、発券されています。 戦前の周辺駅のスタンプ=茜堂 |
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筆者の故郷、神戸駅周辺の戦前の駅スタンプを、紹介致します。 サイズ的には、当時の集印帳が小振りな為、現在の駅スタンプとは比べ物にならない位、小さくまとまっています。 |
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左から、昭和9年12月18日の西ノ宮駅、昭和9年12月17日の灘駅、昭和9年12月19日の三ノ宮駅、 昭和9年12月18日の神戸駅(神戸駅のみ右書表示)のスタンプ印(切符対比80%縮小)。 西ノ宮駅には、恵比寿さんと野球のボールが、灘駅には日本酒の菰樽が、描かれています。 三ノ宮駅には、港の大型客船の背景に、生田神社に六甲の山々が、センス良くレイアウトされています。 神戸駅には、港神戸の地形をシンボライズする扇に、楠神社に菊水、中央に鉄道高架線、大型客船がバランス良くレイアウトされています。 |
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左から、昭和8年7月21日、昭和9年12月19日の兵庫駅、昭和9年12月16日の垂水駅、昭和9年12月18日の舞子駅、 昭和9年12月19日の明石駅のスタンプ印(切符対比80%縮小)。 兵庫駅には、高架を走るSLと、能福寺の大仏が描かれています。 能福寺の大仏は、これより10年後には、戦時中の金属回収令の為、国に供出されますが、平成3年に、元の場所に再建されました。 ● 垂水駅には、海神社と平磯暗礁に立てられた、日本でも古い鉄筋コンクリート造りの、平磯灯台がレイアウトされています。 舞子駅には、舞子の松と、その後ろに孫文記念館がレイアウトされています。 明石駅には、明石海峡と対岸の淡路島が配置され、大きな明石鯛が跳ねている姿が、レイアウトされています。 |
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左から、特急燕乗車の神戸車掌所乗務車掌、昭和8年6月1日の赤穂(あかほ)駅のスタンプ印(切符対比80%縮小)。 赤穂(あかほ)駅は、飯田線の駅ですが、播州赤穂(ばんしゅうあこう)駅の駅名の成立ちの、参考資料として掲載しています。 播州赤穂駅の開業が、昭和26年12月12日で、既に、赤穂(あかほ)駅が有った為、国鉄では珍しい「州」の、播州を冠する事となりました。 その後、飯田線の赤穂(あかほ)駅は、昭和34年10月1日に、現在の駒ヶ根駅に改称されています。 ● 神戸車掌所、親切第一、人、物、務、誠心のスローガンを記した、特急燕乗務車掌の乗車記念のスタンプ印。 ● スタンプの比率は、当HP上の他ページのスタンプ類と、全て同率比率としております。 その為、当ページのスタンプが小さく見辛くなっていますが、ご了承願います。 入鋏からスタンパーへ=茜堂 |
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鉄道切符を使用する場合、改札口で改札を行うさい、改札鋏にて入鋏をしていましたが、 現在では、スタンパーが主流となっていて、券面を占める割合が高くなり、結果として券面の持ち味を損なう場合が、多くなりました。 |
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平成3年12月21日、和知~大阪、西ノ宮、西大路経由、1850円、和知駅発行、入鋏印和知駅、JR西日本、JR地紋。 平成4年12月7日、丸亀~新神戸、備讃・新幹線経由、3190円、丸亀駅発行、入鋏印丸亀駅、JR四国、JR地紋。 平成5年1月3日、坂出~新神戸、備讃・新幹線経由、3190円、坂出駅発行、入鋏印坂出駅、JR四国、JR地紋。 パンチによる入鋏の代わりに、情報量(駅名、日時等)の多い、スタンパー(チケッター)が、登場します。 従来のパンチによる、切りカスが散乱する事も無く、改札口の清掃にも一役買っています。 只、小児断線を切除した小児券の場合等、スタンパーが、券面の行き先や他の券面情報を、読みにくくする等の欠点も上げられます。 ● 関西の私鉄では、昔からスタンパーが主流で、切符表面にはスタンパー用の、丸い余白が設けられていました。 因に、チケッターとも言いますが、チケッターはシャチハタ製のスタンパーの、商品名を指しますので、 茜堂HPでは、スタンパーに統一させて頂きます。 アーバンリゾートパス=茜堂 |
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神戸の各社鉄道や、市バス(市バスの場合200円の普通区のみ)の、乗り降り自由な、ワンデイパス。 神戸市内の、全ての鉄道の該当エリア内にて、使用可能な一日乗車券となります。 |
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平成5年4月25日、平成5年5月16日、神戸市内共通一日乗車券、大人1200円、小児600円。 カード式の各社共通一日乗車券で、JR西日本、阪急電鉄、阪神電気鉄道、山陽電気鉄道、神戸電鉄、北神急行電鉄、神戸高速鉄道、 神戸新交通、神戸市交通局の該当エリア(有効区間)内での、使用が可能。 市バスとJR西日本以外は、自動改札機を利用します。地図内の有効区間を超えた場合は、別途普通運賃の支払が発生します。 ● 表面のイラストは、トーマス・マックナイトによる物で、イラストのパターンは数種類有ります。 トーマス・マックナイトは、1941年に米国カンザス州の、ローレンス市に生まれ、 メトロポリタン美術館の永久保存作品に、1986年に選ばれています。 ● 1991年に、アーバンリゾートフェア神戸'93のイメージアーティストに選ばれ、1993年に神戸市博物館で、個展を開催しています。 神戸駅の記念券類=茜堂 |
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記念券は、料金が発生する切符とは一線を画しますが、見た目は記念切符の様です。 また、発行部数は記念切符の様に多くは発行されず、特定の場所でしか手に入れる事が出来ません。勿論、それ自体は無料です。 |
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昭和39年10月5日、国鉄バス名神高速線開業、名古屋~神戸、開業記念券。 この画像は、当頁の硬券画像の、90%縮小となっています。本体サイズ、15×6.2センチ、表、裏面は無地。 昭和39年10月5日から、日本初の高速バスが、名古屋~神戸間で運行されます。 昭和35年に、高速バス試作車1号車、日野RX10型が登場し、翌年に、高速バス試作車、いすゞBU20PA型と三菱MAR820改型が登場。 昭和38年3月には、本格的な高速バス試作車、いすゞBU30P型が登場し、同年秋に量産型が登場し、本線運用と成りました。 |
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昭和46年4月28日、国鉄ハイウェイバス、神戸~東京間ドリーム号、運転記念券。 この画像は、当頁の硬券画像の、90%縮小となっています。本体サイズ、12.4×6.1センチ、リボン付き、表と裏。 北口から、夜の神戸駅を望む。背景には、阪神高速3号神戸線と神戸港、ポートタワーが。 駅南は、再開発前の姿で、とてもシンプルです。 ● 昭和44年6月10日から、東名高速道路の全通により、国鉄初の夜行高速バスが、大阪~東京間、京都~名古屋~東京間で、運行されます。 後者の系統は、同年12月3日から、名古屋~東京間(ドリームなごや号)、京都~東京間(ドリーム京都号)の2系統に分割されました。 昭和46年4月28日に、神戸~東京系統が登場します。(昭和53年4月に廃止、平成1年3月以降に、ドリーム神戸号として復活) |
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昭和59年5月13日、大阪~神戸鉄道開通110周年記念列車乗車記念券。 この画像は、当頁の硬券画像の、75%縮小となっています。本体サイズ、25.8×9.2センチ、表、裏面は無地。 明治7年5月11日に、大阪~神戸間の32.7kmが、運輸営業を開始します。 記念切符類は、正規の日付で有る、昭和59年5月11日付けで、発行されていますが、 正面装飾のHMが掲げられた、165系による記念列車は曜日の関係で、日曜日の5月13日に、運行されています。 神戸駅の列車展示記念券類=茜堂 |
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神戸駅ホームでの、新造車両の車内見学会用の、展示記念券を紹介致します。1人1枚で入出場と車内見学が可能な配布券。 また、展示記念券の名称が、昭和63年頃から展示記念票へと、変更されています。 |
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昭和58年9月11日、午後1時10分~午後2時50分、神戸駅1番ホーム、欧風豪華客車サロンカーなにわ(14系改造グリーン車)、展示記念券。 この画像は、当頁の硬券画像の、80%縮小となっています。本体サイズ、24.3×7.6センチ、表と裏。 国鉄大阪鉄道管理局では、昭和54年よりスロ62、スロフ62を改造した、お座敷客車スロ81、スロフ81の6両編成を運用していましたが、 人気が高く、申込者の6割以上を断る状況が続いていました。一方で、観光バス等ではデラックス志向が高まっていた他、 リバイバルトレイン等の人気から、国鉄が持つお座敷列車のみでは、既に対応できなくなっていました。 ● それらを踏まえ、お客からのニーズに応えるべく、欧風豪華客車サロンカーなにわ(14系改造グリーン車)が、誕生しました。 種車は、スハフ14、オハ14から成り、スロフ14、オロ14に、それぞれ改造されています。 また、平成6年5月に、リニューアルを行い、更に平成23年にも、再度リニューアルが施されています。 |
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昭和61年3月16日、午後1時15分~午後2時50分、神戸駅1番ホーム、和風列車みやび、展示記念券。 この画像は、当頁の硬券画像の、80%縮小となっています。本体サイズ、24.1×6.1センチ、表、裏面は無地。 和風列車みやび(スロフ14形800番台、オロ14形800番台客車)は、昭和61年4月1日から運行されました。 ● 最大の特徴は、車内の一角に玉砂利を敷き詰め、庭石、灯籠、竹垣を配したミニ日本庭園を、日本の鉄道では初めて設置しています。 残念乍ら、同年12月28日に団体客が香住駅で降車後、浜坂駅への回送中に、余部橋梁上で日本海からの強風にあおられ、 牽引機DD51を残し編成全7両が、鉄橋から転落し大破(翌年2月10日付で廃車)。実に運行開始9ヶ月弱、272日目の事故でした。 ● 尚、第30回ブルーリボン賞にノミネートされていましたが、投票時には既に廃車されていた為、初の選考削除車両と成っています。 因に、本線運行時のテールマークは、茜堂の知人で有る、神戸在住のデザイナー氏の手による物です。 |
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昭和63年3月31日、午前10時~午後12時30分、中央改札口入場、神戸駅1番ホーム、スーパーサルーンゆめじ、展示記念票。 この画像は、当頁の硬券画像の、80%縮小となっています。本体サイズ、23.8×7.6センチ、表と裏。 スーパーサルーンゆめじ(211系電車)は、昭和63年4月10日の、本四備讃線茶屋町駅~宇多津駅間の、通称瀬戸大橋線開業時に合わせ、 新設された、三両編成のオールグリーンの団体イベント用車両で、活躍しましたが、 平成22年3月7日の、さよなら運転を持って、営業運転を終了。4月14日に吹田工場へ回送され、6月30日付けで廃車となりました。 ● スーパーサルーンゆめじ211系電車は、1988年度グッドデザイン商品(後のグッドデザイン賞)を、受賞しています。 |
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昭和63年7月9日、午前10時~午後12時20分、中央改札口入場、神戸駅1番ホーム、エーデル、展示記念票。 この画像は、当頁の硬券画像の、80%縮小となっています。本体サイズ、23.7×7.6センチ、表と裏。 新型車両エーデル丹後(キハ65形改造車)は、宮福線開業に伴い、昭和63年7月16日に、新大阪~天橋立間で、特急としてデビューします。 福知山線内では、電車と気動車の併結運転方式が採用され、電車特急「北近畿」の最後部に、付随車として連結されていました。 平成8年3月16日には、KTR宮福線の電化により、KTR8000形の運用開始に合わせて「エーデル丹後」は、廃止されました。 ● 写真の南野陽子さんは、昭和63年~平成3年迄の3年間、JR西日本のイメージキャラクターを、務めていました。 |
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平成1年2月26日、午後1時30分~午後3時49分、神戸駅1番ホーム、新型電車(221系電車)、車両展示会入場整理票。 この画像は、当頁の硬券画像の、80%縮小となっています。本体サイズ、21×10センチ、表と裏、モデルは歌手で女優の南野陽子さん。 新型電車(221系電車)は、JR西日本によって初めて、新規に設計製造された系列と成ります。 車体は20m級鋼製で、片側3箇所の両開き扉という、近郊形としては、とてもオーソドックスな構成となっています。 ● 相当数の増備が見込まれていた事から、211系や213系で使用された、軽量ステンレス構体は採用されず、 当時は、ステンレスに比べると、安価で有った普通鋼を使用した構体として、登場します。 ● 製造メーカーは、近畿車両、川崎重工業、日立製作所と、自社工場で有る、西日本旅客鉄道鷹取工場、及び後藤工場が受け持ちます。 登場当時は、新快速運用でしたが、後に普通から快速まで、幅広い運用に投入されています。 |
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681系電車は、北陸線新型特急車両として、 西日本旅客鉄道と北越急行が、設計製造した、交直両用特急形車両で、 基本編成が、6両(2M4T)で、付属編成として3両(1M2T)で、編成されています。 ● 京阪神と北陸地方を結ぶ、特急雷鳥、スーパー雷鳥は、 従来485系電車が、使用されていましたが、高速道路網の整備が進むと共に、 所要時間の短縮と、より質の良いサービスが、 提供が出来る様に製造されたのが、本形式となっています。 ● JR西日本の車両は、川崎重工業、近畿車輛、日立製作所で製造され、 北越急行の車両は、新潟鐵工所のが製造し、 四社工場で、両社を合わせると、102両を製造しています。 |
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平成4年8月1日、午後2時~午後4時、神戸駅1番ホーム、北陸線新型特急車両(681系電車)、展示記念票。 この画像は、当頁の硬券画像の、80%縮小となっています。本体サイズ、21×9.9センチ、表と裏。 展示記念票の裏面は、航空機のボーディングパスを思わせる、図式化された車内の施設や、編成等の案内が、センス良く施されています。 印刷は、上品な質感のマット調で、要所要所にマット調のニスが、別版で施され、非常にハイセンスな、仕上がりとなっています。 |
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平成6年7月24日、午前10時~午後3時、神戸駅1番ホーム、関空特急はるか(281系電車)、ハローはるか展、車両展示会入場整理票。 この画像は、当頁の硬券画像の、90%縮小となっています。本体サイズ、14×6センチ、リボン付き、表と裏。 関空特急(281系電車)は、JR西日本が関西国際空港への、アクセス列車として、 関西国際空港開業の平成6年9月4日から、米原駅、草津駅、京都駅~関西空港駅間で運転している、特急列車です。 関西空港駅迄の経由線区は、東海道本線、大阪環状線、阪和線、関西空港線となります。 ● 関空特急(Kansai Airport Limited Express、略称Kansai A.P Ltd.Exp)は、新大阪駅と天王寺駅では、 下り列車の場合(関西空港行き)は「関空特急」、上り列車の場合(京都方面行き)は「特急」として、区別をしています。 ● 関空特急はるか専用車両の281系電車は、1994年度グッドデザイン賞、第5回ブルネル賞近距離列車部門最優秀賞を、受賞しています。 |
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平成8年7月28日、午後4時10分~午後5時30分、神戸駅1番ホーム、スーパーくろしお(オーシャンアロー283系)、車両展示会記念入場票。 この画像は、当頁の硬券画像の、90%縮小となっています。本体サイズ、20×7センチ、表と裏。 スーパーくろしお(オーシャンアロー)の、列車名で平成8年7月31日から運転を開始し、翌年には、オーシャンアローに改称されています。 運転開始当初から、1日3往復が運転されていましたが、平成23年3月12日のダイヤ改正での、運用変更により 新大阪駅~和歌山駅間でも、オーシャンアロー31号が運行され、新大阪駅~和歌山駅間は、3往復と片道と増便されています。 ● 基本的に、京都駅~新宮駅間を最速で結ぶ列車で、停車駅も少なく設定されていましたが、 通勤需要に対応し、和歌山駅~白浜駅間では、全停車駅に停車する列車も、1往復設定されていました。 ● 平成24年3月17日のダイヤ改正により、くろしおに統合されて廃止されています。 |
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平成13年1月14日、午後1時30分~午後2時30分、神戸駅1番ホーム、トロッコ列車奥出雲おろち号、車両展示会記念入場票。 この画像は、当頁の硬券画像の、原寸となっています。本体サイズ、16.4×5.7センチ、表、裏(無地)。 トロッコ列車奥出雲おろち号は、平成10年4月25日から、木次線木次~備後落合間で、臨時快速として運転が開始されました。 牽引機は、専用塗色のDE15 2558が担当し、12系客車のスハフ12 801、スハフ13 801の3両編成で運行しています。 また、平成22年4月には、DE10 1161も、専用塗色の担当機として、追加参入しています。 ● スハフ13 801は、スハフ12 148を、トロッコ車両に改良した物で、1号車として備後落合寄りに連結されています。 また、スハフ12 801は、スハフ12 3001を改造した、簡易リクライニングシートの控車両で、2号車として連結されています。 ● 平成12年には、第7回しまね景観賞(工作物、その他部門優秀賞)を、受賞しています。 |
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硬券分類につきましては、色々な属性がございますので、相違の場合にはご容赦下さいませ。
解説に於いて、誤記や解釈の違いにより被られた不利益につきましては、茜堂では一切関知しないと共に、責務を負えない事をご了承願います。 ● |
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