<新型コロナ>新宿の繁華街どうする 区や事業者、今月中旬に連絡会

2020年6月7日 07時06分

「東京アラート(警報)」が発令された翌日の3日、ホスト店などが多く集まる歌舞伎町=新宿区で

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、新宿区は今月中旬、歌舞伎町など繁華街の事業者や区保健所と「区繁華街新型コロナ対策連絡会(仮称)」を設ける。医療機関の協力も得ながら飲食店営業のガイドラインや、感染が確認された場合の事業者側の対応マニュアルを策定する。 (中村真暁)
 連絡会では、各事業者への講習会なども行い、衛生管理の徹底を周知する。
 区によると、区内では五月下旬から、繁華街での感染が拡大。顧客のプライバシーを配慮する店側や感染者の協力が得にくく、行動履歴などを調べる疫学調査が難しかった。官民連携の対策が急がれる中、区はホストクラブ関係者などと意見交換を重ね、対応策を探ってきた。
 吉住健一区長は「命と健康を守るため、事業者と協議を重ね、人権を尊重しつつ、積極的な疫学調査に協力いただくことをお願いした。感染症対策を進め、早期の収束を目指す」とコメントした。

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