グループ各社の乗務員と内勤者の質がここ数年で著しく向上した。自己主張ばかりするベテラン乗務員が減り、仕事に前向きな若手乗務員が増えた。内勤者も先代からの使えない縁故社員が減り、まじめに仕事する社員が報われる会社に変わってきた。
会社の民度が上がると経営は楽になる。交渉事もスムーズだし事務所の雰囲気も良くなる。会社はできる限り乗務員を大切にし、乗務員は会社が好きで働いてくれる。「乗務員は頭数が揃えばいい」、「タクシー会社なんてどこでも一緒」 という時代は終わった。
理想のタクシー会社は乗務員がタクシー会社を選び、会社も乗務員を選ぶ。私も文句が多い乗務員には、「うちが嫌なら他所に行ってみれば」と強気に話している。車内でタバコを吸ったり、給料を日払いでもらったり、いっぱい借金したい人には違う会社を選んでもらいたい。
直轄地のワンコドーム、新金(大阪営)で休業制度や最賃について文句を言う乗務員は一人もいない。むしろ、感謝の言葉を掛けてくれる。しかし、南にある会社からは、「6月15日まで給与補償して」とか「ずっと停まってる時間も労働時間に入れて」という声が聞こえてくる。
「早く辞めて欲しい」と思う。
会社は必死で金策して、内勤者は夏のボーナスなしで仕事している。給与補償や賃率60%補償等、会社はできることを120%の力で実施している。そのことを乗務員に伝えられない社長は能力がないと言わざるを得ない。待遇に文句のある人は『ケチグループ』に転職することをお勧めする。
ケチグループは雨にも負けず、コロナにも負けず営業を続ける立派な会社。しかもクラシックカーの一車持ちが保障されている。コンプライアンスも完璧で賞与まで出る。ワンコインのようなグレーな会社は早く辞めて乗務員の楽園を目指そう。N原に任せれば営業スキルも向上する。
民度は急に上がらない。腐ったみかんを取り除きつつ、一日一日と信頼を積み重ねる努力が必要である。
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