エブリシング立体音源。
ASMRが世界中で流行ってるこの頃ですが、欠かせないのは音源の立体感ですよね。お耳ぞわぞわ的な。ECサイトのGlotureに登場したワイヤレスヘッドフォン「SHIVR(シバー)」は、こうした音源の立体感をヘッドフォン側で再現する仕組みをもってるそうですよ。
SHIVRは、内蔵されたジャイロスコープ(ジャイロセンサともいう)が頭の向きを解析し、音源を効果的に空間に拡張します。
ヘッドフォンには、最大の欠点とも言われる「脳内定位問題」があります。これはステレオ音源をヘッドフォンで聞くと、音が脳内で鳴っているように聞こえる問題です。中にはこれが好きという方もいるかもしれませんが、本来、この音の鳴り方はスピーカーで聞いたときと違うわけで、SHIVRはそこの差を極力減らそうとしています。
この3Dオーディオアルゴリズムの開発には3年かかったそうで、いわく音源を分解して仮想的な環境シミュレーターに配置してるそうな。はぇーしゅごい。
ジャイロ内蔵だからこその機能、他にもあります。こんな感じで、頭の向きが変わっても音源位置が変わりません。かつ音源との距離をシミュレートするみたい。現実だと音源に対して頭の向きを変えたら聞こえ方も変わるから、現実に近い聞こえ方といえますね。
ハウジングの外側と内側に2つのマイクを内蔵していて、アクティブ・ノイズキャンセルを搭載。コーデックはaptX Low Latencyに対応し、動画視聴の遅延にも強し。ワイヤレス、ノイキャン、そして音の立体感という要素から、ゲームやVRでのサウンドデバイスとしても活躍してくれそうですね。バッテリーも25時間とかなりタフ。
価格は2万999円(税込)。普段の音楽をより現実に近い環境で聞ける、ちょっと変わったヘッドフォン。うーむ、試してみたい。ぞわぞわしたい。
Source: GLOTURE.JP, YouTube