住人紹介 No.15 | メンバーブログ | アオイエ

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コミュニティハウス アオイエ下高井戸

住人紹介 No.15 2018.10.28(Sun)



名前:益山永遠(Towa Masuyama)

入居期間:半年

年齢:16歳

  

アオイエ最年少の住人である永遠。

二条から下高井戸に移動になった今日。

二条の住人への感謝の気持ちや思い出を住人同士の会話からお届けします。  

   

【アオイエに入ったきっかけって何だったの?】

京都でインターンをする事が決まっていて、どこに住もうかと考えたときにアオイエというコミュニティハウスがあることを知ったんだよね。

最初は短期滞在の予定だったんだけど、1ヶ月過ごす中で、あまりにもみんなのことが大好きになり入居しました。

  

【今は何をやっているの?】

アパレルブランドの立ち上げをしていて、そのブランドのプロデューサーをやっています。

原体験を基に、自分があったらいいな、欲しいな、と思うものをTwitterで呟いたことがきっかけで、意外と需要があることに気が付きました。

その後、作りたいと言っていたら、いつの間にかブランドを立ち上げるためにクラウドファンディングを始め、多くの方の協力のお陰で目標額を達成して、今はデザインや商品の管理等、必要な全ての業務をやっています。

   

【アオイエ二条のみんなを思い浮かべて最初に出て来る言葉は?】

1番最新に浮かんでくるのは幸せかな。永遠にとっての幸せっていうのは、思い浮かべて幸せという言葉が出てくるって事。

愛っていう言葉を考えてたけど幸せがしっくりきたな。

   

【二条にいて1番幸せだった瞬間は?】

家族旅行の時だね。あれは本当に幸せだった。まじで楽しかった。

入居した当初、感じていなかった思いが月日が経つ毎にどんどん込み上げて来た。

二条のみんなを家族として大好きになった瞬間というよりか、いつの間にか大好きになってた感じなんだよね。

二条ノートにもトッピ(としき)が書いていたけど、二条は心理的な距離も物理的な距離もめちゃくちゃ近いって話をしてたじゃん。

愛情表現には色々は方法があると思うんだけど、二条の愛情表現が永遠にとって1番愛を感じやすい表現だった。だから、愛情表現の方法が永遠とは合っていたんだと思う。

好きだよ、愛してるよなどの直接的な言葉やハグから、私は愛されているんだということを感じた。そしたら自然と好きになっていた。

皆は自覚してないかもしれないけど、自分の中で二条の皆を突き放したたことがあって、それでも変わらず一緒に居てくれたこととか、受け入れてくれたことが凄く嬉しくて。

家族として愛を与え続けてくれているのが永遠にとってすごく大きかったな。

   

【二条に入ってこれを得れた。この場所だからこそ感じたことは?】

安心です。ここは愛という言葉と迷ったんだけど安心かな。

かまちゃんもこの前のインタビューで、ここではあなたは安心だよ。安全だよ。と言っていたんだけど、永遠も不安になる事はなかった。

永遠が東京に行くことで、みんなに嫌われちゃうんじゃないか、永遠のこと忘れちゃうんじゃないか、二条にいる間に出て行く話をしたら失望されるんじゃないか、避けられるんじゃないか、と不安に思っていた。

でも、それが一切なくて、何かを疑ったりするわけでもなく、二条はいつも安心して居られる。

   

永遠は人から嫌われたり、期待を裏切ってしまう事が自分の中で凄く怖いから、いつも気を使っていて、疲れることがあるんだけど、その反動で二条の中では自分の中で甘えたい、頼りたい、という感情が反動としてすごく出てしまっていた。

それを全て丸ごと受け止めてくれるお兄ちゃんとお姉ちゃんがいたからそういう面ですごく安心できた。



【安心な場所をあえて出る理由は?】 

明日からアオイエ@下高井戸に移動するんだけど、理由として1番大きかったのは二条の皆に依存しすぎてるな、ということを感じる機会が多くなったから。

永遠は学校も行っていないし、職場もないから、今所属しているコミュニティが二条だけ。

二条の皆はみんな永遠のことを良い意味でも悪い意味でも妹としてめちゃくちゃ甘やかすからやばいなと思って。

いざ二条というコミュニティを卒業することが永遠の中で結構大きな決断で、永遠は成長したいと思っているから、成長するには安心とは反対の刺激を求めて環境を変えることが大事なんじゃないかと思った。

だから二条を出るという決断をしました。 

   

【悠希】

永遠が二条を出ていくというのが今回で2回目だよね。

1度東京に行って、戻ってきて、今回。

1回目出て行く時はすごく、みんな止めようとしていた感じがあって、俺たちと一緒に住もうよ、ここにいろよ、家族になろうよ、と永遠に言っていたと思うんだけど。なんとなくのイメージだけど、永遠ってヒョロヒョロの体をガチガチの鋼で固めて、傷をつけなえいで、全てのもの跳ね返している感じがした。

表面的に笑っていた感じで、心もなく、私には触れないで、と言う気がしていて。

だからこそ、家族だったり、安心だったり、愛だったりが最優先で必要なんじゃないかなと思って、ここにいないよ、ここは俺が知る限りでは絶対に大丈夫な場所だから、ここで安心や愛を感じて欲しいという意味で気持ちを伝えていたんだけど、結局東京に行ってこっちに帰ってくることになって、しばらくして家族になってめちゃくちゃ死ぬほど嬉しくて。

   

永遠が1回来てくれて、沢山話して、大好きになったからここで家族になりたいと思っていたから、一緒に住むとなって、嬉しくて、今回出て行くとなった時は1回目みたいにやめときなよとは全然思わなくて、頑張ってきなという気持ちが本当に100%で、さっきの例えでいうと、カチカチに跳ね返しそうな鋼を全部取っ払って、心が強くなっているような気がしていて、そういうことを全て受け止めながら徐々に成長していて、たくましくなっているっていう感覚があった。

     

成長させたと言うとおこがましいけど、二条に育てられ感覚が本当にあるよね?

  

ここで凄く成長したと感じていて、次のステップに行く事に関しては前向きに頑張っておいで、応援したいし、もうだめここにいなさい、という引き止める理由もなくて、頑張っていっておいで、それでお互い成長してまた一緒に会おうね、一帆に会いに行こうねっていう感じだから、今回に関しては割と冷静に聞いていた。

   

【永遠】

そうなの、なんか永遠が東京に行きますって言った時に案外思っていた反応と違ってちょっと怖くなった。引き止められるかなと思っていたし、めっちゃ祝福されるわけでもなく、みんなが淡々と永遠の話を聞いてくれて、何を思っているのかめちゃくちゃ怖かった。

でもちゃんと話を聞くと、二条のみんなはめちゃくちゃ応援してくれていて。前みたいに東京に行くという選択や二条に帰ってくるという選択とか、永遠が選択するものに対して意見は言ってくれるけど、絶対二条のみんなは否定をしなくて、何だかんだいつも背中を押してくれる。

   

そういう環境にいつもありがたいなと思っているし、結果的に永遠が選んだ選択だから、東京に行くというのは、二条のみんなが自信を持って送り出してくれたという事もそうだけど、結果的に何かに失敗してまたここに戻ってくることになっても後悔はしないかな。

   

やりたいことを真剣に考えて、真剣に進んでいこうとする姿勢が皆を繋ぐ大事なことの1つだと思う。

それはかまちゃんが中国に行くという決意だったり。

それが皆の中で凄く大きくて、だから皆が多くの挑戦をして、多くのものを経験して、それでいて、それぞれの道に進んでいく。

でもどこか、心理的には繋がっていて、何かあった時に会うこともあるし、あいつが頑張ってるから俺も頑張ろうということもあるだろうし。

   

その心地良さが、二条の良い面でも悪い面でもあると言っていたけど、安心できる存在環境であると言うことを二条は貫き通して欲しいと思っている。

   

アオイエは普通の家族としてのコミュニティの他に、人間関係に対してトラウマだったり、挑戦に対して高いハードルを感じているときに、その悩みをぶっ壊してくれる場所だと永遠は思っている。

確かに甘やかされ過ぎて良くないんじゃないかということがあるけど、それでも寄り添う姿勢を見せてくれて、自分が持っていた概念を良い意味で壊してくれるということが多くの人を救ってくれると思うし、二条はこれからもそうであって欲しいなと思います。

住人の流動性が高くて、永遠が出る日にも新しい人が入ってくるし、これからもどんどん新しい人が入って来るけど、それは変わらないでいて欲しいな。

   

【悠希】

いやー、永遠は変わったね。本当に良い方向で変わったと思う。永遠すごく素敵です。

アオイエに入って変化したことはある?変わったことか。逆にどう変わったと思う。

   

がちがちだった部分が無くなって、強くて逞しくなった。

心底行っておいでと思える。今までだったら辞めておけと言うとところをそうではなくて行っておいで、というか応援をしてあげる。自信を持って送りだせる。

   

【永遠】

変わったことかー。逆に何が変わったと思う?難しい質問だね。なにが変わったのかな。

最初は自分のことで精一杯だったけど、人のことを考えられるようになったねってみんなは言ってくれるけど、永遠は今でも人のことを考えれてないなと思う。

二条の皆が永遠が出て行くからっていうことで甘やかしてくれているだけで、最近の永遠は結構わがままなことを言っている。

人のことを考えられているか?というとそうでは無い気がするし、自己中心的なことをしていると思う。

自覚があるのに直さないのは本当に反省しているんだけど。

表現の仕方が変わっただけで、しんどくて八つ当たりだったけど、雨の中お肉が食べたいとか、三角チョコパイ一杯食べたいとか、寝ているの起こして今日はみんなで話したいとか、みんなの気持ちを考えずにやりたいことをやっちゃってると思う。

   

【悠希】

でも永遠は可愛いから、いいよいいよって許しちゃってた。(笑)

     

【永遠】

まじで甘やかされていると思う。こんなに甘やかされることは家でもないよ。下高井戸でやっていけるかな。こんなところ他にないよ。こんなに甘やかしてもらえること。ここは大懸念点。(笑)

    

【悠希】

1年後にかずほに中国に会いに行く時、どうなっていたい?

その時までに達成したいことであったり自分の在りたい姿はある? 

    

【永遠】

痩せる。(笑)いまの永遠にとっては二条が大きいから、今の永遠の原動力も1年後の中国への家族旅行でも、1年事は頼れるようになったなと思えるようにする。

今は甘えん坊の妹みたいな感じだから、永遠が頼られる人になりたい。

もっとしっかりした人になりたい。みんなの助けになりたい。自立したいな。全然なんだかんだいって自立できていないから。

二条の皆を助けられるような人になりたい。

   

【悠希】

10年後はどんな人でありたい?

   

【永遠】

10年後は永遠は26歳。みんなは31歳とか。その頃皆は結婚して子供がいたりするね。

これまで、二条の皆にはたくさん迷惑かけたじゃん。

あの時に見放さないで良かったなって思えるような人でありたい。あの時あんなに手間かけて育てて良かったなと思えるような人になりたい。

    

【悠希】

俺たちが家族で良かった?

    

【永遠】

本当によかった。出会いって偶然の重なりだと思ってて、何か1つでも欠けたら、今には至ってない。

だからこそ運命って紙一重だと思ってて、少しの齟齬があれば出会ってない。

そこで永遠が精一杯の努力をしなかったら、あなたの代わりなんていくらでもいるとなる。

人間関係を構築する上で永遠じゃないとダメとか、永遠だから一緒にいたいって思えるような人になりたいと思ってるんだけど。

    

その上で皆とのコミュニケーションを怠ることが二条では沢山あったと思う。

失礼なこと、みんなを困らせること、今思うと何やってたんだと思うこともあったし、皆を心配させたり同じ屋根の下で暮らす上で、永遠がいたせいで崩れるかもと思った事もある。

永遠が努力を怠ってもずっと一緒にいてくれて、本当に皆にありがとうと言いたい。

最初は永遠が皆に対してバリアを作っていたけど、そのバリアをぶち壊して入ってく来た。

こういうのが無償の愛なのかな、と感じた。

二条じゃなかったら、家族という言葉自体にこの先ずっと嫌悪感があるものだったたかもしれない。

でも、皆とだから幸せだった。

これは誰か1人が欠けても成り立たないものだったと思うし、二条のメンバーだったからそう思えた事だと思う。

    

【悠希】

一帆が中国行くときの手紙でこの先どうなっているか一番気になる人が永遠だと言ってたけど、俺たちは一帆みたいにここから離れる実感がなかったから分からなかったけど、今永遠が出て行くタイミングになって、本当にこの先永遠がどうなるんだろうと完全にポジティブな意味で楽しみ。

プレッシャーを与えている訳ではなくて、これから先、期待に応えなきゃとか、自分の気持ちを無視して、無理矢理頑張り続けるとかではなくて、どう転がっても永遠のことが大好きだし、そう振り返ったら、ここで本当に良い方向に変わったんじゃないかと思ってる。

    

だから永遠が、成長のために何かをするんだろうと思うし、今度会った時にどんなふうに変わるのか、どんなふうに成長するのかなというのがめちゃくちゃ楽しみ。

   

【永遠】

永遠はまだ16歳だからね。

   

【悠希】

そう。だから変わった永遠と出会えるのが楽しみ。

   

【永遠】

昨日皆のことを振り返って、こんなことがあったなとか、今皆にどんなことを伝えたいかなと思った時に学校の先生みたいだった。

永遠は学校に行っていないから、卒業式のイメージは永遠にはないんだけど、本当に学校の先生みたいな感想しか思い浮かばなかった。

皆は永遠のお母さんが信頼して、永遠のことを預けられたわけじゃん。

そう思うと、本当に育ててもらったなと思う。

あの時は幸せだったなとか、あの時は楽しかったなとか、過去を振り返るだけじゃなくて、皆に会ったらどんな反応してくれるのかな、このことを話してたら喜んでくれるかな、と未来のことを考えられるように二条を卒業してから生きていきたいなと思う。

   

【悠希】

次このメンバーが揃うのは、1年後一帆に会いに行く時だと思うし、それまでも俺たち住人が個人的に東京のアオイエに移り住んだり、短期滞在で行くことはあると思うけど、皆とはこれからの人生を通じても関わっていきたいし、特に永遠は大事な妹だから。

    

【永遠】

例えば、誰かに子供が出来たら永遠はおばさんになるね。

永遠に子供ができたらみんなおじさん。姪っ子甥っ子だよ。

    

【悠希】

そうだね。人生を通じて本当に心から応援したいと思う存在だし、逆に心から応援してほしいと思う。これからどんなことがあっても応援してね。

永遠にとってのアオイエ@二条って何?

    

【永遠】

いる人によって変わるから、人によって二条は変わるだろうし、新しい人が入ってくることで、二条というコミュニティがその人に影響される。だから二条が何かは何とも言えないなあ。でも、少なくとも永遠にとってみんなは家族だし、本当に大切な存在であることは変わりないけどね。

    

【悠希】

二条の皆への思い出は?伝えたいことはある?

     

【永遠】

この期に及んで長いこと言ってられないので、ただただ好きだし、超愛してる。

ずっーと味方だし、本当に好き。みんなが思ってるよりもずっと大好き。

    

【悠希】

俺たちも永遠のことが大好きだし、ずっと応援するし、ずっと応援して欲しい。どんな道を歩んでも応援してる。 

   

【永遠】

泣いてるじゃん。(笑)

そんな薄っペラい言葉は信用できない。(笑)

    

【悠希】

自信を持って行ってらっしゃいと言えるよ。立派になったし、安心して見ていられるし。1年後が楽しみだし、安心して送り出せる。

期待じゃなくて、勝手に楽しみにしている。

どんな感じの1年になるのか楽しみにしてるし、1年後かまちゃんに会いに行くときに、胸を張って会いたいね。

      

【永遠】

永遠も1年後また集まる時に、今永遠こんなふうになったんだよ。と自信を持って言えるように頑張る。

みんな本当にありがとう。大好きだよ。

  

(インタビュー:増田悠希 / 文:Kouta Yamada)


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