playstation1のメモリーカードをPS3のメモリーカードアダプターを介してパソコンで読み書きするソフトとしてMCRWwinが知られていましたが、公式ページが消滅したようです。
そこで、windows10にも対応しているという2019年5月4日(4 May 2019)時点で更新中の設定が簡単そうな別のソフトを紹介します。
Playstation 1 Memory Card Manager (ps1mcman)です。
(http://onorisoft.free.fr/retro.htm のtoolsの Playstation 1 Memory Card Manager using the official Playstation 3 Memory Card USB Adaptor からダウンロード可能)
このソフトはメモリーカードの読み書きに同梱のドライバーのインストールが必要です。同梱のドライバーはwindowsXP, windows7~windows10まで、32bit/64bit両対応とのことです。同梱の libusb-1.0.dll がソフト(PS1 MC Manager.exe)と同じフォルダ内に必要です。MCRWwinで使用していたドライバーでは認識しません。(Read form PS3MCA, Write to PS3MCAの表示がボタンになりません)
ドライバーに署名がされています。
使用方法
使い方は、表示の通りですが、上と右のボタンを一応説明すると以下の通りです。
New MC新規仮想メモリーカードをソフト上に作成
Open MC/GMEmcr (mem)形式等ファイルを読み込む
Save MC仮想メモリーカードの保存(拡張子mc)
Read form PS3MCAメモリーカードアダプター経由で実物メモリーカードを読み込む
Write to PS3MCAメモリーカードアダプター経由で仮想メモリーカードを書き込む
Import Save from MCS/BIN単独セーブデータ(の塊)を読み込む
Export Save to MCS単独セーブデータとして保存(拡張子mcs)
Delete Save単独セーブデータの削除
上5つのコマンドは、メモリーカード全体(15ブロック、イメージ形式)としての操作です。
下3つのコマンドは、個別のセーブデータ(ブロック形式)としての操作です。複数ブロックを占有するデータは、塊として操作することになります。(枠線が表示されます)
横書き文化のフランス製のソフトのためか、横長モニターに合わせたのか、データのアイコンは横2列で表示されます。
下2つのコマンドを使う際は、データのアイコンをクリックして、操作対象ブロックを指定する必要があります。
操作可能データ形式
操作可能データ形式は、拡張子 mem (VGS Memory Card), mcr (ePSXe/PSEmu Pro Memory Card), mcd (Bleem! Memory Card), gme (DexDrive Memory Card), mcs (PSXGame Edit single save), mcxの各形式です。mem, mcr, mcは互換でMCRWwinで読み込めます。単独セーブデータで操作可能データ形式は、拡張子mcsです。拡張子 bin (Pocket Station Emulator PKEmu)も読み込めるようです。
セーブデータ単位での整理も可能です。壊れたセーブデータも読み込めるようです。
既に他のソフトを使っているが試してみたい時は、ダウンロードした ps1mcman.zip を解凍したフォルダー内の USB Driver for PS3 Memory Card Adaptor.exe を解凍ソフトで解凍した後、デバイスマネージャーやコンピューターのプロパティでドライバーの更新を選択して、ドライバーの場所として先程の exe ファイルを解凍して出来たフォルダーを指定して更新すればよいでしょう。不都合があれば、ドライバーを元に戻す、で元に戻せます。
ドライバーのインストール
初めてPS3のMemory Card Adaptor (CECHZM1)を使用する場合は、メモリーカードを挿さずにアダプターのみパソコンに接続して、
USB Driver for PS3 Memory Card Adaptor.EXE をダブルクリックすればドライバーがインストールされます。
具体的には、ダブルクリックすると、
デバイスドライバのインストールウィザードの開始 が表示されて、
デバイスドライバのインストールウィザードの完了 がほどなく表示されて、
libusbk PS3 MemoryCard Adaptor (04/27/2014 3.0.7.0) デバイスが更新されました の表示がされて終了です。
なお、レジストリを使用するようです。
このドライバーは、ホットプラグに対応しているようです。また、メモリーカードアダプターは、デバイス マネージャーにおいて libusbk のところに表示されます。
作者公認フリーソフトですが、気に入ったら支援してね、とお願いの表示があります。
