|
||
アポセールスからマルチ商法に転換 | ||
消費者の大敵と言ってもいい、悪徳アポ業界の古狸=VIPの山本和憲が、又候如何わしい商売を始めた模様だ。 度重なる悪徳業者の摘発に加え、当局の消費者に対する注意喚起も功を奏し、 この一般にはまだまだ馴染みの薄いビジネスの本質は、単なるマネーゲームであり、古典的詐欺商法『ネズミ講』の進化したものと考えればよい。進化と言っても、呼称が今時のカタカナ商売に変わっただけで、所詮は詐欺商法である。ピラミッドの頂点付近に位置する、極小数の輩が『子』から利益を吸い上げる普遍的原理は、従来のネズミ講と何ら変わりはない。 其れでも、被害者が必ず発生する事だけは確かであり、僅かに生き残った組織の1つでも連鎖的システムが具合良く機能してしまえば、あっという間に数万人規模の被害者が生み出される事態となる。 ネットワークビジネスと称するものの多くがネズミ講紛いである以上、彼らが売りにする『健康と高額収入』の一挙両得は、夢物語であることを消費者は肝に命じなければならない。 さて、希代の策士=山本和憲は、どの様な形態をもってネットワークビジネスに参入したのか。流石なのは、有象無象の俄か起業家共とはやはり一味違うところだ。 |
||
『オズクラブ』から『は~もにークラブ』 | ||
これ等を目にした消費者が「一寸面白そう」と同クラブの門を叩いた瞬間、既に山本和憲の術中にはまっているといってもよい。更に同クラブの説明会(毎週火・木の2回)に参加しようものなら、てぐすね引いて待ち構えていた勧誘員から次から次へと夢のような話を聞かされる事になる。 例えば《日本全国500ヶ所の旅館・ホテルが格安料金で利用可能》《更に150ヶ所のペンション・民宿も格安》《全国70ヶ所のシティホテルは半額で使い放題》《有名スポーツクラブも格安で利用可能》その他、提携テニスクラブ160ヶ所に、ゴルフ場140ヶ所もあるといった具合に、聞けば聞くほど素晴らしく充実?したサービス内容である。 単純に考えれば、同クラブの月会費1万5,000円(年間18万円)を支払い、それを宿泊代のみで回収するには、前記の様々な施設利用の割引率を50%で計算し、年間36万円分宿泊して漸くチャラである。無論これに交通費や雑費を加えれば、同クラブの会員は旅行のみに、年間100万円近くも使うことになる。 先に触れたように、この手の施設も宿泊施設同様、利用者の減少から料金もお手軽になっており、何時利用するやも知れないものに安くない会費を払い続ける意味など無いのである。 結論を言えば『は~もにークラブ』は特定商取引法に規定されている連鎖販売取引を行なう組織であり、それを主宰し頂点に君臨する大ネズミこそが、山本和憲の正体ということだ。 其れでも引っ掛かって後悔している方、特に『は~もにークラブ』に関係する泣き言なら、当紙が責任持って相談に乗りますので、遠慮なくご相談下さい。 |
||
|
||