2日午後2時50分ごろ、愛知県西尾市住崎の住崎1号公園の植え込みで、へその緒が付いた男の赤ちゃんの遺体があるのを、110番で駆け付けた西尾署員が見つけた。公園内のトイレが血まみれだったことから、西尾署はトイレで出産後に遺棄された可能性もあるとみて調べている。現場は名鉄西尾駅から南西に約1.4キロの住宅街にある公園。
同署によると、遺体はポリ袋に入っていた。目立った外傷はなく、衣服は身に着けていなかった。
同日午前8時40分ごろ、通行人から西尾市役所に「猫のような鳴き声が(公園の)トイレからする」と電話があった。約10分後に市職員が確認に訪れたが、トイレの個室は使用中で物音もしなかったため、立ち去った。
午後2時半ごろにあらためて職員が訪れると、トイレ内が血まみれだった。近くの植え込みでポリ袋を発見し、「赤ちゃんらしき遺体がある」と110番した。トイレは男女共用の個室だった。〔共同〕