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 特定の人種や民族などへの憎悪をあおる「ヘイトスピーチ」の問題を考え、抗議の必要性を学ぶ学習会が16日夜、名古屋市中区の中生涯学習センターであった。これまで活動に参加したことのない人も含め、約30人が参加。主催者は「差別を許さない名古屋を実現しよう」と訴えた。

 路上の抗議活動を続けてきた市民団体「Antifa758(アンティファナゴヤ)」が主催。ヘイトスピーチは、在日コリアンが多く住む東京・新大久保や大阪・鶴橋でのデモなどで注目されたが、名古屋市や三重県四日市市など東海地方でも、毎月のように行われている。代表の林晃佑さん(30)は「多くの市民に、自分の街で反対の意思を示してもらおうと企画した」と話す。

 ヘイトスピーチの現場では、「朝鮮人をたたき出せ」などの差別的言動に対し、「カウンター」と呼ばれる人々も拡声機を使い、「くたばれレイシスト」などの強い表現で対抗する。

 林さんは「抵抗を感じる人もい…

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