【操作方法ではなく、使い方が難しい】
<製品仕様>
サンコー小型デジタル騒音計 RAMA11008
(BENETECH社製 GM1351)
●1.測定範囲 30~130[dBA]
●2.測定精度 ±1.5[dBA]
●3.4桁表示 (199.9[dBA])分解能0.1[dBA]
●4.測定周波数 31.5[Hz]~8[KHz]
●5.サンプリングレート 2[回/秒]
●6.オートバックライト機能
●7.MAX/MINホールド機能
●8.低消費電力表示
●9.オートパワーオフ機能
●10.オートパワーオフキャンセル(起動時に電源ボタン長押しでキャンセル)
●11.角型9V電池(006P 9V)
<購入目的と製品概要>
隣家の事業所の、騒音対策に購入。
製品は、頑丈なブリスターパックに入れられている。
中国製。
角型9V電池(006P 9V)は、同梱されているので、製品はすぐに使える。
操作方法は至って簡単だが、騒音計という物を理解しないと、実用は難しい。
<操作方法や、計測等の注意点>
●1:騒音計を手に持った状態で計測すると、手の肌ズレの音が入りやすい。この雑音が入らない様に、そっと持たなければ計測値が影響される。
●2:MAX(最高値ホールド)ボタンを押すときは、乱暴に押してはならない。ボタンのクリック音の雑音で、計測値が影響される。この様な操作をすると、現在計測値40[dBA]がMAX60[dBA]にまで跳ね上がり、MAX値が固定されてしまう。それ以上のMAX値を更新する騒音が入らないと、計測値が動かない。
●3:人間の耳で感じる騒音と計測値が乖離(かいり)する。
一般の騒音計は、人間の聴音感度(3KHz-4KHz)が良い、A特性[dBA]を採用している。
”dB”の後にAが付いていれば、A特性[dBA]で測定されている事を示す。
そのため、思った以上に値が出ない事がある。
室内40[dBA]で、20m先のチェンソーのエンジン音が42[dBA]と計測された時は目を疑った。
また、人間の耳に感じる音は、感情の重みづけが付加される。
嫌な音は大きく感じ、心地よい音は小さく感じる。
●4:突発音(パルス音)の計測は難しい。
そもそも、突発音(パルス音)には、計測の待機時間が必要になる。
約11分でオートパワーオフになるため、起動時に電源ボタンの長押しによってこれをキャンセルしなければならない。
計測器を据え付ける三脚が必需品になる。
待機計測の間、自分が起こす生活雑音を入れず、計測するのは難しい。
MAX(最高値ホールド)モードで測れなくもないが、息を殺してじっとしているのは、なかなか困難である。
角型9V電池(006P 9V)は、電源容量がないため、長時間のモニターには不向き。
●5:騒音の規制基準で事業所において規制される基準は、
住宅街 午前6時~午前8時 45[dBA]、午前8時~午後6時 50[dBA]、午後6時~午後11時 45[dBA]、午後11時~午前6時 40[dBA]、となっている。
●6:計測距離が2倍になれば、計測値はー6[dBA]となる。
2mで50[dBA]なら、4mで44[dBA]となる。
<総合評価>
この価格(¥1450)で、手頃に計測出来て、騒音環境を知るには、良い買い物ではないかと思います。
ただ、計測器として真の値が出ているかはわからず、また、公的機関に認定、校正された計測器ではありません。
本製品では、階上の足音などの突発音(パルス音)や、A特性[dBA]から外れた低周波音、高周波音、衝撃音などは極めて計測するのが難しくなります。
起こっている事と、騒音の因果関係を見極めるには、映像録画とパソコンのデーターロガー騒音計がベストになります。これを業者に頼むと、1日5万円らしいです。
騒音被害を訴えるには、ハードルが高いと言わざるを得ません。
ご参考になれば幸いです。
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