東京都は5日、新型コロナウイルスの感染者と接触した可能性がある人にメールやSNS(交流サイト)で通知する取り組みを12日から始めると発表した。美術館や動物園などの都有施設約30カ所で訪問履歴に基づいて感染リスクを警告する。
施設を訪れた人は、設置されたQRコードをスマートフォンなどで読み込んでもらい、メールアドレスや対話アプリ「LINE(ライン)」アカウントなどの情報を登録する。来訪者から複数の感染者が確認されるなど感染リスクが高いと判断した場合、登録情報に基づき、同時期に施設内にいた対象者にメールやLINEで通知する。
12日時点では東京都現代美術館(東京・江東)や多摩動物公園(日野市)、パスポートセンターなどで始め、順次対象施設を拡大する。