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聞き手・構成:坂上秋成
『Soul Searching Journey~麻枝准対談企画~』第2回をお届けする。
今回は『Kanon』、『AIR』、『CLANNAD』といったKeyの代表作、およびTactics時代の『MOON.』『ONE~輝く季節へ~』において原画を務め、長年麻枝 准とタッグを組んできたイラストレーターである樋上いたる氏を招き、麻枝氏との対談を行ってもらった。
樋上氏は「いたる絵」とも呼ばれる個性的かつ魅力的なキャラクターを描き、まぎれもなくKeyが成功するための立役者となった人物だ。そんな彼女が盟友である麻枝氏とどのようなことを語るのか。彼らのあいだにどのようなドラマがあったのか。
本対談で、ぜひその点を確認してもらいたいと思う。
それは間違いなく、Keyというブランドについて、そしてクリエイターが作品を生み出すとはどういうことかについて、深く知るための手掛かりとなるはずだ。

――今日はお時間を作っていただきありがとうございます。麻枝さんと樋上さんは、お話をするのもだいぶ久しぶりのことになるんでしょうか。
麻枝:
最後に会ったのは自分が病院のベッドで寝ている時でしたね。2016年に病気で倒れて入院してるところへ、樋上さんがお見舞いに来てくれたんです。
樋上:
あの時はめちゃくちゃ驚きました。私は麻枝くんへの面会が許可されたという連絡を受けた時、香港にいたからすぐに駆け付けられなかったんですよ。
――今日はお二人の出会いから話を初めて、徐々に現在へ近づいていくようなかたちでお話していただければと思っています。そもそも、麻枝さんと樋上さんが出会ったのはいつ頃なんでしょうか。
麻枝:
最初に会ったのは、自分がTacticsに入った時ですね。そこで樋上さんが先輩として働いていたんです。
樋上:
もともと私はTacticsというブランドができる前、同じNEXTON内のメイファーソフトという18禁ゲームのブランドに所属していました。それを畳むことが決まってから、18禁ゲームを作りたいというメンバーが残ってTacticsを作ったんです。そこにシナリオライターとして麻枝くんが入ってきてくれました。
麻枝:
自分が入る前にTacticsが出した『同棲』はシナリオが外注だったんですよね。その後で社内に専属のライターを入れたいということで募集をかけ、そこに自分が応募したという流れです。
樋上:
第一印象としては「なんか物静かな人が入ってきたなあ」という感じでした(笑)。
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最終更新日:2020-06-05 19:00
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