概要 
クラドセラケ目・科不明・クラドセラケ属。
3億7000万年くらい前(古生代デボン紀)のアメリカに生息していたサメの仲間。
大きさ1~2メートル、名前の意味は「分かれた歯をもつサメ」。
特徴 
すでに現代のサメとほぼ変わらない姿をしていたが、ラブカのように顔の先に口がついている。
イタチザメくんと見比べてみよう
しかしラブカと違って背びれは2つあり、尾びれも発達していて力強く泳げたようだ。
なおクラドセラケは原始的なサメの1グループでこそあるが、現代のサメの祖先ではないと考えられている。
ドリオドゥス 
4億900万年くらい前(デボン紀初期)に生息していたサメの仲間。
硬骨魚類と軟骨魚類の特徴をあわせ持っており、「サメの仲間は元々硬骨魚類だった」という説を証明する貴重な証拠とされる。
この魚の発見でクラドセラケはサメの仲間第1号から外れてしまったが、サメの進化を考える上で重要なのは変わらない。
ラブカ 
カグラザメ目ラブカ科。
大きさ1~2メートル、漢字で書くと「羅鱶」という結構強そうな感じに。
日本でも駿河湾などに生息しており、深海500~1000メートルくらいに住んでいる。
かのシン・ゴジラのモデルとして話題になったほか、そのサメらしくないビジュアルもキモカワ系として人気を呼んだ。
ラブカやカグラザメの仲間は現生種としてはかなり原始的なグループに属し、エラが6~7つ(普通のサメは5つ)もある事、背びれが背中の後ろに1つしかないことなどが特徴。
それ以外だと針のような細い歯がずらりと並ぶ口、3年半かけてやっと子供を生む妊娠最長記録、
※サメの仲間はほとんどが胎生で、妊娠期間は1年以上かかるものが多い。しかし3年もかかるのはこいつの他にはウバザメくらい。
そのビジュアルからクラドセラケの生き残りという説もあったが、パーツがそこそこ似ているだけでサメの仲間ということ以外関係はないとされる。
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