【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は5日、この日午前0時現在の新型コロナウイルスの感染者数は前日午前0時の時点から39人増え、計1万1668人になったと発表した。死者は前日と変わらず計273人だった。
首都圏の教会に加え、高齢者を対象にセミナーを開催して健康用品を販売する訪問販売業者を中心に新型コロナウイルスの集団感染が発生し、感染の拡大傾向が続いている。この訪問販売業者に関連する感染者は4日だけで10人近く増加し、防疫当局は重症化のリスクが高い高齢者の感染拡大を懸念している。
新規感染者39人のうち、1人は入国者を対象とした検疫で、残りの38人は国内で確認された。地域別ではソウル市で15人、京畿道で13人、仁川市で6人と首都圏が計34人に上った。このほか慶尚北道で2人、大邱市と忠清南道でそれぞれ1人の感染が判明した。
首都圏の教会関連の感染者も増加が続いており、4日正午現在で計66人と前日から11人増えた。このほか、慶尚北道では高校教師の20代女性の感染が確認された。
先月末は減少傾向にあった新規感染者数は、6月に入ってから首都圏の教会や訪問販売業者の集団感染の発生により減少の兆しが見えず、1日から5日まで連日30~40人台を記録している。
ynhrm@yna.co.kr