円高円安とは
円高、円安は外国の通貨に対する相対的な「円の価値」のことを指しています。
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円高とは「円の価値が上がること」
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外国の通貨に対する円の価値が下がった時が「円安」、円の価値が上がった時が「円高」となります。
例えば、1ドルが110円から1ドル105円に動いた場合を考えてみましょう。1ドルの価値が110円から105円に下がったことになりますので、ドルが安ということになります。 逆に円の価値は上がっているので、円高といいます。
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円安とは「円の価値が下がること」
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一方、為替レートが1ドル115円に動いたとします。
1ドルの価値が110円から115円に上がったことになりますので、ドル高ということになります。 逆に円の価値が下がっているので、円安といいます。
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1ドルの数字が高くなるとドル高(円安)、安くなるとドル安(円高)で覚えるとわかりやすいでしょう。
FXはどうやって
利益を上げるの?
外国為替は、常に変動していますが、その値動きを利用して上がると思ったら買い、
下がると思ったら売ることで利益を上げることができます。
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どれくらいの利益や損失が出るの?
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- 上がった時例えば、1ドルが100円のときに、100万円を投資して、1万ドルを買ったとします。 その後、思惑どおり、1ドルが105円に値上がりしました。そこで、1万ドルを売ります。 100円で買ったドルが105円で売れ、1ドルあたりの利益が5円です。1万ドルで5万円の利益です。 これを「為替差益」と呼びます。
- 下がったとき逆に、ドルが値下がりして、1ドルが95円になったらどうでしょうか。1ドル当たりの損失が5円となり、1万ドルで5万円の損失となってしまいます。 これも「為替差損」と呼びます。
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24時間取引OK
FXは株式などの金融商品とは異なり24時間いつでも取引をすることができます。※土日を除きます。
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FXは、なぜ24時間取引ができるのか
FXの取引が24時間可能な理由は、為替の取引が世界中のあらゆる場所で行われているからです。
取引はオセアニア市場から始まり、続いて東京市場がオープン。夕方17時頃から欧州・ロンドン市場に移り、21時頃からニューヨーク市場が始まります。 - そして、ニューヨーク市場が終わる頃には、再びオセアニア市場がスタートするので、外国為替市場は24時間取引できる市場となっています。
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FX取引が活発な時間帯がある
- 24時間取引ができる中でも、取引が活発になる時間というものがあります。
ロンドン市場とニューヨーク市場の開いている、日本時間の21時から27時にあたります。
この時間帯は取引参加者も増え、米国の経済指標が発表されるので値動きが活発になります。
値下がりしても利益が出るってどういうこと?
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FXは買い売りどちらからでも取引が始められる
FXは、「買い」だけでなく、「売り」からも取引を開始することができるため、 相場が上がっても下がっても利益を得ることができます。
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値上がりした場合
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例えば、1ドルが100円のときに1ドルを買います。 その後、1ドルが101円に値上がりしたので、1ドルを売った場合、利益は1円になります。
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値下がりした場合
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1ドルが100円のとき、1ドルを売ります。その後、1ドルが99円に値下がりしたので、 1ドルを買い戻します。この場合、1円の利益を得ることができます。
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FXは、上がっても下がっても儲けることが可能ですので、株式投資と比べると儲けるチャンスが2倍です。
スワップポイントとは?
FXは、2つの国の通貨を交換する際に金利も交換しています。
この2通貨間の金利差を日毎に割って調整した金額のことを「スワップポイント(金利差調整額)」といいます。
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※2020年2月13日現在の政策金利
スワップポイントは毎日付与される
- 外貨預金は満期にならないと金利がもらえず、満期前に途中解約すると金利の利率が中途解約利率に変更され、解約手数料が発生します。
- 一方、FXは金利の高い通貨を買って、金利の安い通貨を売ると、保有した日数分のスワップポイントをもらうことができ、さらに解約手数料はかかりません。
- このスワップポイントがFXの人気の理由の一つとなります。
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実際にもらえるスワップポイントを計算
- 1ドル100円のときに1万ドル買った場合のスワップポイントを紹介しましょう。
- アメリカドルの金利は1.75%
- 日本円の金利は0.10% ※上記政策金利は2020年2月13日現在
- 1日あたりのスワップポイント=(保有数量×為替レート×金利差)÷365日
- 100円×10,000通貨×(1.75%-0.1%)÷365日=45.2054……≒約45円
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1万ドルを1年間保有した場合のスワップポイント
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1年間、為替レートと金利差とスワップポイントが変わらないとした場合45円×365日=16,425円 がもらえることになります。
スワップポイントは毎日受け取ることができるので、今日買って1週間後に売って解約しても、1週間分のスワップポイントは手に入ります。
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スワップポイントはマイナスになることもある
金利の低い通貨を買って、金利の高い通貨を売ってポジションを保有する場合は、 スワップポイントを支払うことになります。
各通貨のスワップポイントについては、以下のページからご確認ください。
スプレッドとは
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スプレッドは売値と買値の価格差
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FX取引では、売値と買値の2つの価格が同時に表示されます。この売り値(Bid)と買い値(Ask)の差を「スプレッド」と呼びます。
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pips(ピップス)とは
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FXでは為替レートの最小単位をpips(ピップス)といいます。1pips=1銭=0.01円となり、例えば100pipsの値動きと言ったら1円の値動きを意味します。
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スプレッドは取引コスト
通常、外国為替市場では、売り値(Bid)よりも買い値(Ask)の方が高いため、新規注文が約定した瞬間にスプレッド分の損失が発生します。 スプレッドがFX取引のコストと考えられるのはそのためです。
スプレッドについては以下のページで詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
FXの多様な注文方法~基本編~
FX取引では、株式市場と比べて注文の種類が豊富なため、
相場状況に合わせて使い分けることでチャンスを逃すことなく取引ができます。
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成行注文(クイックトレード)
- 成行注文とは「成行注文」は、現在のレートですぐに取引を成立させたいときに行う注文です。どんなレートでもいいから「今すぐ買いたい」、または「今すぐ売りたい」時にこの成行注文を使います。成行注文はわかりやすく初心者でも使いやすい注文方法です。
- スリッページ成行注文ではスリッページ(注文した価格と実際に成立した価格との差)が発生する場合があります。
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指値注文
- 指値注文とは「指値注文」は、現在のレートより有利なレートであらかじめ指定する注文方法です。
- 買い注文の場合、現在のレートより安いレートを指定する
- 売り注文の場合、現在のレートより高いレートを指定する
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例えば、米ドル円が100円のときに、「99円のになったら買いたい」といったときは99円で買いの指値注文を使います
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反対に、米ドル円が100円のときに、「101円になったら売りたい」といったときは101円で売りの指値注文を使います
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逆指値注文
- 逆指値注文とは逆指値注文は、現在のレートより不利なレートであらかじめ指定する注文方法です。
- 例えば、以下のような場合に逆指値注文を使います。
- 現在レートから上昇し、指定したレート以上になったら買う
- 現在レートよりも下落し、指定したレート以下になったら売る
- 逆指値注文は予想に反した場合、損失を広げないために利用します。
別名でストップ注文や損切注文と呼ばれたりします。 - 買った後に、予想に反して相場が下がり、これより下がったらさらに損失が膨らむので、損失を拡大させたくないというレートに逆指値を設定しておきます。
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例えば米ドル円を100円で売った後、「101円以上になったら、損失が大きくなるので101で損切りしよう」と決めた場合、101円で買いの逆指値注文を出します。
米ドル円が値上がりし、101円以上になった場合、自動的に成行の買い注文が出されます。
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反対に、米ドル円を100円で買った後、「99円以下になったら、損失が大きくなるので99円で損切りしよう」と決めた場合、99円で売りの逆指値注文を出します。
米ドル円が値下がりし、99円以下になった場合、自動的に成行の売り注文が出されます。
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FXの多様な注文方法~応用編~
基本編で解説した「成行注文」「指値注文」「逆指値注文」を組み合わせた注文方法を紹介します。
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OCO注文
OCO注文とは、2つの注文(指値注文と逆指値注文)を同時に出しておいて、どちらかが成立したら、もう一方の注文が自動的にキャンセルされる注文です。
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- 103円で決済売りの指値注文
- 99円で決済売りの逆指値注文
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IFD注文
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例えば、1ドル101円のときに
「100円まで下がったら買って、その後103円に値上がりしたら利益を確定して売りたいな」
と決めた場合IFD注文を使います。- 100円で新規買いの指値注文
- 103円で決済売りの指値注文
の2つの注文をワンセットで同時に出すことができるのがIFD注文です。
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IFDO注文
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例えば、現在のレートが101円のとき「100円まで下がったら買って、その後、103円まで上がったら利益確定して売りたいな」「思惑に反して97円以下になったら損切りしよう」
と決めた場合、- 100円の新規買い指値注文
- 103円の決済売り指値注文
- 97円の決済売り逆指値注文
の3つ注文を同時に出すことができるのがIFDO注文です。
なお、決済注文はOCO注文になりますのでどちらか一つが成立したら、もう一方は自動的にキャンセルされます。
例えば、1ドル100円で買いポジションを持っている状態で、
「103円になったら利益を確定して売りたい」
「でも相場が下落して99円以下になったら損失が拡大しないように損切りしよう」
と決めた場合にOCO注文を使います。の2つを同時に注文を出すことができるのがOCO注文です。
IFD注文(イフダン注文)とは新規注文と決済注文(利食いまたは損切注文)をワンセットにして出す注文です。
IFDO注文はIFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法のことで、新規注文と決済注文2つ(利食い注文と損切注文)をワンセットで出す注文方法です。
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安心の信託保全
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信託保全とは
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※日本の土日、祝祭日は除きます。
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100%信託保全の義務化について
信託保全とは、お客様からお預かりした証拠金を信託口座にて保全することにより、「万が一FX会社が倒産した場合でも、お客様の資産が守られるしくみ」です。
当社では金融商品取引法の規定に基づき、お客様から預託を受けた証拠金等の資金は、三井住友銀行へ金銭信託を行う方法により当社の財産とは区分して管理しています。
信託保全の対象額(区分管理必要額)は、お客様より預託を受けた証拠金に実現損益、評価損益及びスワップ損益を加減算した金額です。
信託保全の対象額は、毎営業日の取引終了時点のお客様の保有ポジションと当社の定める値洗いレートを元に算出し、必要な金額を確定します。当社はこの確定した必要額を上回るように2営業日後(※)に三井住友銀行へ信託しています。
なお、三井住友銀行の信託口座へ入金されるまでの間は、証拠金であることがその名義によって明らかな預金口座において、当社の財産とは区分して管理しております。2009年8月1日に施行された「金融商品取引業者に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」により、2010年2月1日より、FX取引おいて、お客様からお預かりした資金を全額信託保全することが義務化されました。
これにより、FX業者が破綻してもお客様が預けたお金が返金されるようになりましたので安心です。
ただし、海外業者は信託保全が義務化されていないのでご注意ください。 -