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 鹿児島大学などの研究チームが、静岡県伊豆半島周辺や鹿児島湾などにすむ、チョウチョウウオの仲間の新種を発見した。白黒しま模様の見た目から、和名を「パンダゲンロクダイ」と名付け、日本魚類学会の英文誌「イクチオロジカル・リサーチ」電子版に発表した。(https://www.doi.org/10.1007/s10228-020-00735-9別ウインドウで開きます

 新種の魚は体長10センチ弱。この種に近い「ゲンロクダイ」は黄と白のしま模様が特徴だ。神奈川県立生命の星・地球博物館の写真データベースで公開されていた、伊豆半島近くの海で撮られた写真に、白黒しま模様のゲンロクダイに似た魚を見つけ、チームは新種ではないかと推測。

 海外を含む各地の標本を取り寄せ、長い口先などの形や色といった特徴を調べ、6年かけて新種と証明した。日本のほか、東シナ海フィリピンにいることもわかった。

 チョウチョウウオの仲間はサンゴ礁など浅い海にすむことが多いが、パンダゲンロクダイは水深40~160メートルの深い岩場に生息しているのが特徴だ。

 鹿児島大の本村浩之教授(魚類…

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