妻を殺害した疑い 陸自3等陸曹を逮捕 過去にDV相談
2020年6月4日10時07分
自宅アパートで妻を殺害したとして、大阪府警は4日、陸上自衛隊信太山駐屯地の3等陸曹、井口直樹容疑者(25)=同府和泉市阪本町=を殺人容疑で緊急逮捕し、発表した。「妻の首を手で絞め殺したことに間違いありません」と容疑を認めているという。
和泉署によると、井口容疑者は3日夜、自室で妻の朋子さん(31)の首を絞めて殺害した疑いがある。4日午前1時すぎ、井口容疑者の上司の男性から「部下が妻の首を絞め殺したと言っている」と110番通報があり、署員が駆け付けると、朋子さんが倒れており、その場で死亡が確認された。井口容疑者が殺害を認めたため、緊急逮捕したという。
井口容疑者と朋子さんは2人暮らし。府警人身安全対策室によると、2016年10月~19年9月、夫婦双方から2回、朋子さんから1回の計3回、DV(家庭内暴力)相談があった。和泉署員がその都度、自宅に訪問したり電話をかけたりして対応していた、と説明している。
信太山駐屯地は取材に「事実確認中のため、現時点でのコメントは差し控える」と答えた。