2020年6月3日 / 05:18 / 20時間前更新

ルイ・ヴィトンのデザイナー、米デモ隊の略奪非難する発言を謝罪

米中西部ミネソタ州で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件を巡って、ルイ・ヴィトンの著名デザイナーであるヴァージル・アブロー氏が、デモ隊による略奪行為を非難した自身の発言について謝罪した。パリのファッションショーで1月16日撮影。(2020年 ロイター/Charles Platiau)

[ミラノ 2日 ロイター] - 米中西部ミネソタ州で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件を巡って、ルイ・ヴィトンの著名デザイナーであるヴァージル・アブロー氏が、デモ隊による略奪行為を非難した自身の発言について謝罪した。

アブロー氏は、ルイ・ヴィトンのメンズウェアコレクションのデザイナーであり、ストリートウェアのブランド「オフ・ホワイト」を立ち上げた。ファッション界で最も有名な黒人デザイナーの1人とされる。

アブロー氏は、シカゴとロサンゼルスで自身と関係のある店舗が略奪されたことについて「ひどい行為」と強く非難したが、同氏のコメントを巡ってソーシャルメディア上では一部で反発の声も上がっていた。

これを受けてアブロー氏は1日夜、インスタグラムへの投稿で「人種差別と警察の暴力の根絶を目指すあらゆる運動」を支持すると表明。

「私は昨日、私や友人たちの店が略奪されたことについてお話しした。これらの店舗への私の心配が、正義を守り怒りを表明する権利に対する関心を圧倒してしまったようだ。謝罪する」とした。

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