■1次試作、試作2号車(TKX-0002)
砲塔
車体
走行装置
撮影者:みうら様
撮影場所:朝霞広報センター
撮影年:2007年
刻印と銘板
撮影者:コミント人様
撮影場所:朝霞広報センター
撮影年:2008年
■2次試作、試作4号車(TKX-0004)
撮影者:コミント人様
撮影場所:前川原駐屯地
撮影年:2007年
■2次試作、試作5号車(TKX-0005)
撮影者:コミント人様
撮影場所:土浦駐屯地
撮影年:2008年

みうら様、コミント人様より、画像を頂きました。

   
広報センターの試作車は何号車なのか?と疑問に思っていましたところ、
コミント人様より銘板の画像と共に以下の情報を頂きました。

少なくとも車体部は試作2号車TKX-0002(1次試作、試作2号車、昭和60年6月製)。
砲塔部は製造番号を確認できるものが何もなく、砲身も展示用に加工されているらしく、
当時のものかどうか不明。

90式の試作車のその後は諸説あるが、私が得ている情報では以下のようになっている。

■部分試作
TTB(車体に箱状の機器室を設けたもの):廃棄?
■1次試作
試作1号車:廃棄?
試作2号車:少なくとも車体は陸自広報センターに展示
■2次試作
試作3号車:マスコミに公開されたもの。耐弾試験後廃棄?
試作4号車:前川原駐屯地に展示
試作5号車:土浦駐屯地に展示
試作6号車:TTB(タンク・テスト・ベッド)として現役?


その後、コミント人様は調査を続けられ以下の事実を明らかにされました。

土浦の試作車は試作5号車だが、銘板が「TKX-0005」となっているのに対し、
車体前面の刻印は「TKX-2-0005」となっている。
同様に朝霞広報センターにある試作2号車も刻印が「TKX-1-0002」となっている事を確認。
90式戦車の試作車体だけは、1次試作と2次試作の識別が出来る模様。


たいへん深いご研究です。コミント人様、情報感謝致します。
画像は有りませんが、土浦「TKX-0005」の銘板には「昭和63年4月」と書かれております。

朝霞広報センターの展示車についても以下の情報を頂いております。

94式水際地雷敷設装置:試作4号車?
87式自走高射機関砲:74式戦車車体ベース試作1号車
89式装甲戦闘車:試作1号車
96式装輪装甲車:試作1号車
74式戦車:126号車(量産120号車)
74式105mm自走榴弾砲:13号車(量産11号車)
軽装甲機動車:試作3号車

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