先月、東京・靖国神社のトイレで、中国の武漢を中傷するなどの落書きが見つかった事件で、警視庁は都内に住む33歳の男を逮捕しました。

建造物損壊などの疑いで逮捕されたのは江戸川区に住む川辺将容疑者です。

警視庁によりますと、川辺容疑者は先月4日、千代田区の靖国神社の2か所のトイレで「武漢人を皆殺しにしよう」「なんで靖国神社なのに韓国語の案内出してんだバカ野郎!」などと黒のペンのようなもので落書きし、壁などを損壊した疑いがもたれています。

防犯カメラの捜査で浮上したということで、調べに対し、川辺容疑者は容疑を認め、「ネット右翼の奴らに一矢報いたかった」と供述しているということです。

警視庁は、右派的な言動を好む人物の犯行にみせかけようとしたとみて、詳しく調べています。