木村花さん死去の悲劇…視聴者はフィクションへの認識欠如
ネットで叩かれることも有名税と割り切っている出演者もいますが、免疫がなかった花さんがその犠牲になってしまった悲劇といえます。
SNSの誹謗中傷への規制強化はもちろんのこと、番組側も出演中はSNSを禁止したり、タレントではない出演者の心のケアをするなど、最悪の事態になる前に打つ手はあったと考えます。
▽原田曜平(はらだ・ようへい) 1977年生まれ。慶大卒業後、博報堂に入社。ストラテジックプランニング局、博報堂生活総合研究所などを経て、博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー。2018年からマーケティングアナリストとして活動。著書に「平成トレンド史」「それ、なんで流行ってるの? 」「新・オタク経済」など。「ホンマでっか!?TV」「新・週刊フジテレビ批評」(ともにフジテレビ)、「ひるおび!」(TBS)などテレビ出演多数。