女子プロレス界の大御所で“ミスター女子プロレス”こと神取忍(55)が、24日に更新した自身のインスタグラム(@shinobukandori)に、23日に急死したプロレスラーの木村花さんが、SNSでの誹謗中傷を受けていたことにやり場のない怒りをつづった。
「木村花さんは誹謗中傷からの自殺と言う事でした(最初の投稿後から『誹謗中傷からの自殺?みたいですが』に修正)」と振り返り「色々なコメントがありますが、最も『悪』は誹謗中傷をする人には間違えないし許す事は出来ません!」と訴えた。
さらにSNS上での誹謗中傷の投稿が問題になっていることについて、「学校では『いじめ』で命を絶つ生徒が絶えません。会社では『パワハラ等』で命を絶つ方が絶えません。今の時代は本来、道徳を教えて『いじめ』を止めさせる学校の先生が先生に『いじめ』を受ける世の中です。今回のネットでの誹謗中傷も『いじめ』です。日本全体が病んでいる状況です」と言及した。
自身を含め、女子プロレス団体「LLPW‐X」には井上貴子、遠藤美月、沖野小百合(休業中)、アイガーらが所属。所属団体の対応の仕方についても「木村花さんは団体所属選手なので、団体のフォローが必要になって来ると思います。誹謗中傷を受けて何故、自分だけで抱えるか? 誹謗中傷からどう守って行くか? いかに、命の大切さを伝え人の痛みを伝えて、心を落ち着かせるか? 弊社も心のケアに、力を入れて行かないと行けない時代だと痛切に感じています」とつづった。
投稿の最後には「木村花さんのありし日はいつまでも人々の心に生きることと思います。どうぞ安らかに御永眠ください。合掌」と冥福を祈った。