“自粛警察”業務妨害で逮捕・釈放の職員が依願退職[2020/05/26 22:27]
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東京・豊島区の職員が飲食店に「営業するな」などと書かれた段ボールを貼り営業を妨害したとして逮捕され、その後に釈放された事件で、豊島区は26日付で1カ月の停職処分とし、この職員は依願退職しました。
豊島区役所の63歳の男性非常勤職員は、先月14日に豊島区南大塚の2つの飲食店の出入り口に「営業スルナ!火付けるぞ!」と書かれた段ボールを貼り、店の業務を妨害したとして今月20日に逮捕され、22日に処分保留のまま釈放されていました。豊島区は「重大な信用失墜行為である」として地方公務員法29条に基づき、26日付でこの男性職員を1カ月の停職処分としました。男性職員は「責任を取りたい」として26日付で依願退職しました。豊島区の聞き取りに対し、男性職員は「ゆがんだ正義感でしてしまった。少しでも感染の確率を減らしたかった」と話しているということです。豊島区は「職員の綱紀粛正に努め、二度とこのようなことがないように致します」とコメントしています。