最近、アウトドアシーンで活躍する「ハンモック」を、インテリアとして取り入れる方が増えています。ハンモックのある室内はおしゃれで、のんびりとした雰囲気になるのが魅力。
しかし、憧れはありつつも取り付け方や、メリット・デメリットについて詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?そこで、今回はハンモックについて気になるアレコレをまとめてみました。
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ハンモックとは
ハンモックの取り付け方と注意点
ハンモックを取り入れるメリット
ハンモックを取り入れるデメリット
ハンモックとは
ハンモックは、ラテンアメリカの熱帯地方の寝具として誕生しました。木と木の間に、上部に樹皮で編んだネットを吊るして使用したのがそもそもの始まりです。
今では素材は紐や布へと変わり、アウトドアやリゾートなどのシーンで、リラックスアイテムとしても活躍しています。
ハンモックの取り付け方と注意点
インテリアにハンモックを取り入れるにあたり、最初に気になるのは設置に必要なスペースと取り付け方です。
設置スペースはタイプにより多少異なりますが、3~4m程度の幅を確保するのが理想的です。さらにハンモックの揺れ幅を考慮し、両サイドに1m程度ずつ余裕を持たせましょう。
スペースに対して、目いっぱいになってしまうと、せっかくのハンモックのリラックス効果も薄れてしまいます。
また、ハンモックに乗ることで沈み込みが生じます。床からの高さについては、使用者の体格に応じて考慮が必要です。
取り付け方にも、いくつかの方法があります。
天井の梁が出ている住宅ならば、ハンモックの両端の紐を括り付けて設置することが可能です。それ以外は、天井や柱、壁などにアンカーボルトを設置して取り付けるのが一般的。
構造上アンカーボルトを取り付けられない場合や賃貸の場合は、住宅を傷つけない、ハンモック用のスタンドや自立式のハンモックなどもあります。
ハンモックを取り入れるメリット
ハンモックはインテリアとしておしゃれなだけでなく、暮らしに嬉しいメリットもたくさんあります。
ハンモックならではの「揺らぎ」がもたらすリラックス効果は言うまでもないでしょう。
また、睡眠時に体重が一点に偏らない構造となっているため、寝返りをほとんどせず深い眠りにつくことができるともいわれています。睡眠時の体重の偏りを防止するという点では、腰痛改善への効果も期待できます。
そして、熱帯地方で生まれたハンモックは、「蒸れ」や「熱のこもり」を予防します。そのため、夏でも涼しく快適にくつろぐことができます。
丸洗いが可能な点も、インテリアとしては大きな魅力といえるでしょう。
使用していないときは、写真のようにコンパクトにたたんでおくことができるものも多くあります。リビングでソファがわりに使用するなどすれば、広々と空間を有効活用することができそうですね。
ハンモックを取り入れるデメリット
一方で、デメリットももちろんあります。
ハンモックならではの「揺らぎ」は、車酔いなどをしやすい三半規管の弱い方は要注意。この場合は、ベッドタイプのように寝転んで使用するものに比べ揺らぎの少ない、ブランコのようにくつろげるチェアタイプがおすすめ。
また、チェアタイプはベッドタイプよりもコンパクトなため、十分なスペースを確保できない場合でも設置できる可能性があります。
夏場は背中に熱がこもらず快適なハンモックですが、冬場は素材によっては寒く、使用に向かないこともあります。
季節に応じて、ハンモックとベッドやソファを切り替えて使用できるようにしておくのもよいでしょう。もちろんハンモックにブランケットなどを敷いて寒さ対策をするのも効果的です。
ハンモックは、インテリアの雰囲気をより心地よくセンスアップしてくれる機能的なアイテムです。種類もデザインも想像以上にバリエーションがあるので、ぜひご自宅にあったタイプのものを見つけてみてください。