娘に攻略されそうです。   作:鬼灯@東方愛!

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 ごめんなさい。
 エロいです。
 次回からしばらく自粛しますので、お許しを(´・ω・`)


じゅうはっち

 お風呂場で気絶した氷雨ちゃんを運ぶことは、私にとって、とても高いハードルだった。

 まず、お互いの身体に付着している泡を洗い流して。

 次に、鼻血の止まらない氷雨ちゃんの鼻に、タオルを宛がって。

 担いで運ぼうとしたけれど、氷雨ちゃんの方が私より体格がいいから。

 結局、脱衣場で意識を取り戻した氷雨ちゃんが、自力で行動することになったのだけど。

 その行程には、凄く時間がかかってしまった。

 

 

 ――……そのせいで。

 

 

「ごめんね、氷雨ちゃん……」

 

 罪悪感で、胃がキリキリと痛む。

 

「ん、大丈夫だよ」

 

 ベッドに横たわったまま。

 真っ赤な顔で、氷雨ちゃんはそう答えてくれたけど。

 ピピピッ、と電子音が響き渡って。

 氷雨ちゃんの脇から取り出された体温計が示していた数値は『38.5度』。

 

「ごめんね!」

 

 重ねて謝罪し、頭を下げる。

 ははっ、て。

 困ったような、氷雨ちゃんの笑い声にも、力がなくて。

 

「近所の病院は、もう閉まっちゃってるし……」

 

 残念ながら、薬局は近くにはない。

 こんな状態の氷雨ちゃんを残して、遠出が出来る筈もないし。

 

「あっ、前に病院で貰った薬が残ってるかも!」

 

 藁にも縋る気持ちで、棚を漁った。

 

 

 

 

 結果。

 以前に私が病院で処方された薬がみつかったのだけど。

 

 

「ざ、『座薬』しか、ないなんて……」

 

 

 それは。

 色んな意味で抵抗があったので、使用しなかった薬で。

 でも、解熱作用のある薬には、違いなくて。

 

「氷雨ちゃん……」

 

 自然と、情けない声が、喉から漏れた。

 

「……」

 

 しばしの、沈黙の後。 

 くるっと身体を反転させてうつぶせになり、枕に頬を埋めた氷雨ちゃんは。

 肩で体を支えながら、腰を高く上げて。

 

「母さん……熱いよ」

 

 吐息と共にそう漏らすと、己のショートパンツに指を引っ掛けた。

 そして――……そのまま、ショーツとまとめて、ずりおろした。

 

「ッ!」

 

 息が、止まった。

 

「ひ、ひょうちゃ……っ」

 

 目の前で揺れる、氷雨ちゃんの『お尻』。

 あまりの衝撃に、目を逸らすことも出来ない。

 そんな私に、魅せつけるように。

 

「母さん、苦しい、よ……」

 

 

 氷雨ちゃんは。

 己の股の間から、手を伸ばして。

 お尻の谷間を、押し広げた。

 

 

「……ぁッ」

 

 ひく、ひく――……と。

 小さく、『ソコ』は震えていて。

 それは、まるで。

 

 

 食虫植物が、獲物を誘い込むような――……。

 

 

「……ね、かあさん」

 

 ああ。

 

「おねがい」

 

 それならば。

 

 

「わたしを――……たすけて?」

 

 

 私は、ただの、虫けらだ。

 

 

 

 

 氷雨ちゃんのお尻に、手を添える。

 

「んっ」

 

 溢れた小さな声に、心臓が跳ね上がり、手に力がこもった。

 

「かあさん」

 

 いつもと違って、舌足らずな声に、脳みそを掻き混ぜられていく。

 

「氷雨ちゃん……」

 

 私の指が僅かに食い込んだ、氷雨ちゃんのお尻。

 その谷間でひくつく――……小さなすぼまり。

 

「かあさん……」

 

 氷雨ちゃんは。

 うつぶせのまま、細い肩越しに。

 潤んだ瞳で、私を見詰めて。

 

 

「痛く、しないでね?」

 

 

 そう言って、微笑んだ。

 

「……」

 

 私は。

 そんな『愛娘』のお願いに対して。

 

 

「……っうん」

 

 

 大きく、頷いた。

 

 

 

 

「ひゃっ」

「あ、ご、ごめん」

 

 咄嗟に謝り、動きを止める。 

 

「ううん、だいじょうぶ、だから……」

 

 人差指の下で。

 収縮を繰り返す、肉の感触。

 

「……つづけて?」

 

 氷雨ちゃんは。

 そう言って、腰を突き出してきた。

 

「んっ」

 

 そのぶん、グッ、と。

 押し当てられていた人差指が、ソコに埋まって。

 先端が僅かに、すぼまりに進入した。

 

「ひ、ッぁ、あ」

 

 私は。

 そのまま、すぼまりの入り口で。

 クルリ、と指を滑らせた。

 

「ああッ」

 

 ビクンッ、と。

 氷雨ちゃんが身体を震わせる。

 

「痛く、ないように……ちゃんと、塗り込んでおこうね」

 

 囁きながら、引いた指には。

 白い、軟膏の名残が付着していた。

 チューブを手に取って、指先にたっぷりと付け足し。 

 また、氷雨ちゃんのお尻の谷間に這わせていく。

 2回、3回と、その行為を繰り返すと。

 

「ふっ、ぅう、うあ、あっ、あ……ッ」

 

 氷雨ちゃんの腰が、ズルリと崩れ落ちた。

 ひくつくすぼまりから、白い軟膏が垂れ落ちて。

 その下の『潤い』と混じりあい、シーツへと染み込んでいく。

 私は、その光景を見詰めながら。

 

「……じゃあ、氷雨ちゃん」

 

『座薬』へと、手を伸ばした。

 

 

「いくよ」

 

 

 

 

「んんッ!」

 

 滑りの良くなっていた『ソコ』は。

 抵抗なく、ロケット型の座薬を受け入れた。

 しかし。

 

「ぁあ……ッ」

 

 指を離した途端。

 ぬりゅんっ、と。

 入り口から、飛び出してしまった。

 

 仕方ない。

 ソコは、本来ならば。

 出すトコロであって。

 入れるトコロでは、ないからだ。

 

「ゃ、あ、ああぅ……ッ」

 

 すぼまりから。

 何回も、飛び出てくる座薬を。

 何回も、押し込んで。

 

「ちゃんと、入らない、ねえ」

 

 コレは、誰の声だろう。

 蕩けきって、ただ、甘い。

 

「もう少し、頑張ろっか……ね、氷雨ちゃん」

 

 氷雨ちゃん、は。

 肩越しに振り返って。

 真っ赤な顔で。

 潤みきった目を細めて。

 笑って、応えた。

 

「うん、頑張るよ――……母さん」

 

 ああ。

 もう。

 心臓の動きが。

 早いのか、止まりかけているのかも、わからない。

 

「氷雨ちゃんは」

 

 片腕を、細い腰に回して。

 グッ、と持ち上げる。

 再び、眼前に、突き出されたお尻。

 粘着質な液体を、ボトボト垂れ流しながら。

 健気にも、震える体で、その状態を保持する氷雨ちゃん。

 

「氷雨ちゃんは、さ」

 

 そのお尻を、一撫でして。

 吐息と共に、吐き出した。

 

「本当に――……悪い子、だね」

 

 そして。

 挿し込んだ。

 

 

「ぁああああっッ!!!!」

 

 

 人差指の、第二関節までが。

 強い締めつけと、燃えそうな熱さに包まれて。

 

 これが――……これが、氷雨ちゃんの『中』かあ、なんて。

 

 蠕動を繰り返す肉に押し出されそうな座薬を、挿し込んだままの人差指に力を込めて、押し返しながら。

 そんなことを、考えて。

 

 体が、震えた。

 

 

 

 

「ぅ、あ……っ」

 

 氷雨ちゃんの中から、ゆっくりと、指を引き抜く。

 奥の奥まで挿し込まれた座薬は、もう飛び出してくることはなかった。

 枕に顔を埋めた氷雨ちゃんは、先程から掠れた声を漏らしながら。

 小刻みに、震えている。

 

 

 

 

 私は、その様子を眺めているうちに。

 段々と、冷えていく頭で。

 

 

 ――……どうしてこうなった。

 

 

 そう、考えて。

 血の気が引いていくのを、感じた。

 

 

 

 

 どうしてこうなった。

 本当に、どうしてこうなってしまったのだ!

 

 熱くもないのに。

 というか、寒気すら感じているのに。

 後頭部から、嫌な汗が、滝のように噴き出す。

 

「母さん……?」

 

 ビクゥッ!

 心臓と体が、大きく跳ね上がった。

 

「ひ、ひょうちゃ……っ」

 

 ああ。

 泣きそう。

 

「……母さん」

 

 氷雨ちゃんは。

 少し、考えるような顔をして。

 その後、にっこりと笑ったかと思うと。

 体を反転させて、仰向けになり。

 肘をついて、軽く上半身を起こしてから。

 両膝をたてて、広げた。

 

 

 にちゃあ、と。

 粘着質な水音が、鼓膜を通って、脳を揺らす。

 

 

「私の『ココ』、ぐちょぐちょで、気持ち悪いの」

 

 氷雨ちゃんの、長い指が。

 濡れて光る『ソコ』に触れて。

 下から上に、つうっ、となぞりあげると。

 糸が引いて、とろりと垂れ落ちた。

 氷雨ちゃんは、とろとろの液体を指に絡めて。

 にちゃ、にちゃっ、と。

 まるで、私に聞かせるように、音をたててから。

 やわらかそうなソコを、人差指と薬指を使って、割り広げて。

 真っ赤な内側に、軽く、中指を走らせた。

 

「んっ」

 

 漏れる吐息にあわせて。

 シーツのシミが、濃さを増していくのを、茫然と眺めていると。

 

「このまま、じゃ、パンツも履けない、から……」

 

 氷雨ちゃんは。

 もう片方の手も、ソコに添え。

 グイッ、と、指先に力を込めて。

 自分自身の、奥の奥まで、魅せつけながら。

 

 

「ねえ、母さん――……綺麗にして?」

 

 

 私に、そう強請(ねだ)った。

 

 

 

 

「……ッ!」

 

 ハンマーで、思い切り後頭部を殴りつけられたような、衝撃。

 

「ひ、ひょうちゃん……」

 

 舌が乾いて、上手くまわらない。

 私は、惚け切った意識のまま、氷雨ちゃんの膝に手をかけて――……。

 

 

「え?」

 

 

 赤い、いくらなんでも赤すぎる氷雨ちゃんの顔を見て、動きを止めた。

 

「氷雨ちゃん?」

 

 声を掛ける。

 すると、氷雨ちゃんは。

 

 

「ひ、氷雨ちゃぁああああんっ!!??」

 

 

 目を回して、後ろにブッ倒れて。

 ベッドの柵で、後頭部を強打し。

 気絶した。

 

 

 

 

 熱を測ってみたら、39度8分という高熱で。

 我が家の発熱記録の大幅な更新だった。

 

 

 

 

 翌朝。

 

 

「母さん」

「……」

「母さん」

「……なに」

「ありがとう」

「なんで」

「痛くなかったよ」

 

 氷雨ちゃんは。

 私の作ったおかゆを食べながら。

 真っ赤な顔で、幸せそうに笑って、言った。

 

 

「気持ちよかった」

 

 

 私は。

 冷えピタ越しの氷雨ちゃんのおでこに、デコピンをお見舞いして。

 小さな声で、悪態を吐いた。

 

 

「……氷雨ちゃんの、ばか」




 さて、ここまでが「小説家になろう」様でも投稿していた内容です。
 次からは、完全に新作!

 続きは明日!

 よろしくお願いしますっ(*´ω`*)

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