神戸海洋博物館(神戸市)と、併設する川崎重工業の企業博物館「カワサキワールド」が2日、3カ月ぶりに営業を再開した。再開に合わせ、すべての来館者を自動で検温するロボットを入り口に設置した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため検温を省人化し、来館者と係員双方の安全を確保する狙いがある。
ロボットは川重製で2本の腕があり、右手に温度センサー、左手にバーを持っている。来館者は温度センサーに近づいて検温。問題がなければバーをスライドさせて券売機へと来館者を通し、もし発熱が確認されればバーは動かさずに係員を呼ぶ仕組みだ。
神戸海洋博物館は1987年、カワサキワールドは2006年に神戸の湾岸エリアにオープンし、19年度は約20万人が訪れた人気の観光スポット。新型コロナの影響で3月2日から営業を休止していた。