▶映像:3段ロケット、発射成功!
今後、見られるかもわからないような実に珍しい局面が現れたのは、4月30日に行われたABEMAによる世界初のビデオチャット対局でのこと。プロの棋士で、YouTuberとしても活躍する村中秀史七段(39)と伊藤真吾五段(38)というYouTuber対決だったが、Web会議ツール「Zoom」を使って対局するという世界初の試みにも、Webの知識が豊富な2人は戸惑うことなく、白熱した将棋を繰り広げた。
超早指し(持ち時間5分・1手指すごとに5秒加算)で三番勝負を戦ったが、珍しい局面が生まれたのは第2局。中盤に差し掛かったところで、後手の村中七段は穴熊に囲った伊藤五段の玉頭を攻めるべく、9筋に戦力を集中した。
対局は、この3段ロケットを見事に活用した村中七段が快勝。対局前に秘策があると明かしていたが、「中田功先生(八段)に教わったんです。穴熊崩しです」と、先輩棋士から伝授された秘技だったことを明かしていた。
(ABEMA/将棋チャンネル)