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新型コロナでイベント中止…外国人労働者「解雇は不当」訴える
更新:2020/05/30 18:21
イベント会社の外国人労働者3人が、新型コロナウイルスの影響で解雇されたのは不当だとして、地位確認などを求めて労働審判の申し立てを行いました。
申立書によりますと、ドイツ人やアメリカ人ら男性3人はイベント会社に勤めていましたが、新型コロナの影響でイベントが中止となり、「今年3月~4月の売り上げがゼロで事業継続が困難」として、5月15日で解雇すると告げられたということです。
3人は「イベントは秋以降に実施される予定で、事業継続困難とは言えない」として、5月29日、大阪地裁に地位確認などを求めて労働審判の申し立てを行いました。
「けっこう早くに解雇になってしまってびっくりしました。労働審判という方法があってよかったと思いますけど、今は気持ち的に働きたいから、前に進みたいです。」(アメリカ人の男性)
3人の代理人弁護士は「解雇回避の努力を怠り解雇権の乱用だ」と主張しています。