大滝さんんおお店をうまい具合にお昼時に通りかかりました。
あ、今日の「ほんいつ」、食べたいなこれ。
カレーなしよ。
天才ラーメン店、「拉麺5510」はいつでもレギュラーメニュー以外に「ほんいつ」というのを用意していてくれるのです。その意味は「本日の一杯」ということ。この日はちょっとだけ店の前を通り過ぎたんですが、ほんいつに後ろ髪引っ張られてふらふらと店に入りました。大滝さんがニコニコと出迎えてくれます。
ほんいつ、今日のやつは、
「五目酸辣湯麺」
これがなんだかその日の腹と舌にぴったり来る気がしたんですよね。席について、いちおうレギュラーメニューを眺めながらももうすでに頭ではほんいつにしようと決まっていました。
楽しくおしゃべりをしつつも手はどんどん動いていて、ほどなくボクの「五目酸辣湯麺」がやってきました。
このラーメン、とにかく野菜たっぷりで、ほどよい辛さと酸っぱさでバランスがいいんですよ。酸っぱさも度を超えずに上品で落ち着きがある酸味。ああ、これはいいぞ。野菜たちの穏やかな甘みとうまくバランスしているのも好感触。とても美味しいです。ああ、美味しいなあ。
そんな「五目酸辣湯麺」に夢中になりつつも、大滝さんとおしゃべりをします。
たまたま少し前に埼玉八潮、いわゆる最近ではヤシオスタンなど呼ばれる場所にある行きつけのレストラン、カラチの空でホットサワースープを堪能しました。5510店主、大滝さんとそんな話しになったんですよ。カラチの空での思い出の料理が酸辣湯であった話し、です。
もう１０年近く前になるかなあ。はじめて出かけた八潮、カラチの空で店主のジャベイドさんとのやり取りの中、ホットサワースープを薦められたことがありました。頼んだカレーなどで手一杯だったのですが、ジャベイドさんが是非、とけっこう強硬に（笑）プレゼントしてくれたスモールサイズのホットサワースープ。飲んで驚いたんだよね。これは間違いなく酸辣湯だよって。彼はホットサワースープと呼ぶのですが、日本人が食べればすぐに酸辣湯だというだろう味。その面白さ。中国料理である酸辣湯ですが、日本にもパキスタンにもあるわけです。日本では酸辣湯麺というジャンルで盛り上がり、パキスタンでは「パークチャイニーズ」と呼ばれるジャンルとなってその中の料理としてホットサワースープがあるんです。ボクの中国料理への興味と国境料理への渇望はあそこから始まったんだよなあ、今から思えば。
そんなことを思い出しながら食べる大瀧さんらしい滋味溢れるこの五目酸辣湯麺は格別なものでした。
本当によかったなあ。おいしかった。
#カレーツーリズム ＃カレーダンニャバード #カレーですよ #拉麺5510 #都営新宿大島 #ほんいつ
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