人志松本のすべらない話 ザ・ベスト 番組開始から15年!豪華メンバーによる究極のベスト版… New!


出典:『<土曜プレミアム>・人志松本のすべらない話ザ・ベスト』の番組情報(EPGから引用)


2020/05/30(土) 21:00:00 ~ 2020/05/30(土) 23:10:00

<土曜プレミアム>・人志松本のすべらない話ザ・ベスト[字]


番組開始から15年!豪華メンバーによる究極のベスト版▽出川・東野・有吉・設楽・バカリ・後藤・千鳥・秋山・第7世代・ジュニア・大輔に中居正広もすべらない


番組内容

「人は誰でも1つはすべらない話を持っており、そしてそれは誰が何度聞いても面白いものである」をコンセプトに、松本人志をはじめ、誰しもが認める実力派芸人らが、見るものを引き込んでやまない“すべらない”トークを武器に、実力伯仲の真剣勝負を繰り広げる、芸人たちの“お笑い総合格闘技”『人志松本のすべらない話』。


2004年12月に深夜番組として始まってから、およそ15年半。

番組内容2

今回は、過去の歴史の中から生まれた“すべらない話”の中から厳選した究極のベスト版『人志松本のすべらない話 ザ・ベスト』としてお送りする。出演するのは、松本人志、千原ジュニア(千原兄弟)、宮川大輔、小籔千豊、兵動大樹(矢野・兵動)、星田英利、木村祐一らの定番メンバーに加え、秋山竜次(ロバート)、有吉弘行、稲垣吾郎、稲田直樹(アインシュタイン)、香取慎吾、後藤拓実(四千頭身)、

番組内容3

後藤輝基(フットボールアワー)、小峠英二(バイきんぐ)、設楽統(バナナマン)、粗品(霜降り明星)、大悟(千鳥)、出川哲朗、中居正広、ノブ(千鳥)、バカリズム、東野幸治、渡辺直美ら、多彩なゲスト陣。


今を輝く「第7世代」の芸人からベテラン芸人、そして異なるジャンルから参戦したスペシャルゲストらの珠玉の“すべらない話”に乞うご期待!

出演者

松本人志 


千原ジュニア(千原兄弟)、宮川大輔、小籔千豊、兵動大樹(矢野・兵動)、星田英利、木村祐一 


秋山竜次(ロバート)、有吉弘行、稲垣吾郎、稲田直樹(アインシュタイン)、香取慎吾、後藤拓実(四千頭身)、後藤輝基(フットボールアワー)、小峠英二(バイきんぐ)、設楽統(バナナマン)、粗品(霜降り明星)、大悟(千鳥)、出川哲朗、中居正広、ノブ(千鳥)、バカリズム、東野幸治、渡辺直美

スタッフ

【制作】

フジテレビ 第二制作室


『<土曜プレミアム>・人志松本のすべらない話ザ・ベスト』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

人志松本のすべらない話 ザ・ベスト 番組開始から15年!
  1. ジュニア
  2. 小籔
  3. ホント
  4. お前
  5. 親父
  6. 部屋
  7. ボタン
  8. 芸人
  9. 後藤
  10. 絶対
  11. 全然
  12. 大丈夫
  13. 木村
  14. キクチ
  15. 大輔
  16. 直美
  17. 名前
  18. 河本
  19. 時間
  20. 半ズボン


『<土曜プレミアム>・人志松本のすべらない話ザ・ベスト』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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[歴史は この日から始まった…]

(松本)そうですね。
ホント ちょっと前に見た

夢なんですけど。
ちょっと びっくり…。

びっくりというかね…。

何かね 中学時代の感じに
戻ってるんですよ。 夢の中で。

で 何かね 先生に
むっちゃ厳しかった先生が

一人 おったんですけど
その先生に みんな 呼ばれて

「お前らは 素行が悪い」
みたいなことを。

俺とか 浜田も おったね。

「お前らのせいで
この学校は 乱れてる」

「悪いけども こん中で
2人 死んでもらう」って。

ええ 何やそれ!? っていう
話やねんけど。

ほいで 結局 その
「松本…」

「セーフ!」とか言われて。

俺 やったあ!

マジなんよ。 夢でも やったあ!

残念ながら 浜田は
死ぬ方に選ばれたんですよ。

で 浜田と もう一人 2人ね
選ばれて 「保健室 来い」って。

俺らも 一緒に ついていって
まあ しゃあないやんけ みたいな。

ほんで 何か 浜田と その一人は
注射を打たれるわけよ。

これ 打たれたら 30分後に
眠たなってきて

もう ものすごい 眠たくなって

それで 寝て
もう 終わりやから って言われて。

うわ 最悪やな 言いながらも
浜田も 注射 打たれて。

残りの30分ぐらいは
好きなことせえみたいなことで。

もう 俺 浜田と
おい ホンマ 落ち込むなよ…。

まあ 落ち込むよなあ!
公園みたいなとこ連れて行って

元気出せや… 
元気出せやも おかしいんやけど

何を 声かけてやってええか
分からんから。

ほんなら 向こうから ヤンキーが
10人ぐらい ぶわーっ来て。

「お前ら さっきから
誰に メンチ切ってんねん」

っていう ケンカになって。

「誰に メンチ切ってんねん」
今 この状況 考えろ! と思って

俺も めちゃくちゃ 腹立って
結局ね 乱闘になったわけよ。

俺も 一生懸命 ぐわーっ闘ってて。

ほんで 浜田とか 大丈夫かな思て
ぱっと見たら

浜田 こんなんなってて。

ものすごい 効いてきてる。

あかーん! 言うて。
こいつは 何と闘ってんねやろ。

[べしゃり続けて15年]

[訪れた 新たな日常にも
変わらぬ日常が ここにある]

[さあ 笑おう!]

[15年間で放送35回]

[出演者 延べ430人]

[お笑い界のスターダムを
駆け上がった者から

新世代のニュースター
さらには 国民的タレントまで

今夜 お届けするのは
まさに 永久保存のベスト盤]

[ただ一つ
悔いがあるとすれば

大人の事情で使えなかった話も
あったりなかったり…]

[ベストというより ベターかも]

[だが 今夜の放送は
現時点でのベスト!]

[もちろんのろん こよい語る
お話は 全て 実話である]

どうも~ 人志 松本です。
よろしく お願いします。

何かさ ちゃんと セット
立てちゃったのね。

だったら やったらええやんって
話やけどね。

こんな ちゃんと 作った…
しかも 一人用というか ねえ。

今日は 何かね
いつもと 少し 趣向を変えて

皆さんに お送りしたいなと
思っておるんですけれども。

今日 見る 傑作選は
まあ ほとんど

DVDに 入っているので…。
(スタッフの笑い声)

えっ?
こんなん言うたらあかんのかいな。

こんなん言うたらあかんのかいな。
ハハハ…。

それ以外のものも
あの… 入ってますよ。

それが すごく 面白かったら それ
DVDに入ってるはずですから。

こんなん言うたらあかんのかいな。
ハハハ…。

いや でも あの 何でしょう

改めて また
今 見ていただいたら

何か 発見も ございますかも
しれませんし。

何回 聞いても 面白い話という
コンセプトで やっておりますので

お楽しみください。

ノブ。
(ノブ)はい。

僕 6歳になる
息子がいるんですけど

やっぱ 芸人って こんなんで
生活できてるって もう

ある意味 奇跡じゃないですか。

だから ちょっとでも
いい子に育ってほしいというか

いい大学 行ってほしいし
っていうので

いろんな教育を
今 やってるんですよ。

まあ 幼稚園 年長なんすけど
嫁も熱心になって

で 色々 探してきたのが

藤井 聡太君が どうやら
ちっちゃいころからやってた

知育玩具がある。

で カズっていうんですけど
「カズ やる?」っつって

「やる」って言うから

スウェーデンか何かから
取り寄せるんですよ。

で 嫁が 「取り寄せていい?」
って言うから

「いいよ。 値段 なんぼ?」
っつったら 「7万」

7万!? 知育玩具 7万!?

なかなかのもんやな。

(ノブ)で 来て 見たら
木があって

木の積み木みたいなんがあって

そこのいろんな形の
穴が開いてて

で 上から転がしたら
どういうふうに穴が落ちるか

みたいなのを 自分で考えながら
作っていけるという知育玩具。

「あ~… いや 7万!?」

しかも こんなんじゃないっすよ。
もう 14ブロックぐらい。

14ブロックで 7?

いや PlayStation4
3万ちょっとよ。

あんな VRとか
「うわ~!」とかなって

大興奮のが 3万ちょっとで

14個の木が 7!?

まあ まあ 息子のためと思って。

したら 息子が
それで 遊び倒したら

やっぱ 1週間ぐらいしたら
飽きるんすよ。

追加パーツが。

で 追加パーツ また
「幾ら?」っつったら 「7万」

で また スウェーデンから
取り寄せたら

何か ぶ~んと行ったら
1周 何か ボールがするみたいな。

これ 1周 コンコンって
これ ふ~ん ふん。

14!?

これ 14!?

すごいやん。 もう 高卒初任給。

高卒初任給?

っていうのがあったりして
もうええわと思って

それも買って 14万かけて
で スイミング行かして

で プログラミング行かして
そろばん行かして

全ての曜日 全部 埋めて
それ 1年ぐらい やらして

この前 息子に 「将来
何になりたいん?」って言ったら

「猫」って。

猫~!

猫だよ。 猫だよ。

まだ これからやろ。

詰め込み過ぎて
人間やめたなってる。

(ノブ)こんなん やらしたり
こんなん やらしたり

こんなん やらしたりして

猫。
(水田)まだ 子供なだけで。

ホンマに猫になれるかもしれんし。
なれない なれないです。

あっ 後藤。

おかんの話なんですけど。

うちのおかん
ちょっと おかしいというか。

例えば 僕のしてた仕送りで
50歳過ぎて

目を 二重に プチ整形したりとか。
(塚地)その年で すごいですよね。

(後藤)それぐらい とりとめのない
親なんですけども。

僕が高校生のとき 初めて
彼女を 家に連れてったんですよ。

ほな おかん ちょっと
ピリピリしてるんですよ。

(後藤)「何や? どこの女や?」
ということで

おかんが 「ちょっと 座りぃ!
ピザトースト 焼いたから」

(ジュニア)ええ格好したんやな。
(後藤)普段 出ないですよ。

「食べえ」って言うて。
ほんで 食べてたんですよ。

(後藤)ほんだら 彼女に
「お父さんは 何してるの?」

「お父さんは 普通の会社員です」

「しゃべってへんと 早う食べえ」
とか言うんですよ。

(後藤)ちょっと
ピリピリしてるわけですよ。

(後藤)ほんで そのまま
ちょっと 部屋に行くわと。

部屋に 彼女を連れて入ったら
おかんが

「ちょっと待ち!
戸 閉めたらあかんで」

「いらんこと するんちゃうんかい。
戸 開けとき!」

分かった 分かったって
戸 開けといたんです。

おかんが 「買い物 行ってくるから
絶対 戸 開けときや!」

すごいねぇ!
めちゃめちゃ 言うてくるんです。

ほんで 行ったんですよ。

まあ 行ったから
ここは ちょっと 戸を閉めて

僕も こそこそしたいわけですよ。

(後藤)で 戸を閉めるわけですけど
ただ おかんに言われてる分

ちょっと 引け目があって
ちょっとだけ 開けといたんです。

完全には 閉めずに。
完全には 閉めれなかったんです。

(後藤)彼女と しゃべってたら
ええ雰囲気になってきたんで

彼女に がばっと 覆いかぶさって
キスするでっていうときに

視線を感じたんですよ。
えっ!? と思って

ぱっと すき間を見たら
おかんが のぞいてるわけですよ。

(後藤)普通 のぞくときって
こう のぞくじゃないですか。

おかん こう のぞいてたんですよ。

(塚地)両目で!?
(ジュニア)しっかり見たかったんや!

ほんで 僕も もう 腹立って

おかん 何してんねん! 言うたら
顔を ぱっと下げたんですけど

着けてた眼鏡だけ
ここに残ってたんです。

ちょっと たってから
ぱっと取りました。

あっ。 直美ちゃん。
(直美)はい。

私の 母親の お話なんですけど

あんまり 母親の話は
したことなくて。

あんまり 聞いたこと ないな。
(直美)ちょっと ファンキー。

で 男らしいというか
破天荒な母親だったので。

(直美)私が 15~16ぐらいのときは
急に 坊主にして

町を 歩き始めたりとか。

その 坊主のまま
1, 000円カット 行って

「髪の毛 切ってください」
「どこを?」みたいな感じに

なるような
母親だったんですよ。

で 結構 LINEとかも 名前
変えられるじゃないですか 自分で。

(直美)渡辺 直美だったら
ナオちゃんとか。

ローマ字で NAOMIとか
できるんですけど

母親は 漢字で 「俺」って
書いたりとか。

ちょっと 斬新なセンスを
されてる方なんですね。

(小籔)すごい。
(直美)で 私が 小学生のときに

金魚を 10匹ぐらい 飼ってて

金魚鉢も
すごい でかかったんですよ。

これも たんすの上に
置いてたんで

かなり 上の方に 置いちゃって。

母子家庭で
女 2人だけだったんで

水の交換が 持って
できなかったんですね。

で 母親 どうすんのかなと
思ったら

その水槽に
ホースを ぶっこんで

片方の ホースを
台所に 持ってって

口で ゴオって 吸ってから
そのまま 水を ふぁーって

出すような母親だったんですよ。
≪すごいね。

それを 私に 伝授したくて
「てめえも 一人で 生きてくから

これぐらい やれ」みたいな。

ちょっと 台湾人で 基本 私のこと
てめえって 呼んでるんですけど。

≪すごいな。
(直美)「てめえも やれ」みたいな。

で 私も やって
練習するんですけど

なかなか できなくて。
ゴオって やって

口に 全部 入っちゃうみたいな。
水が。 そういうのも あって。

とにかく たくましく
生きてほしいけど

ヤンキーには
育ってほしくなかったんですよ。

だから 常に 私のことを
見張ってて。

15歳のときに お金が無くて。

みんな ディズニーキャラクターの
シールとかが

一時期 すごい はやったんです。

こんな でっかいのを
部屋に 貼るっていうのが。

1, 200円とか 結構 高かったんで
私は 買えなかったので

どうしようと 思って
100均に 行ったら

ディズニーの キャラクターが 載ってる
ホットケーキの粉が あったんですよ。

「これを いっぱい 買って
切り取って 部屋に張ろう」と思って。

で 5個ぐらい 買って
中身 取り出して

その箱を ばーって 切って
部屋に 張ってたんですよ。

ディズニーキャラクターが
いっぱい 部屋に あって

「カワイイ。 やった。
500円で 張れた」と 思って。

浮き浮きで 1週間ぐらい
過ごしてたら

夜中に 母親が
部屋に入ってきて

「てめえ 起きろ」って
まず 来たんですよ。

「何? あした 朝 早いから
やめて」みたいな。

「いいから
こっち 来い」みたいな感じで

めちゃくちゃ 怒られそうな感じで
怖い感じなんです 母親が。

「何?」って 言ったら

「お前 薬 やってるだろう」って
言われて 「えっ?」みたいな。

「やってない
やってない」っつって。

「絶対 やってるだろう。
じゃあ これ 何?」って 言って。

ホットケーキの粉を そのまま
5個ぐらい 重ねてて。

シャブの売人だと
思われたんですよ。

飛躍しとるな。
(直美)そうなんです。

「やってないし これ ホットケーキの
粉だから」って 言っても

信じてくれなくて。
「うるせえ」みたいな感じで

1回 ぱんって やられたんですよ。
(一同)えっ?

「このシャブ 捨てろ」みたいな。

違う ホットケーキの粉だって
言っても 駄目で。

あと 「てめえ
妊娠してるだろ」って 言われて。

そんとき ちょっと
太り始めてたので

「ただの 太ってるだけだから。
こんなこと 言わせないで 娘に」

「絶対 妊娠してる」とか 言って

私の おなかを ぐって
つねってきたんですよ。

めっちゃ 痛くて
「痛い!」って 言ったら

「痛い。 妊娠してることだね」
みたいなことを言われて。

痛い イコール
妊娠してる みたいな。

妊娠してるから 痛いんだと。
(直美)「妊娠してるから

痛いんだ」って 言われて
「病院 行け」って 言われたんです。

(直美)「妊娠してないってば」って
言って。 ムカついて

私 母親の おなか ぐって
つねったんですよ。

そしたら 母親が
「痛い!」って 言って

「妊娠してるじゃん」っていう 話。

してないんやろ?
(直美)しては ないです。

してないんやろ?
(直美)母親が そう 言ったんで。

お前が 言うならね。
てめえが 言うならね。

(直美)そうです。
てめえが 言うなら。

(一同)おーっ!

今日はですね

吾郎ちゃんと 一緒なんですけど。

やっぱり 年齢が近い
ってこともあって

草 剛と… つよぽんと
一緒に お仕事だったりとか

普段から プライベートも
一緒のことが多いんですけど。

昔 森 光子さんと

『時間ですよ』というドラマに…。
ドラマ あったねぇ。

(香取)『時間ですよ 平成元年』って
平成元年にやったドラマに

中居君が出演してたんですよ。

中居君が 森さんの一家の一員で

その中居君の 友達の子どもたち
みたいな感じで

僕と つよぽんが
出演させてもらってて。

今 思えば
明らかな バーターですよね。

(香取)そこに 友達役で
何か 入れさせていただいて。

お風呂とか のぞいたりする役
だったんですけど。

そのころ ホントに お金とかも
お小遣いとか なくて。

もう 25~26年前の話じゃ
ないですか。

電車賃とかしか 持ってないんで
いつも…。

緑山スタジオという所で
撮ってたんですけど

ご飯と 納豆とかに 卵だけで
食べて。

今日は ラーメン 食いたいから
つよぽん ラーメン 食うか!

「じゃあ ラーメン 食おう!」って
ラーメン 食べた日は

鶴川っていう駅から 2つぐらい
歩かないといけないんですよ。

(香取)お金 無くて。

今日は 歩くから ラーメン 食べようか
っていうことを やってる時代に

ある日 撮影で…。

よく 『時間ですよ』っていう
ドラマの中で

みんなで 居間で
どたばたするシーンが…。

(香取)わちゃわちゃーってなる。
いろんな 近所の人も入ってきて。

そこのシーンの撮影をしてて 僕ら
映りたくてしょうがないんで

もう 一番 カメラ際に行って
危ない! とか やってたんですよ。

そしたら 撮影が押しちゃって
途中で終わっちゃったんです。

(香取)途中で終わって
「次のシーン あした 撮ります」と。

「あした あさって
また 日を改めて 撮ります」

また 日を改めて そのシーンを
撮るっていったときに

みんなで 集合するっていったら
僕らは ホントは

いなくてもいいぐらいの…。

ホントの バーターだったんで。

何回 言うねん!
(河本)バーターじゃないですよ。

でも 一番前で
こうやって やっちゃってたんで

呼ばれたんですけど。
あっ! つながりがあるからな。

前の前で 映っちゃってたんで。

そしたら つよぽんが来なくて。

もう 全員集合だったんですよ。

つよぽんが来なくて 僕ら
マネジャーも いないような時期なんで。

携帯も持ってないし。
僕 こう いて。

そういうときには 何か…
中居君も いたはずなんですけど

中居君は やっぱり
ちょっと 役のある人というか

同じ SMAPだったんですけど
あんまり 何か…。

シカトしてるみたいな。

シカトはしてないやろうけど。

で スタッフの人が 僕に…
僕も まだ 中1ぐらいのときで。

「草は どうなってるんだ!
いいかげんにしろ!」

「いつ来るんだ!」って言ってたら
結局

2時間たっても 3時間たっても
連絡も取れなくて。

そんで やっと 僕が 公衆電話で

ジャニーズ事務所に 電話したり
つよぽんの家に 電話したりとか。

やっと お母さんと つながって。
お母さんに 連絡を取って。

そしたら つよぽんのお母さんが
つよぽんのことを迎えに…。

学校に行っちゃってたみたいで。
普通に 忘れてて。

学校に行ってて
プールの時間だったらしくて

プールに入ってる つよぽんに
走ってって

「剛! 時間ですよ!」
って言ったみたいです。

(河本)間違いない 間違いない。
正解!

引き込むねぇ!

ちょっと 引き込まれたなぁ。

(小籔)奇麗やったなぁ。
(ジュニア)独特の間で。

(小籔)まさかの角度のオチ。
なるほどねぇ!

結局 8時間ぐらい 遅刻して。

8時間ぐらい 森 光子さんから
もう 全てのキャストの人

待ってたんです。
(河本)うーわっ!

あっ 粗品。
(粗品)はい。

僕 2歳のときから
ピアノを習ってて。

こう見えて
実は 絶対音感があるんですよ。

で これ 僕 母親譲りで
母ちゃんも 絶対音感 あるんです。

親子で やって… で 父ちゃんだけ
そういう音楽は 全然 できない。

まあ 普通ですよね。 っていう
3人家族やったんですけど

うち 結構 僕が子供のときから
父ちゃんが 体調 悪くて

まあ 病気
いっぱいしてたんですよね。

入院 退院 入院 退院
繰り返してて

とある12月に マックスぐらい
体が弱ってると 父ちゃんの。

すごい時期があったんです
…のときに

自宅療養しましょう
ってことで

奥の寝室で
父ちゃんが ずっと寝てる

みたいな期間があったんですね。

そのときに 医者から
1つだけ言われてたんが

水分を 毎日 必ず
これだけの量を

絶対 摂取してくださいと。

ええ これを 毎日 必ず…
もう ノルマ。

これは 絶対 続けてください。

もう
水でも お茶でも ジュースでも

氷 なめるでもいいから
何でもいいですって言われて

それさえ守ったら
もう 大丈夫ですからっていう

結構 膨大な量なんですね。

父ちゃんは 結構 水 飲んだり
お茶 飲んだりしてるんですけど

まあ 言うたら 寝室で寝ながら

父ちゃんが
自ら 冷蔵庫の水 取りに行く

っていう行為が
まず しんど過ぎて

できなかったんですよ。
もう 体力がなくて そこまで。

で かといって 「ちょっと
水 ちょうだい!」って

僕らに指示する。

この大声 出すんすら
しんどかったんですよ。

もう 大変な状態で
で もう 僕と母ちゃんは

リビングとか部屋に
スタンバイしてて

ほな 父ちゃんが
ずっと やってたんが

こう パンパンと
2発 拍手したら

僕か 母ちゃん 手 空いてる方が
駆け付けて どうしたん?

で 水 ちょうだいって言うと

あっ 水や 分かったって言って
冷蔵庫から 水 取って

それを出す
はい どうぞっていうのを

ずっとやってたんです。
3日ぐらいたったときに

父ちゃんが
ちょっと 俺 情けないと。

正直 自分が こんな体になって

家族を こんな 手 2回 たたいて
呼びつける

そんな 家来扱いすんのは
正直 申し訳ない。

俺 このシステム 嫌やっつって
やめようって言いだしたんですよ。

あっ そうかって言いながら

僕が その足で そのまま
楽器屋に行ったんですね。

はい で ハンドベルを購入して
帰ったんですよ。

結婚式の余興とかで こう

♬「ドレミファソラシド」
ってやつなんですけど

これを買って帰って
父ちゃん これ どうやと。

ねっ その これが ちょっと
家来感 出るんやったら

ハンドベルを鳴らしてくれ。
で ドを鳴らしたら

水 持ってくるわと。

レ 鳴らしたら
お茶 持ってくる。

ミ 鳴らしたら
ジュース 持ってくるわみたいに

各音階に対応する飲み物 決めて

で 父ちゃん
音楽 できないですけど

ハンドベルに
「ドレミファソラシド」って

書いてるんで
じゃあ それ鳴らせば ええねんな。

僕ら 絶対音感あるんで
僕も 母ちゃんも

寝室から鳴ったベルの音が 今の
ファやなとか分かるんですよ。

で ハンドベル生活が始まって

ほんなら 父ちゃんのとこから
「ド」って聞こえてくるんですよ。

あっ ドや ドやって
僕が 水 持って わ~って行って

そうそう 水 水
ありがとうみたいな。

で 次 「レ」って鳴って

ほな 次 母ちゃんが レやから
お茶や お茶って言って

お茶 運んで
ああ ありがとう 合ってるわ。

一回も
間違えなかったんですよ これ。

もう 絶対音感 結構 完璧で
このシステム ええなと。

何より ハッピーじゃないですか。

何か 病気の暗いのが なくなって
楽しい雰囲気になるから

このハンドベル いいなって
なってたんですけど

あるとき ラとシには
飲み物 決めてなかったんですよ。

そこまで 種類がなかったんで
ドレミファソまでしか

対応する物が
なかったんですけど

その シが がちゃがちゃがちゃ
って鳴ったんですよ。

その瞬間 僕 全身 鳥肌 立って

言うたら 何にも対応してない
何か 非常事態やと。

シが めっちゃ
わ~って鳴ってるから

父ちゃんの部屋に
バッて行ったら

父ちゃんが見てるテレビで
金本が ホームラン 打ってて

「うわ~!」ってやってたんですよ。

(粗品)ねっ。
で いや ちょっと 頼むわと。

マジで 紛らわしいことを
せんといてくれと。

父ちゃんも すまん すまん。

飲み物 対応してない…
ちょっと応援してた 言って。

いや ほんで シって
縁起も悪いじゃないですか 正直。

ちょっと やめてよみたいな。
でも 結局 楽しい感じに

ハンドベルがあることで
明るくなったんですよ。

で ある朝 寝てたんですけど

ハンドベルの音色で
起きたんですね 僕。

それが 「ソ」って鳴ったんですよ。

で パッと起きた。
今 何か鳴ったな。

続けざまに
「ラ ソ」って鳴るんですよ。

で おっ?
10秒後ぐらいに 「ミ」って鳴って

「ソ ラ ソ ミ」って鳴るんですよ。

「レ レ シ」って鳴るんですよ。

で 『きよしこの夜』を 拙いけれど
父ちゃんが演奏してるんですよ。

めちゃくちゃ 下手くそですよ。

1人で演奏する楽器じゃないから
まあ めちゃくちゃなんですけど

音階が 完全に
『きよしこの夜』なんですよ。

で パッと カレンダー 見たら
クリスマスやったんですね。

で 僕 それ聴いて 感動して

父ちゃんの寝室まで
バッて走っていったら

父ちゃんが
上 見ながら泣いてるんですよ。

泣きながら 「すまんな」と。

「自分の責任で
こんな体になってしもうたけど

こんな 家族に 迷惑も掛けて

で せっかくのクリスマスも
俺のせいで 台無しやな」

「すまん」って言ったんですよ。

で 僕 それ聞いて
めっちゃ ブワーって泣いて

いや 父ちゃん
そんなこと言わんといてくれ。

俺 そんなん
みじんも思ってないし

家族やねんから 負い目
感じんといてくれ 言うて

僕も バッて泣いて 父ちゃんも
「そうか」って言いながら泣いて

ほな 後ろから 母ちゃんが

家中の飲み物 持って
こうやって走ってきたんですよ。

いや そういうこと ちゃうねん。

『きよしこの夜』を
演奏しとったんや。

「お茶 ジュース
お茶 ジュース お茶」みたいに

注文してたん ちゃう。

これ 一生 忘れないです
この思い出は。

ええ話やなぁ。
(ジュニア)すごいなぁ。

俺も そんなん したいなぁ。
そんな話 なかったっけなぁ。

(ジュニア)映像化やな 今の。
映像化やな。

僕 6年ぐらい マクドナルドで
バイトしてたんですけど

昇格してくんですけど
マクドナルドって 何年かやると。

でも 僕 まったく
昇格ができなくて

明るさとかも必要なので。

ただただ 作るだけで
5年ぐらいやってたんですけど

そこのマックに
イイオカさんっていう

いつからいるのか
誰も分からないみたいな

すごい女性がいて おばさんが。
女性なんや。

はい 50後半ぐらいの。

まあ みんな
そこには触れないようにしてて

で 5年目ぐらいのときに
イイオカさんが僕の所に来て

ちょっと 後藤君
これ見てっつって

マクドナルドの本社から
後藤 拓実さまへっていって

手紙が届いてたんですよ。

えっ イイオカさん
これ 何ですかって言ったら

私にも分からないわって
言うんですよ。

私は15年やってるけど
分からないわって。

あっ 15年なんだって
みんな そこでなって

それで これ 何なんですかって。
僕も 開けるの怖いし。

で みんな 集まってきちゃって
休憩所で囲まれたんですよ。

この手紙を持った状態で。

じゃあ 開けてみますねっつって
開けたら

「コングラチュレーション
チキンマックナゲットマスター」って

書いてあるんですよ。

「コングラチュレーション
チキンマックナゲットマスター」

ただ ちょっと
ヒントが少ないというか

こうやって開けて
見えちゃったんで

一回 しまって

「コングラチュレーション
チキンマックナゲットマスター」

で 15年
見たことないって言ってるし

で こうやって
開けるようになってて

マックカード 500円分
挟まってたんですよ。

訳分からないじゃないですか。
本社から チキンマック…。

何だろうと思って
色々 調べてみたんですよ。

そうしたら 休憩中に

店のパソコンで
暇だからやってた

チキンマックナゲットクイズ
100問に全問正解…。

(ノブ)すごいやん。
(ジュニア)100問正解って すごいよ。

まあ 一般の人が
やるやつやもんな。

(後藤)まあ そう… それが

マックの会社のあれから
申し込んでたんで

ちゃんと店に来てみたいな。
(ジュニア)そうなんや。

(後藤)その ちゃんと 500円分で
ナゲットを買ったっていう。

バカリズム。

(バカリズム)
10年くらい前に テレビ朝日の

『虎の門』という番組の ネタ見せに
呼んでいただきまして。

ただ 結果的に 僕 このネタ見せ
5分 遅刻することになるんです。

バカリズム。

10年くらい前に テレビ朝日の

『虎の門』という番組の ネタ見せに
呼んでいただきまして。

(バカリズム)僕も見てた番組だったので
うれしくて 緊張してたんですね。

ネタ見せ当日
15時入りだったんですけど

10分くらい前に 到着しまして。

ただ 結果的に 僕 このネタ見せ
5分 遅刻することになるんです。

というのも 受付に着いて
『虎の門』のネタ見せに来た

バカリズムですって言ったら
30代半ばくらいの

無愛想な警備員さんが 「誰?」って
聞き返してきたんですよ。

こういうこと よくあるんですよ。
売れない若手のころは。

普通の 大御所の方だったら
こんなこと ないですし

売れてない僕が 悪くて。
僕が 面白くないからであって

これは 仕方ないということで
もう1回 丁寧に

『虎の門』のネタ見せで来た
バカリズムですって言ったんです。

そしたら 帳簿 見て 「ないですね」
って言われたんですね。

そんなわけないと思うんですけど
って言ったら 「番組名は?」

『虎の門』です。
「名前は?」 バカリズムです。

「スタッフの名前 分かる?」
誰々さんです。

「やっぱ ないですね」って 閉じて
別の作業 始めたんです。

ちょっと待ってください。
僕 入れないってことですか?

「ないからね」って
キレ気味で言われたんです。

さすがに カチンときまして

名前が そこに書いてないのは
分かりましたと。

だったら 手違いじゃないですかね
可能性で考えてくださいと。

僕が 名前もないのに
嘘をついて 入ろうとして

中で 悪さする可能性と
たまたま 何かの手違いで

書かれてないって可能性 どっちが
高いですか? 後者でしょ。

僕 別に 無理して入れろって
言ってるわけではないんですと。

ないなら ないで
手違いの可能性もあるから

電話するだとか 他の警備員さんに
聞くだとか やること あるでしょ。

名前がないから 追い出すってのは
雑じゃないですかと言ったんです。

そしたら 「こっちも 仕事だから
名前ないと 入れられないんです」

「仕事だから」? なるほど。

あなたは 仕事を全うしている
ということですね。

だったら あなたの
終始 めんどくさそうな態度も

仕事のうちなんですか?
あなたの警備会社で

義務づけられている
態度なんですか?

そういうふうに マニュアルに
書いてあるんですか?

自分の持ち場を
めんどくさそうに やるやつに

「仕事だ」とか言われても 説得力も
ないし 都合のいいときだけ

仕事を盾に使わないでくださいよ
って言ったんですよ。

そしたら その警備員さんが
めんどくさいと思ったんでしょう。

「じゃあ 内線で 電話しますよ」
「じゃあ」って 何だよ!

もういいです! 分かりました!
帰りますと。

警備員さんの仕事として 僕を
不審者と見なしたんでしたら

僕は 不審者ですから 帰ります。
ただ 忘れないでください。

あなたの雑な仕事によって
若手芸人のチャンスが

1つ つぶれたってことだけ
覚えておいてくださいっつって

僕は テレビ局を出て
タクシーに乗ったんです。

というのも
この やりとりの前半部分の

「可能性で考えてください。
僕が 不審者だという可能性と

手違いだという可能性 どっちが
高いですか?」と言ってるときに

気付いたんですけど

そこ テレ朝じゃなくて
TBSだったんですね。

うっかりミスで…。
最悪やな…。

(河本)最悪や!

緊張して TBSに行っちゃった。

(バカリズム)あっ! と思って。

TBSの受付で テレビ朝日の番組
言って 怒ってたんですよ。

(バカリズム)
あるわけないです 名前なんて。

うわっ! って思ったけど
もう 引っ込みもつかないし

そこが
どこのテレビ局であろうと

この警備員の態度は 許せないと。

(バカリズム)もうちょっと 文句を
言いたい。 この警備員の態度は

ここが どこの局にしろ
おかしいっていうことで

バレない ぎりぎりのところで…。

テレビ局の名前を出さずに
散々 文句 言って

名前 ある なしの話から
態度の話に すり替えて…。

電話されたら あかんもんね。
電話しそうになったから

待って 待って! と 止めて
阻止して

諦めるふりをして

最後に 決めぜりふを吐いて
速やかに タクシーに乗って

ホントのテレビ朝日に向かって。

結果的に 5分 遅刻して。

(河本)いらんこと しゃべるから。
最悪やな。

「素敵じゃない選TAXI」やな。

顔に出したらいけない!
バレる バレる! と思って。

でも 言いたい!
(河本)よう乗り切ったなぁ そこ。

あっ 東野。

えーっと じゃあ…。

新大阪の
僕と おばちゃんの決闘の話を。

大阪で 仕事やってて 終わって
新大阪から 東京に帰るんですよ。

ホームに上がったら 新幹線が
スタンバイして 開いてたから

グリーンに座ってたんですよ
10号車。

ほんだら やけに…
見てはしてへんけど

ホームが ざわついてんな
みたいな感じは あったんですよ。

でも 無視してて ほんだら
出発 2~3分前ですかね。

コンコンって ホームのほうから
ノックするんですよ。

パッて見たら オバハンなんですよ
オバハンが

あんまり 声 聞こえないんすけど
口の動き 見たら

「さんまさん いてる!
挨拶しなさい!」

(ほっしゃん。)うわ~!

何で そんなことを
言われなあかんねん!

自分の間で 挨拶するよ
そんなもん!

何で 急に 君発信で
俺が 動かなあかんねん!

(東野)さんまさんは 関係ないと!

俺と お前の戦いやと!
そんなもん。

腹立ったから 聞こえへん振り
したったんですよ。

俺も そうするかな。
は? って言ったら 向こうが

コンコンコン!
「さんまさん! 挨拶‼」

ムカつく!
(ジュニア)腹立つ!

何や!? そのオバハン!

は? ってやったんです もう1回
ほんだら

「もーう!
さ ん ま! あ い さ つ!」

えっ? 分かれへん!

ワンモア! ワンモア!
って言ったら

「さんまさん‼」

こんなんした! おばちゃん!
一番失礼や!

お前 一番失礼や! って。

ほんで トゥルルルって鳴って
ガシャンってなって

おばちゃんも 僕に対して
イーッ なったんでしょうね。

10歩ぐらい 並走したんですよ
ほんで 「さんまさん‼」って…。

静かに サーって…。

ほんで 京都ぐらいで 自分の間で
おはようございますと!

そりゃそうやわ。
(ジュニア)そりゃそうですよ。

自分の おかんにも
言われたないよなぁ!

確かに。

[これぞ 擬音マジシャン
宮川 大輔

真骨頂のすべらない話!]

あのね 何かね いっとき
よく 後輩芸人たちとね

あの スナックみたいなとこでね
場末のバーみたいなとこで

よく バカ話してたんですよ。

ほんで
全然 売れてない芸人の中にも

面白い話 持ってる子らは
いっぱい いてね

何か これが 一つの形に
ならないかなと思ってね

それで 初めを 誰…
それこそ 佐々木にね

ここの フジテレビのね 佐々木に
そんな話したんですよね。

あっ 佐々木の前にね
清水っていう

まだ もっと上司がいたんですよ。
真っ黒い。

清水に言ったら 「松本さん
それ 番組にならないっすよ」

って言われたんですけど。
(スタッフの笑い声)

その下の 佐々木に言ったんです。
佐々木は

「面白いですね やりましょう!」
って言って。

で この番組
ホント大当たりしたときに

清水が 「よかったですね」
って言い出して。

ど突いたろかなと
思ったんですけどね。

いや だから 何か
若い子たちの発掘番組。

そっから 大輔とかね 小籔とか
いっぱい 出てきましたからね。

何か
よかったなあと思ってますよ。

(星田)おっ!

(宮川)えーっと これ
うちの親父の話なんですけれども。

うちの親父
喫茶店 やってたんですよ。

お~ きた!

ほんで あの~
ちょっと お客さん 入らへんなと。

「どうしよう? 大輔」と
「これ ちょっと 考えよう」と。

ほんで 考えたときに
水槽 買うと。

大きい水槽 買うて
お魚とか いっぱい入れといた

奇麗な あれを… 作っといたら

いっぱい
お客さん 来るん違うかと。

ほんで 「その中に 何 入れよう?
大輔」と。

こう… カタログなんか見ながら。

ほんなら バナナイソギンチャクいう
真っ黄色の ものすごい奇麗なね

ちっさいバナナが いっぱいある
そんな イソギンチャクがおったんですよ。

「これ 大輔 ええぞ」と
「まあ 高いけど これ ちょっと

無理して やってみよう」 言うて
4~5匹 入れたんですよ それを。

ほんで 海のもんも入れといて

ほんで それを こう…
やってもうたんですよ きちっと。

ほんで お父さんが見ながら…。

「これで フッ… あした フッ…」

「お客さん いっぱい来るぞ 大輔」
と。

(河本)それも 自信満々。

そのまま
電気 消して 帰ったんですよ。

ほんで お父さんと 早い感じで

次の日の
オープン 行ったんですよ。

ほんで ぱって見たら その水槽に
昨日まで 奇麗やった

バナナイソギンチャクが
1匹も おらへんわけですよ。

で 「どないしてん!」と。

「こんな イソギンチャク 泥棒に
遭うわけないやないか! 大輔」

「どないなっとんねん!」 言うて
上のふた パカッて開けたら

水 巡回する所に
死んで これぐらいに縮まって

5匹 ポコポコポコポコポコ…。

ポコポコポコポコ…
なっとったんですよ。

「で 何でじゃ‼」 言うて。

「何でじゃ‼」 言うて…。

(宮川)
「こんなもん あるかい!」 言うて。

(宮川)
「もう 魚 入れろ! 魚」 言うて。

「大輔 アロワナ 買うてこい」と。
分かった お父さん! 言うて

バイク 乗って
アロワナ 買いに行ったんですよ。

(河本)高いですよね?
(宮川)高いよ! 20万ぐらいした。

「アロワナ 買うてきた
もう お客さん 来るよ」 言うて

「早う 入れてまえ!」 言うて
親父 ベローン 入れよったんです。

ほな アロワナ
すぽーんと入った瞬間に

裏向いて…。

「何でじゃ‼」 言うて。

「大輔
何で 死んでもうたんじゃ‼」

「おい!」 言うて…。

ほんなら アロワナは
淡水魚やったんですよ。

そのまま
海水に入れてもうたんですよ。

これぞ 凡ミスやん。
(宮川)凡ミスなんですよ。

(宮川)ほんで その日は
もう 駄目で もう あかんと。

ほんで 次 何 しようと。
海水は 難しいと。

淡水でいこうと。
ほんで 淡水にしたわけですよ。

ほんで 「グッピー 入れよう 大輔。
安いし 1匹 200円ぐらいやし

それ 100匹ぐらい 入れてまえ」と。

で ほんで そのグッピーを
100匹 ボロボロ~ 入れたんです。

ほんで 親父が
「おっしゃ! これは 奇麗や」と。

「お客さん 来るぞ」と。

たばこ 吸い過ぎやろ!

「よっしゃ 大丈夫や!」 言うてて。

お客さんも 「奇麗や 奇麗や」
言うて ちょっと 評判なってて。

ほんで
え~ 2週間後ぐらいですよ。

親父が 朝…。

「おい ちょっと 大輔 見てみ」と
「おい 大輔 ここ 見てみろ」と。

「ここの 藻んとこ よう見てみろ」
で ぱって見たら

稚魚が…
子供が生まれてたんですよ。

子供が いっぱい
うわーっ なってたんですよ。

(宮川)ほんで
「よかった。 100匹やけど

200匹 300匹になって
お客さん もっと来るぞ」 言うて。

「よかったな 大輔」と。

「帰ろ」と。
そのまま 閉めて 帰ったんですよ。

ほんで 次の日ですよ。 次の日
親父が 餌やろう 思うて

こう 行った瞬間に
赤ちゃん 見よったんですよ。

ほんなら
「おい ちょっと待て 大輔」

「赤ちゃん 1匹も
おらへんやんけ これ」 言うて。

「どないなっとんねん これ‼」
言うて…。

で その 上の…
パカッて開けたら

子供が フィルターに ペターッ…。

大事なとこ 取れた。

ペッター 引っ付いてたんですよ。

フィルターが…
フィルターに吸い込む あれが…。

あの~ 強過ぎて 調節。
全部 へばり付いとったんですよ。

「何や!? これ」 言うて。

で その 喫茶店も 残念ながら
もう つぶれてまいまして。

つぶれる前の 喫茶店のコーヒー
1杯 なんぼやったっけ?

(宮川)つぶれる前は 350円です。
でも 間近は 850円でした。

(河本)高っ! そりゃ あかんわ。

いいですね 哲ちゃんです。

(出川)僕 普段 ドラマとか
あんまり出ないんだけど

ドラマのオファーがきたときの
話なんだけども

たまたま ベッドシーンがあるっていう。
(一同)え~!?

そんで 現場 行ったんですけど
女優さんがいて

「出川さん ちょっとベッドシーンだから
脱いでくれ」っつったら

裸になって 前バリも張られて
「前バリも張ってくれ」とかって

そんな本格的なやつなんですか?
とか言ったら

女優さんも 下着になって
ホントにベッドの中に入って

上に毛布 掛けて 「出川さん
お願いします」とか言って

この辺とか チュウしてるし
ホントに奇麗な人なんだけど

チュウとかすると 女優さんが
「あ~ん あ~ん」とか言ってくれる。

そら ベッドシーンなんだけど。
俺 ヤバいと思って。

反応してしまうじゃない。
正直 ぶっちゃけた話。

監督が 「カット カット カット!
出川さん 何やってんの」

「恥ずかしがらないで もっと
押し付けて」とか何とか。

いやいや でも 恥ずかしいし
俺のカチンコチンは…。

もし カチンコチンしてたら
すぐバレるぐらいのカチンコチンだから。

あの女優さんに。

ちょっと意味が…。
(ジュニア)前バリだけやからってこと。

前バリだけじゃなくて
カチンコチンの具合がすごいから。

(ジュニア)出川さんが。
(出川)そうそうそう。

でも その前に 一番最初に
その女優さんに

僕なんかが相手で ごめんねって
言ってたんですよ。

すごい いい子で
「全然 出川さん 大丈夫ですから

思いっ切り きてください」
それを思い出して

これは しょうがないなと思って
俺のカチンコチンを

すごいカチンコチンしてたら…。
もう すごい なって。

一生懸命 動かしてたら
監督から OK出て。

「はい OKです。
出川さん よかったよ」とか。

マジですかとか言って
女の子に言って

ホントごめんね 俺なんか相手で
気持ち悪かったでしょとか…。

女の子が 「全然 大丈夫です。
気にしないでください 出川さん」

わあ 何て この子は
いい子なのかなって

ぱって 胸元 見たら
胸元が じんましんだらけだった。

(出川)そんなに…。

そんなに
俺が嫌だったのかと。

だから 口では言っても
やっぱ体は 正直なんだなって。

いい子でしたけどね。
(小籔)お互い反応したんですね。

(一同)おお~。

[この春 事務所を独立した

中居社長の すべらない話]

いやらしい話じゃないですけれど
まあ 言うても

僕も 一応 高級車というもんに
乗ってるつもりなんですよ。

もちろん 買ったときから
カーナビが付いてて。

あえて
車種とかは 伏せますけどね。

高級車のカーナビが 何で
こんなに アホなのかな!? って。

ホント バカなんですよ!
今まで イライラしてたんやけど

ちょっと前に 知り合いと
待ち合わせをしてて

六本木三丁目の交差点で
待ち合わせやっていうことで。

六本木は分かるけど
三丁目って言われると

どこかな? っていう…
大体の雰囲気は分かるけど

いまいち 分からんなと
まあ カーナビがあるからと思って

渋谷のほうから カーナビで
六本木三丁目 入れて

あの道 六本木通りを…
六本木三丁目やから

多分 あの辺やろ思って
渋谷のほうから向かってて。

ほんなら 高樹町の高速道路の
乗り口が あるじゃないですか。

あそこに
乗せようとするんですよ!

すぐですよ!

三丁目は分からんけど
絶対 距離的に おかしいと。

もう ありえへんからと思って

乗せようとするのを やめて
側道に行ったんですよ。

ほんなら 「左へ曲がってください」
みたいになって。

あっ 左かって…。

何か 「新しいルートを探します」
みたいになってるんですよ。

「左に曲がってください」
曲がるよと思って 曲がったら

また 「左へ曲がれ」
もう1回 「左に曲がれ」って。

気づいたら また
そっちに出てきてるんですよ!

ほいで また 高樹町から
乗せようとするんですよ。

いやいや… ないない!
それは ないわ! 思いながら

もう 半笑いですわ!
また 無視したったんですよ。

ほんなら また 「左に曲がれ」
「左に曲がれ」 また 左!

また 出てきたんですよ
もう 分かったと。

このガキ どういう決着を
つけようとしてるのかと。

この 俺さまを
高樹町から 乗せるんやな!?

よっしゃ 乗ったらぁ‼

どんな決着つけんのや? 高速も
タダやないぞ! 乗ったらぁ‼

高樹町 乗ったんですよ。

300mから 400mぐらい
高速を グーッ 走ってるときに

「目的地周辺です」

え~!? 下!?

無理 無理‼

「運転 お疲れさまでした」
いやいや! 終わられへん!

あれ 何すか?
いまだに 謎なんです。

ホント みんな いろんな人が
チャレンジしてほしいなと思うし

あと まあ 最初はね
芸人たちだけだったんですけど

いろんなとこに
また 広がっていって

芸人以外の人たちも
やっぱり しゃべり 達者な人

いっぱい おられますから。

そんな人にも
出てもらってっていうのが

いいんじゃないかなと思いますね。

(一同)おお~。

(中居)次の マネジャーさんも
違う マネジャーさんが 付いて。

その マネジャーさん。 今の
マネジャーさん 一緒なんですけど。

もう 16年ぐらい 付いてるんです。
現場で。 長い マネジャーさん。

カミクボ?
(中居)カミクボ。

その子が 高校の 当時
野球か何か 体育会系で。

早いうちから 応用力とか
対応力とか すごく やってくれて。

僕に対しても すごく 我慢強く
色々 やってくれて。

今でも ずっと
付いてるんですけども。

でも すごく
やってくれるんですけど。

プライベートが
一切 ないんですよ。

そこは 一線を 引くっていうか。
お互い。 何か。

これは 何か 線を引いて した方が
いいんじゃないかなって。

まあ 暗黙だったんでしょうね。
だから 収録が 終わっても

ご飯 食べに行くことも
1回も ないですし。

どっか 遊びに行くことも
ないですし。

でも やっぱり 何か あっても
いいのかなと 思いながら

ゴルフに 誘ったことが
あったんですよ。

「今度の日曜日 俺 休みだし。
休みだと 思うから

ゴルフ 行かない?」っつったら
「いや。 それは もう」

「色々 あるんで 大丈夫です」

「大丈夫。 ゴルフぐらい
行かないか?」っつっても

何か そこは やっぱり 線を
引きたがってるんでしょうかね。

で 2年 たって 3年 たって
もう そろそろ いいかなって。

「ゴルフ 行かない?」っつっても
「いや」

「他のメンバーの スケジュールも
あると 思いますんで

行かなきゃいけないんで。
ちょっと」って。

でも 偉いなっていう 反面
そんな。

「顔見知りの人だから
全然 緊張することもないから

大丈夫だから 行こうよ」っつっても
かたくなに 断るんですよ。

んで 5年 6年 たったときに
初めて

「ゴルフ 行こっか。
もう そろそろ いいんじゃないか」

「じゃあ お供して
よろしいでしょうか」と。

「全然 いいよ。
ホント 気兼ねなく」

「じゃあ 今度の日曜日
お願いします」

木曜日 金曜日になって。 あした
あさってに なるなっつって。

「ちょっと 打ちっ放しとか
行った方が いいですね」

「別に それは 自由だけども
行った方が いいんじゃない」

日曜日の 前の日の
土曜日の

『金スマ』か何かの
収録が あったときに

ちょうど
特番か何かだったんですかね。

ゲストの方々 来てて。
僕 収録中に おなか 痛くなって。

腹 痛いなと 思って。
でも 痛いのは

こらえられるから
大丈夫だけども。

でも これ
ちょっと 尋常じゃないな。

「ちょっと ホント すいません。
収録 止めて。 ちょっと

休ませてもらえますか」って。
「5分で あれしますんで」

トイレ 行っても
出るわけでもないし。

でも 痛いな。 戻ります。

「よし。 やりましょう。
すいませんでした」って。

やってるとき また 痛くなって。
「この激痛 何だ?」

ちょっと 脂汗 出てきて。
そのとき 女芸人さんが。

森三中とか 何人か いて。
これ 止めたら

また 次の日の スケジュールも
ないから

何とか やんなきゃいけないなと
思って。

1回 休ませてって
楽屋 戻ったら

そのまんま
気 失っちゃったんです。

(一同)えっ?
(中居)気付いたら 病院で。

「うわ。 何だったんだ?」と思って。
「あ痛てて」

「何だ? 病院ですか?」っつったら
「今 調べたら 盲腸です」と。

「ああ。 そうですか
やっぱ 痛いもんなんですか」

「痛い」と。 夜中
1時~2時ぐらいだったのかな。

「どうすれば
いいですか?」っつったら

「これは 手術を
するしか ないですね」

「僕 聞いたこと あるんすけども
散らすことは できるんですか?」

(中居)「散らすことは できますが
今の段階では 手術ですね」

「僕は 散らして…。
まだ ちょっと 収録が あるんで

ちょっと 散らして
入院も したくないし

公表も したくないし」
そしたら 「あしたの朝

ちょっと 数値を
見てみましょう」と。

「それで 下がってたら
考えましょう」と。

ほんで 「取りあえず
入院してください」

その 2時から ちょっと
横になって。 寝たのかな 病室で。

んで 寝て
看護婦さんに 起こされて

「ああ。 どうも どうも。
おはようございます」っつって。

「数値の方 測りますんで」
測りました。

「結果 もうちょっと
しますんで」って。

看護婦さんが 出てって 入れ違いに
現場の マネジャーさんが 来て。

僕は ちょっと リクライニングで
こうしながら

「ああ。 そっか そっか。
来たか」っつって。

「もう 大丈夫。 ホント 悪いな。
『金スマ』の収録 どうなった?」

「いや。 大丈夫ですよ。
もう 気にしないで いいですよ」

「ああ。 そうだよな。
あっ。 ゴルフ」

「お前 行ってこい」っつったら
「何 言ってるんですか?」

「中居さんが
こんなん なってんのに

ゴルフには
行くわけ いかないです」って。

「いや。 大丈夫だって。 ホント
みんな 知ってる メンバーだし」

「俺は 別に お前が
いても いなくても

治りようは 関係ないから。
行っておいで」っつって。

「何 言ってるんですか?
中居さんが こんな状況で

僕だけが 娯楽の ゴルフなんか
行けるわけないじゃ ないっすか」

「行ってこいっつうの。
キャンセルするわけにも いかない」

「みんな 行けなくなっちゃうから」
「僕は 行けません」

「行ってこいっつってるだろ」
「行けません」

「行ってこいって
言ってるだろ」っつったら

全身 ゴルフウエアだったんです。

≪行く気 満々。
(ジュニア)満々や。

行く気やな あれ。
(ジュニア)満々ですやん。

シューズまで
ゴルフシューズ 履いてた。

(一同)早いよ。 早い 早い。
早い。

カミクボ。
チェックの帽子 かぶってて。

ここに 何か
サングラス 掛けてるから。

「行ってこい」っつったら
全身 ゴルフウエア。

カミクボやな。

(中居)っていう 話です。
っていう 話です。

(ジュニア)この世界にいますと
いろんなタイプの

スターの方々が おられますよね。

その中で 衝撃を受けたのは
2か月ほど前ですけども

「笑っていいとも! 春の祭典」が
あったんですよ。

僕も出させてもらって
いろんなドラマのチームと

我々 笑っていいともチームで
ゲームをするわけです。

ほんなら みんな
一生懸命 やるんですけど

「優勝は!?」って言ったら

木村拓哉さん率いる
「CHANGE」 月9チームなんですよ。

やっぱり すごいな! ここで
優勝しはるわと思ってたら

優勝しました
更に このゲームに成功したら

賞金 200万円か何かが
のっかりますと。

(ジュニア)そのゲームっていうのが
テーブルクロスに

ワイングラスを いっぱい置いて

ワイングラスを落とさず 引いたら
賞金 200万円ですと。

(ジュニア)それまでが ものすごい
盛り上がってて… 生放送です。

(ジュニア)残り 10秒なんですよ。

ほんで スタッフ全員 こうやって
「早くしてください!」言うて。

出てきて ワイングラス
ウワーッて載ってる テーブルクロス。

もちろん
木村拓哉さんが 「やります」と。

「10秒前!」言うてるけど
木村拓哉さん 一切 動かない。

生放送 10秒前ですよ!

「10! 9! 8!」

一切 動かないんですよ
スタッフ全員 ウワーッ やってるんです。

「7! 6! 5!」

一切 動かないんですよ
どうすんねん!? 思って。

「4! 3!」ってなったときに

初めて バッて
テーブルクロスを持って

フワーッてやったら ワイングラス
一切 動かず 大成功ですよ!

「3! 2! 1!」で
テーブルクロス バーン! 投げて。

テーブルクロスが 舞う中
番組 バーン! 終わったんです。

(ジュニア)芸能人 全員 「カッコイイ‼」

(ジュニア)すごいなと!

(ジュニア)我々なら
「10!」 ウワーッ! ガシャーン! でしょ。

何よりも ガッシャーン! やからね。
テーブルクロスで ふいてるみたいな。

3秒前まで 一切 動かず

「3! 2! 1!」で 舞ってる中
バーン! 終わったんですわ。

すごいなと思ってて 昨日ですよ。

昨日 NHKで 「ケータイ大喜利」って
生放送の番組を

司会が 今田耕司さん
審査委員長が 板尾創路さんで

やってるんですよ
ほんで 番組の最後に

「審査委員長の板尾創路さん

ここで 視聴者の皆さんに
ひと言 お願いします!」

それが 生放送 7秒前なんですよ。

(ジュニア)また スタッフ全員
ウワーッ やってるんですよ。

「7秒前 板尾さん お願いします」
言うたら 板尾さん…。

「7! 6! 5!」

全くの無表情で カメラは
ズーッと 寄ってくるんですよ。

「5! 4! 3! 2! 1!」

番組 終わったんです。

死ね! 何か言え!

終わったんすよ!
ただの放送事故ですよ。

カッチョ悪~! ってやつですね。

(ジュニア)スターですよ。
(ほっしゃん。)いろんなタイプの。

(ジュニア)いろんなタイプの
スターがいるなと。

あの人 その後
別に 何にも気にしてないからね。

ひと言の謝りもなく。

(ジュニア)「お疲れぇ」言うて
帰っていきましたから。

すごいですねぇ
さすが 板尾さんですよ。

(小籔)僕の妹が
何年か前に 結婚したんですけど。

名古屋の 「松河屋老舗」という
おまんじゅう屋さん。

百貨店にも入ってる 大きいとこ。

すごい 大金持ちのところに
嫁ぐことになったんですね。

(小籔)やりよったなと思ったけど
うちとしては 大騒ぎ。

(小籔)僕 そのときは
全然 売れない漫才師。

名古屋には 名前とどろいていない
髪の毛も 金髪にしていると。

ちょっと 妹に 恥かかすなと。
向こうの だんなは

伝統芸能のクラブに入ってて
みたいなことになってるし。

全然 家柄が違うんですよね。
かなわんなぁと思ったときに

「式に出るときは 略礼服 着いや」
と おかんに言われたんですよ。

略礼服って 何やねん? 言うたら
「若者は スーツやろ。 ちゃうねん」

ここが太いやつ。 おじさまが
結婚式に着てる びろびろの。

襟の所が そんな感じの。
そんなんで行かないと あかんの!?

(小籔)それを 略礼服といって
そういうので行かないと あかん。

「そうじゃないと 失礼になる」と。
それ 嫌やなと思うたんすけど

妹に 恥かかせたら いけないから
分かったって 親に 金もろうて。

買いに行こうと思って 行ったら
百貨店って 高いんですよね。

どうせ このときしか着いひんから
安いの買おうと思って 行ったら

ここの紳士服 どうやって
生計立ててんねやろ? ぐらいの

静かな紳士服屋さん あるじゃない
大阪の下町ですから。

そこを見たら
「略礼服 1万9, 800円」って。

ちょうどええがな。 これ いこう。
「どないしたん? 兄ちゃん」

略礼服 欲しいんですけど。
「略礼服は どんな所でもいける」

「冠婚葬祭 全部 いけるで。
最近 若いやつは 着いひんけどな」

「何で それが いるねん?」
妹が こういうことで。

「そりゃ 恥かかしたらあかんな。
お兄さんとして 立派や!」

「俺が 見たろ」言うて
「これで どうですか?」って。

「日曜日やろ。 結婚式は」
そのとき 金曜日だったんです。

「ホンマやったら あした
取りに来ないと あかんけど

妹さんのためや。 お前
1時間 どこかで 飯食ってこい!」

「すそ やっとったるがな!
めでたいから やっとったる!」

僕 もう 食べてたから
おなか いっぱいやったけども。

まあ そこはね!
食べてきます! って言うて

本屋で 立ち読みして
1時間たったかなって 帰って。

「食うてきたか?」
はいと 嘘つきながら。

「できたぞ。 妹さんに よろしくな。
立派な結婚式 挙げたれよ!」

訳分からんこと言われて
帰ってきたんですね。

「買うてきたか?」 うん 言うて…。
親とか 先に行くじゃないですか。

僕は 近鉄電車というのに乗って
1人だけ 遅れて行ったんです。

ほんなら 「小籔家 控室」
みたいなとこがあって。

ここで 着替えるの?
「着替えるのは 5階に

ちっちゃい所があるから
そこで 着替えて」と。

大安の祝日やから 大きいホテルに
人が ぐわっ おるんですね。

(小籔)着替えに行くと
5畳ぐらいの狭い部屋に…。

そんなのあると 知らなかったけど
細長い姿見が 3つ あるんですね。

おじさまたちが
着替えてるわけですよ。

へぇっと思って。 こっちに
おじさま こっちに おじさま。

1個 空いてるから
着替えようと思って 全部 脱いで。

シャツ 着た。 ネクタイ 着た。
掛かってる順番 ズボンやのに

先に 上を着たんですよ。

パンイチで 変やなと思いながら
次 ズボン はいたら

半ズボンやったんすよ。

(小籔)ここで 切れてたんすよ。

(小籔)ここで。

それが 半ズボン用に
なってるんじゃないから

こういうので切ってるから
ふわふわしてるんですよ。

僕 一瞬 分からなくて

はいたときに あれっ? って。

目の前 銀色やったんすね。

(小籔)ぱって見たら
長ズボン 長ズボン 半ズボン…。

あかんがな! ってなって。
どうしよう!? 思うて。

完全に 半ズボンで
裏が クリッてなって 縫うてある。

丁寧に。

(小籔)どういうことと考えるけど
式始まるから 言うてられへんと。

おっさんの 腹立つ顔
思い出したけど

今 おっさん 置いとこうと思って。
半ズボンで 出ようか?

それも あかんって。
もう おかんやって 電話して。

おっさんとかも 「はあ?」って
なってるんですよ。

恥ずかしいとか そんなの関係ない
おかん 略礼服 半ズボンやねん!

「長ズボンやがな。 訳分からん!
取りあえず おいで」言うて。

分かった! って
着たまま 行ったんですね。

エレベーターを待ってたら
子供たちが来て 笑うてるんです。

そんなもん 関係あらへん!
何や お前! って。

子供に メンチ切ったりしながら
エレベーター 降りていったら

大きいロビーに
100~200人ぐらい おるんですよ。

何会場もあるから。

そこを抜けないと
小籔家控室に 行けないんすよ。

エレベーターのすき間から 見ながら
行くの 恥ずいなと思うたけど

だんだん 時間も迫ってると。

泥棒みたいに
スススと 速く行ったんですよね。

そしたら 「半ズボンや!」って
ドカンって くるんですよ!

めっちゃ 恥ずいなと…。
(ジュニア)でかいから 目立つしな!

相手方の親戚に 見られたら
かなわんと思って

小籔家控室を ばって開けたら

親戚のおっさん ドカーン! 笑うて
「半ズボンって これか! ハハ…」

ちょっと待ってくれと。
おもろいのは分かると。

意味 分かるけど
笑うのは やめてと。

「お前が 半ズボン はいとったら
そういうふうに見えてくる」って。

(小籔)お年玉くれた おっさんでも
だんだん 腹立ってくるんです。

(小籔)今までの思い出と関係なく
何を笑うてんのや? みたいな。

親戚に メンチ切ったのは
あのときしかないですよ!

おかんが 向こうから来て 「だから
言うたやろ! 1回 着とけって」

今 言うても しゃあないやんけ!
「半ズボンが おかしいやんけ!」

俺に言うても しゃあないやんけ!
って おかんと もめてたら

親戚の中でも
一番 長老的なおじさんが

「貸衣装があるがなぁ」って
言うたんですよ。

ほんだら 俺とおかんが
「だから…」

はぁ… ってなって 一瞬にして
お花畑の世界になってですね。

よかった。 そうや 貸衣装やわ!
って 行こうかな思うたら

また 半ズボンのまま さっきの
ロビー 通らなあかんわけですよ。

(小籔)どうしよう…
しゃあない こそこそと行ったら

「ほら ほら ほら!」 ドカーン!
1回通ってて 「半ズボンおったで」

「嘘つけ おるわけないやん!」
「おんねん! ほら ほら ほら!」

笑い 倍になってるんですよ。

ほんで 貸衣装の所行って 借りて
事なきを得たんですけども

上と下が ちょっと違う
微妙な黒の 写真を撮ったという。

(小籔)何とか間に合いましたけど。
(ジュニア)何なんやろうな? それ。

(小籔)後から 電話したんですよ。
半ズボンやったんですけどって。

何て言うんかなと思ったんです。

「そうですか すいません」って
タメ口やったのが 敬語で

「申し訳ございません」

「上も 持ってきていただいたら
さらに 替えますんで」

ホンマに 式 終わったんでね。
「申し訳ありませんでした」

「でも どうして
こんなこと起こったんですかね?」

そんなこと知らんがな‼ 何で
こっちに 疑問 投げ掛けんねん!

僕も 何ででしょうねって
言いましたけど。

結局 行かずままでね。

≪その質問は 腹立つなあ。

すごいな。

(有吉)僕 プロレスが
すごく好きなんですけど。

大仁田 厚さんのことが
高校生のとき 好きだったんです。

今は 軽蔑してるぐらいで
まったく 好きじゃないですけど。

悪いな~!

どうかしてたと思うんです。
(ジュニア)どうもしてないよ!

大仁田さんが リング上から
水を口に含んで 噴き出すやつを

ホントに 聖水だと思って
うれしそうに 浴びてたんですよ。

(有吉)それぐらい
大仁田選手が すごく好きで。

高校生のときに
うちの町に来まして。

その当時 ザ・シークっていう
アラビアの怪人っていわれる

ホントの悪役との
対戦だったんですよ。

そのシークって 客席を徘徊して
客を 追い掛け回すんですよ。

それで ちょっとでも
大仁田さんの力になりたくて

学生かばんで シークを
たたいてやろうと思って。

シークに バーンっていったら
空振りしまして。

かばんの中に入ってた 教科書とか
全部 ばーって出たんですよ。

(有吉)シークは それを見て
向こうに行ったんですけど

僕 みんなの前で

教科書を こうやって拾って
情けなく かばんに詰めてたら

リング上が ワーッ! って
盛り上がってたんですよ。

何かな? って見たら
ザ・シークが

僕のコンパスで 大仁田を
血だるまにしてたんです。

(渡部)え~!?

(河本)どっちに加勢してんの!
(勝俣)凶器 渡しちゃったんだ。

完全に 向こう側やん。
向こう側に付いちゃったんです。

でも 今は…。
(有吉)軽蔑してます。

(勝俣)何でだよ!
(河本)好きでいいでしょ!

大悟 きたよ。

(大悟)子供のころの ちょっと
切ない話でも いいですか?

[千鳥 大悟が
芸人になると決意した話]

大悟 きたよ。

(大悟)子供のころの ちょっと
切ない話でもいいですか?

僕 瀬戸内海の ちっちゃい島で
生まれたんですけど

そこは人口も少なくて
島独特なんですけど

8割 9割が
石屋なんですよね 僕の島は。

石屋。
(大悟)石屋さんで

だから 何ていうんですかね

社長と 雇われ人というか
はっきりしてるんですよ。

島内での
金持ちと 金持ちじゃないが。

はっきり分かってるんです
誰が何っていうのが。

で そういう島で
生まれ育ちまして

うちの親父は
雇われてる方ですよね。

で うちの親父っていうのは
僕と また タイプも 全然 違う

おとなしい おっちゃん
なんですけど。

まあ 学校で 僕が ケンカして

同級生を泣かしちゃった
とするじゃないですか。

なら うちの親父
僕の家庭を食わしてる人の家に

謝りに行かんといけないとかね
その社長の子供の場合は。

で そういう所に
僕と おとうと 謝りに行って

僕は そんなん
うちの親父からしたら

とんでもない
つらい思いのはずなのに

帰りの軽トラで 車に乗りながら

僕には 一切 怒らずに
すまんのうと。

わしは 頭やったら
何ぼでも下げちゃるけえ

お前は好きなように生きろ
っていうタイプの。

すまんのう わしは
頭しか下げちゃれんみたいな。

で そんな お父さんが

まあ うちも
そんな 裕福ではないですけども

親父も島で生まれて
島の男なんで

船が やっぱり 欲しい。

ほんなら その 18万で
船があったって言ってんですよ。

で 子供心に 18万で 船なんか
あるんかなと思いながらも

18万の船を買ってきたんですよ。

うちの親父が。
で それに うれしそうに

ペンキで コウフクマルって
書きだしたんですね。

で ペンキ 塗って 釣りに行こう。

僕 小学校4年生のときに
親父と一緒に海に出るんですよね。

で 釣りをするのに
島の端っこの岩場に

ロープというか
いかりを引っ掛けて

で そっから ロープが
たら~っと垂れてる ここで

船を 流しながら 釣るんですよ。

ここには ロープが
張られてるじゃないですか。

そこに 島の金持ちの

うちのおとうより
その当時 10 20ぐらい下の

クルーザーが
ブーって来たんですよ。

すごい船が。

うちのおとうは
ここにロープがあるから

大慌てで
あ~ あかん あかん!

ここ ロープがあるんじゃって
言いだしたんですよ。

ほんなら そのクルーザーが
ブーっと ギリギリ 止まって

「おい こら!」 言うて。

「どこで釣りしとんねん
この貧乏人 こら!」って

言いだしたんですよ。
で うわっ どうしようと思って

で 聞きたないけど
船の上やし聞くしかない。

で どうしよう…。
ぼろくそ 言われてんですよ。

親父は その。
「おい こら キヨシ!」って

うちの親父
キヨシっていうんですけど。

「キヨシ お前みたいなんが…」
言うて。

「こんなとこで
何 釣りしとんねん!」

「船 買うたからいうて
お前 調子 乗っとんな こら!」

うわ~って。

ほな おとうは
その 言われてる方に

ず~っと 背中 丸めて
こうやって 聞いてるんですよ。

で ガーって言われて
わしゃ 聞きとうもないけど

もう 聞くしかないし
せめて 親父 何か言うてくれと。

でも 何も言わずに
親父は ず~っと聞いて

そのクルーザーが ブーンって
立ち去っていったんですよ。

で うちの親父が
その 僕に 振り返ったときに

言うせりふで わしの人生
決まりそうな気がしたんです。

そんとき。
すごい大事な。

(大悟)子供のとき。
で 何 言うんかなと思ったら

あっち 大間違いしてるんですよ。

うちの親父 振り向いて
しわくちゃな顔で

「お前は ああ なれよ」って言うた。

(一同)切なっ。

もう!

それで 僕は
芸人になることを決めたっていう。

切ない話っていうことで
始まって

ホンマに そうやとは
思わへんかったわ。

ちょっとでも言うとかんと
ホンマに切ないから。

(設楽)ことしの夏
暑かったじゃないですか。

僕 日中なんですけど 家で
1人 パンツ一丁みたいな感じで

何もなかったんで
ごろっと テレビ見てたんです。

1時ぐらいだったですかね。

1人で 部屋にいたんで

何か ちょっと
雰囲気が 怖い感じの…。

ちょっと 気になってきたんです。
あるある。

何か おるんちゃうか? みたいな。

こうやってるんだけど 後ろで
ふわっと 動く感じがしたんです。

うわっ ヤバい! と。
絶対 これ そういうのなってきた。

ちょうど 病院か何かで
ロケやったときに 霊能者から

「つきやすいですよ」みたいなこと
言われてたのもあったんですけど。

(設楽)うわっ! と思って
怖くなってきて。

しばらくすると また
ふわって 動く感じがするんです。

これ 絶対 ヤバいと思って。
そういう力 ないんですけど。

これ 怖いけど
見てやろうと思って。

その雰囲気がしたとき
ぱっと見たんですね。

案の定 何もないんですよ。

気のせいだけど
この感じ ヤバいなと思って。

また 動く感じがしたんで
今度 ゆっくり…。

こうやって 後ろ 見たんですよ。
そしたら

脇毛が 風でなびいてたのが
視野に入ってて

黒いのが動いてるように
見えてたんですよ。

(設楽)あ~ これか! と。
俺は これに ビビってたのかと。

(設楽)
何て ちっちゃいやつなんだと。

何となく こうやってるのの視界に
これが入ってたんですよ。

お前 アホ過ぎるやろ!
(設楽)そのときは ホント 怖くて。

でも 原因が分かって
あ~! って 1人で…。

犬が 自分のしっぽを追い掛けて
ぐるぐる回ってるのは あるけど。

安心して あ~ これだ! と。

よかった~! っつって。

(一同)おおっ!

(稲垣)僕 実は 
半同居人みたいな人が いまして。

(一同)おおっ!

(稲垣)僕 実は
半同居人みたいな人が いまして。

年齢が 57歳で

会社の経営をされてる ヒロ君って
おじさんなんですけど。

(兵動)同居!?

僕のことを ゴロチって
呼んでるんですけど。

「ゴロチ」!

ゴロっちとかじゃなくて?
ゴロ… ゴロチなんですけど。

付き合いは 15年ぐらいに…
25歳ぐらいのときに 知り合って。

結構 年上の方なんで
いろんなこと 教えてもらったり。

今でこそ
そうでもないんですけど

昔は ほぼ 2日に1回ぐらい
僕の家に 泊まりに来てたんです。

ちゃんと 奥さんとか 子供が
いらっしゃる方なんですけど。

もちろん ノーマルな方なんですけど。
週の半分ぐらい 泊まりに来て。

僕も すごく
その人の話が 面白いので

すごい 癒やされてて。

(稲垣)彼専用の寝室とかも
ちゃんと つくって。

(兵動)え~!
(小籔)不思議!

洗面所には 彼専用の
タイガーバームとか 歯間ブラシとか。

(小籔)そんなもんまで!?
(コバヤシ)「タイガーバーム」!

タイガーバームは すごいな。

ただ その人 いびきが
おじさんなんで うるさいんです。

一緒に お酒とか飲んだ後は。

昔 僕が住んでいたマンションは
壁が薄かったので

隣から いびきが ガーッて
すごい うるさいんで

つらいと 壁 ガンガンガンと
たたいて いびき対策をして。

いびきって
カッとか 止まるじゃないですか。

20代のときは そうでしたけど
30代になって

僕が 今のマンションに 引っ越したら
壁が 少し 厚くなったので

大丈夫かなと思ったんですけど…
でも いびきは いびきなので。

僕の隣の部屋に 彼は
寝室をつくりたがってたんです。

僕の寝室の 隣の部屋に。

その部屋が 彼にとって すごく
すてきな感じがするみたいで。

景色が良くて。 ただ
僕は うるさいのが嫌なので

隣の隣の部屋に
ヒロ君の寝室をつくって。

ヒロ君 入ってこれないように
ここ 物置部屋にして

今は 何とか
音は 平気なんですけれども。

(稲垣)皆さん そのおじさん
全然 想像つかないですよね。

つかない!
(稲垣)結構 甘いマスクで。

30代のときなんかは…
彼が バブルのころですから

銀座のクラブ はしごをしてたんで
「銀座のジャッキー」って言われてた。

(稲垣)ただ やめてほしいことが
あるんですけど!

「稲垣 吾郎と 友達だ」って
言いふらすんですよ。

ジャッキーがね。

まあ 一般の人やし
言っちゃうかなぁ。

芸能人の友達って お約束というか
それは 駄目じゃないですか。

それを証明するために どこで
拾ったのか 分からないですけど

僕の 期限が過ぎた車の免許証…
穴が空いたやつ。

あれを いつも
財布に忍ばせてるんですよ。

(稲垣)それで 「稲垣 吾郎と 友達」
っていう感じに。

何もんやっちゅうねん。

ていう ジャッキーの話なんです。
(河本)「ていう ジャッキーの話」!

(星田)ヒロ君の話やないの!?
(河本)ジャッキーの話。

今日も もしかしたら 家 帰ったら
おられるかもわかんないですね?

います います!
趣味が 散歩で…。

ヒロ君 必ず 言うことが

「走るな。 膝を悪くするから 歩け」
って言うんですよ。

(香取)初めて聞きましたよ。
他のメンバーも 知らないです。

何とか 引き出して ヒロ君という
おじさんの友達がいるとこまで

知ってたんですけど ゴロチとか
部屋もあるなんて ちょっと…。

ジャッキー。
(稲垣)銀座のジャッキーですけど。

ヤバいよ! そいつ ヤバいよ。
(稲垣)ヤバいのかな!?

そいつ ヤバいって!

それを言わずに
みんな 我慢してるんだから!

(香取)気付けよ! 気付けって!

すごい いい友達なんだよね。
(香取)そいつ ヤベえよ。

[この後
人気実力派芸人 続々 登場!]

(小峠)これ 僕が
高校2年のときの話なんですけど。

僕 ホントに
昔から お笑いをやりたくて。

高2のころに
今すぐ お笑いをやりたいと。

もう 学校になんか 行きたくない。

辞めて 今すぐ 俺は お笑い芸人に
なりたいっていうところまで

高ぶりまして。

先生と 親に 俺 学校 辞める
って言ったんですよ。

学校を辞めて…
当時 福岡に住んでたんですけど

1人で 大阪に行って
芸人になるって言ったんですね。

当然 そんな話
許してくれるはずもなく

先生と 親が 大反対して。
先生が おっしゃってくれたのが

「小峠 辞めるんじゃなくて
高校を休学にしとけ」と。

「取りあえず 高校に 籍を置いて

もし お笑い芸人が
駄目だったときに 戻ってこい」

「そのために 休学って形を取って
籍を置いといたら 大丈夫やから」

ほんなら おかんも 「休学だったら
許してあげる」っていうことで

僕 高2の夏休み明けに 休学して
1人で 大阪に行ったんです。

(小峠)一応 休学という形を
取ったけど 全然 戻る気なく

辞める気で 大阪 行ったんで

決意のために
何かをしようと思って。

僕 当時 ばりばりのパンクでして。

(小籔)えっ?
(小峠)パンクロッカーです。

(小峠)パンクの すごく有名な

イギリスのバンドで セックス・ピストルズ
っていうのがいるんですけど。

そのセックス・ピストルズの ベーシストの
シド・ヴィシャスっていうやつがいて。

有名なので シドが ここに いつも
チェーンをして 南京錠を留めて。

シドチェーンっていわれてるんですけど
ずっと 着けっ放しなんですよ。

俺も あのシドチェーンを
着けようと思って。

お店とかに行ったら しゃれた
既製品が売ってるんですけども

そんなんじゃ駄目やと思って
僕 日曜大工用品店に行って

こんな ごっついチェーンを
買って

がっちがちの南京錠を
ここに付けて。

僕 その鍵を
田舎のツレに送ったんですよ。

手紙を添えて。

「俺は 今から 大阪で 芸人になる。
絶対に 売れる!」と。

「もし お前が テレビで 俺を見て
『こいつ 売れたな』って思ったら

鍵を持って 大阪まで来てくれ。
このチェーンを開けに来てくれ」

「俺は 売れるまで 絶対
このチェーンを取らない!」と。

その手紙を書いて
田舎のツレに送ったんです。

そしたら その次の日ですよ。

金属アレルギーで
ここ ばきばきに荒れたんですよ。

もう かゆくて かゆくて。

でも 鍵がないですから
どうしようもないですよ。

1週間ぐらい 頑張って このまま
生活を送ってたんですけど

もう かゆくて 仕方ないんですよ。
で 皮膚科に行きまして

先生
首が かゆくて 仕方ないですと。

ほな 先生が 冷静に
「小峠さん 理由は分かりますよね」

「今すぐ そのチェーンを取りなさい」
一目瞭然やろ。

(小峠)先生 男と男の約束があって
チェーンは取れないんですよ!

「分かった。 取りあえず この薬を
出しとくから 朝と夜 1日2回

患部に塗りなさい」って
塗り薬をもらったんです。

そっから その塗り薬を塗る生活が
始まったんですけど

結局 チェーンと 首が
常に当たってるので

塗ったとこで 一向に 治らない。
全然 治らないんですよ。

そこで 僕が考えたのが
薬を塗った後に

ここに ティッシュをかます
っていう。

ここに塗って
ティッシュをかませて

チェーンが当たらないようにして。

だから 僕 しばらく ここに ティッシュ
がーっとあるまま 外 歩いてて。

もはや
パンクでも何でもないんですよね。

それで その生活が
1カ月ぐらい続いて ある日

何や!? この生活! と思って。

何だ!? これは!
何をやってるんだ! と。

自由になるため 大阪に行ったのに
めちゃくちゃ 不自由やないかと。

何て ひとつきだ! と。

それで 耐え切れなくなって
近くの板金工場に走りまして。

すいません。 このチェーンを
切ってくださいっつったら

おっさんが 「鍵は どうした?」と。

鍵は もういいです。 ないんです!
ほな おっちゃんが 奥から

見たこともないような
鉄切りばさみを持ってきて。

僕 台の上に 首を載せて。
ほんなら おっさんが

「絶対 動くなよ。 絶対 動くなよ!
動いたら 死ぬからな!」

死にません。 絶対に 動きません!

バチーンって ここのチェーンが切れて。
ほんなら 僕が ワーワー 騒ぐから

店の前 結構な人だかりができてて
これが切れた瞬間

そこそこの拍手が起きたんですよ。
「あ~ よかった」っつって。

(小峠)「何か知らないけど
よかった!」っていう。

何や!? それ!

野良犬の話やないか! 何やねん!?

(秋山)キング オブ コントの
話ですけど。 僕も 2011年に

一応 チャンピオンに
ならせていただいて。

(秋山)そのときなんですけど
コントじゃない側で

一人 苦悩と 闘ってるというか

一人 恐怖症になった男がいる
話なんですけど。

コント 音 使うじゃないですか。
その音を

ネタ番組だとか 普通の番組だと
ちゃんと 音響さんだとか

専門の方が たたいて
やってくれるんですけど

キング オブ コントに関しては
1, 000万 懸かった ボタンなので

一応 そっちが
連れてきてくれという。

責任 取れないですと。
1, 000万の懸かった ボタンを。

そうなんや。
一応 いますけど

できる限り
そっちがと いうことで

僕らも
そういうことに なったんですね。

結構 僕ら そのとき
狙ってた ネタは 忍者のネタで。

1, 800万ステージを こなした
忍者で

楽屋から ステージに出る瞬間
音が流れて

ベテランのような
動きをするという。

結構 音が 重要な。 タイミングが
ミスれない感じなんですよ。

それで ずっと
ネタ合わせ しながら

予選から
やっていったんですけど。

そのとき 一緒に 付いてたの
キタハタ君っていう 作家の。

若手の作家の キタハタ君が
ずっと 一緒に 付いてくれてて。

3回戦ぐらいのところで

後輩の ラフ・コントロールっていう
重岡が

「いやぁ。 マジかよ?
終わったよ」みたいなこと

言ってんですよ。
「どうした?」っつったら

「ミスったんだよ。
音 ミスられたんだよ」って。

「どうした?」
「キタハタが…」

ロバートと ラフ・コントロールを
掛け持ちして

音を やってくれてたんですね。
ほんで キタハタに

「お前 どうした?」っつったら

「すいません。 ホントに
悪気は ないんですけど

ちょっと やっちゃった」と。
ちょっと タイミング ミスって

変な ぐだぐだになって

ラフ・コントロールの ネタも
結局 落ちちゃったんですけど。

ラフ・コントロールも
「別に これは しょうがない」

「こういうことも あるから」って
許してあげて。

僕ら そっから 勝ちあがって
一応 準決まで いって。

決勝 決まったんですよ。

で それから 本番までの間に
ちょっと 頑張って

やっていかなくちゃ
いけないんですけども。

キタハタが ホントに
恐怖症みたいに なっちゃって。

ボタンを押すことが
できなくなっちゃうんです。

1回 そんだけ なって。
慣れるしか ないからと。

ほんで 稽古場で 何回も
やるんですけど

指が 震えちゃうんです。
押すときに。

シンプルな 押すだけの
作業なんですけど

訳 分かんない領域になって
だんだん 日にちが近づくたびに

「どうした?」っつったら
「ボタン 押すのが 不安で」と。

どういうボタンか 分からない。
現場の ボタンが。

そこで 練習してる ボタンと
本番の ボタンが 違うので

いくら このボタンに 慣れても

その局の ボタンが
分からないじゃないですか。

「大丈夫だ。
ボタン 押すだけだから」

「いや。 押すだけとは
いいますけど

どんな種類かだけ 僕 知りたい」
≪種類?

(秋山)もう
変な領域になっちゃう。

「どういうことや?」っつったら
ボタンによっては 周りがゴムで

1回 押しても 中に
ホントのボタンが あるやつが。

何か ある ある。
あれかもしれないし。

何なら もう ホントに
力が 入らな過ぎて

ふにゃってなる
可能性も あるとか。

そんなこと ないような次元の
考え し始めて。

で こっちで 練習してても
「もし こんとき

右の指を 負傷した場合
こっちでも 同じように

練習してた方が
いいんですかね」みたいな。

「そんなのも ないし それは
それで しょうがないし」みたいな。

ほんで 何か クラクションの。

車のクラクションって 1カ所
押しても 鳴らないときが。

(ジュニア)ある。
(秋山)「全体を 捉えなくちゃ

駄目な ボタンかもしれません」

(ジュニア)それは ないけど。
(秋山)それは ないんですけど

その領域なんですよ。
そんなの あるか みたいな。

「全体を ちゃんと ぐぐっと
押さなくちゃいけない

ボタンだったら
どうすんですか?」みたいな。

もう ヤバいとこまで きてんな。
「気にするな それは」と。

ほんで いざ 当日 現場に入って
リハーサル しながら

機材のとこ あいつ 向かってて
しばらく やってて。

「よろしくな」って。
「どうなった?」って なったら

ここに 曲げて テープを
ぐるぐる巻きに してるんですよ。

機材のとこに いっぱい
バミリみたいなのが あって。

「お前 どうすんの?」って。
これを 曲げて てこの原理の…。

これ以上 曲がるものがない状態に
指をしてて。

そっから こうやって
いってるんすよ。

(秋山)「リハ 見せろ」っつったら
全部 何カ所 指を持ってったら

自然と 押すようになってる。

怖い 怖い 怖い。 危険やって。

(秋山)これ以上 ないっていう
状態まで 持ってって

後は この黒いとこに
僕の親指を 押して

あと これ 載せるだけで 音が。

(ジュニア)作業 1個 増えてるけどな。
危険 危険。 遠回りやて。

(秋山)ふにゃふにゃが 怖いんで。
とにかく。

ほんで 始まって。 完璧な間で。

絶妙な間で
優勝させていただいて。

はいはいはい。 してるよ。
(秋山)「お前 見てたか?」

「俺たちの優勝」
まったく 見てないですよ。

結局 ネタなんか 1回も 見ずに
ただ 僕らが 過ぎるのと

この ボタンだけを やってて。

何の キング オブ コントの
喜びも なく。

ただ ただ ボタンと 苦悩した
一人の男の話。

(小籔)プロフェッショナル。
(秋山)これだけの。

そんな裏話が あったんや
あの陰には。

何にも 喜んでないです。
キング オブ コント 優勝の。

「マジで 押せました」ぐらいの
温度です。

[ここから
MVS獲得者のオンパレード!]

スポーツジムに行ってまして。
お風呂 入ってたんですけど。

同期の へびいちごの高橋と
一緒に行ってたんです。

漬かることもなく ここまで
お湯に入って 座ってたら…。

体洗うとこに
並ぶとこがあるんですけど

1人のおっちゃんが 何かやってて
もう1人 入ってきたんです。

入ってきた おっちゃん見て
初めから座ってる おっちゃんが

「よ~ 一等兵」って言うたんです。

言われた方が 「よ~ 二等兵」って
言いよったんです。

何やろ? これと思って。
高橋と 何やろな? って言うて。

ほんなら また違うおっさんが
入ってきたら その2人が

「よ~ 三等兵」って
言いよったんですね。

「お~ 一等兵 二等兵」ってなって
結局 四等兵まで来たんですね。

これ 何なんやろ? ってなって。

ジムで 友達になって 集まって
その時間に お風呂になって

チームつくって
あだ名 付けてんねやろと思って。

おっさんになっても ああいう遊び
できたらええなって言うてたら

みんな 体洗いだしたんですけど
急に 1人が

「一等兵!」って言うたら
みんなが

♬「二等兵と 三等兵と 四等兵と
五等兵~!」って歌うんです。

何やねん!
(後藤)何の歌なんすか!

ほんで みんな 「ワッハッハ」って
笑うてはるんです。

ああいうノリも ええんちゃうって
高橋と言うてて。

ちょっとしたら 三等兵ぐらいが
「一等兵!」って言うたら

♬「二等兵と 三等兵と 四等兵と
五等兵~ ヘッヘッヘ」って笑って。

五等兵がおらんやんけ思いながら
まあ ええかって思ってて。

(兵動)ほんで
みんな ひととおり 体洗って

全員が 頭洗うために シャワー出して
ガーッて やりだしたんです。

ほんで ワーッてやったときに
高橋が 急に

「一等兵!」って言うたんですよ。
おっさんら 全員 頭洗いながら

♬「二等兵と 三等兵と 四等兵と
五等兵~!」って言うて

終わってすぐ 高橋が
また 「一等兵!」って言うたら

♬「二等兵と 三等兵と 四等兵…」
それを 5回 すき間なくやった。

ほんなら 二等兵ぐらいが
「怪しい!」と。

「こんな速度で この歌
くることがない」と思って

こんな顔して こっち見たら
高橋が 「いっと…」と言うとこで。

その瞬間 二等兵の「だまされるな
偽者だ!」っていうのが

風呂内に 響いて。

(兵動)ほんで 2人で
ブワーッて 逃げて帰ったという。

何の話やねん!

本物 おらんやろ!

(ジュニア)全員 偽者や!

(ほっしゃん。)
ちょっと前の 話なんですけど。

後輩とかと お酒を飲んで
家に帰ったんですよ。

家に帰ったら
いつも 下の郵便受けで

ダイヤル合わせて
郵便物とか 取るんですけど。

無駄な物 入ってますけど
1個 東京ガスからの紙が 来てて。

普段 見ない紙で 開けてみたら

「ガス 止まります」っていうのが
来てたんですよ。

後から 分かったんですけど…
最近 引っ越ししたんですよね。

いつも
引き落としになってたけど

最初の月は 払い込んでくださいと
そういうのが あるみたいで。

僕 最初の月の 払い込みだけを
忘れてて 引き落としになってた。

でも 最初の月の分が
払い込まれてないんで

何日までに払い込まんと ガスを
止めますっていう紙やったんです。

(ほっしゃん。)酔いながらも

払えるんは
あしたの朝ぐらいしかないわ。

コンビニでも払えない そこに
ちゃんと 行かなあかんやつで。

慌てて 部屋に戻って

それを 財布の中に入れて
ここ入れたら 忘れるかもしれん

でも 出してたら
忘れるかもしれんと思って

家の電話の横にある
メモ用紙を ちぎって

「ガス代 忘れない」って書いて

テーブルの上に 財布で押さえて
それで そのまま寝たんです。

で 朝起きたら
奥さんが 先に起きてて。

おはようって言ったら
普段と ちゃう感じなんですよ。

「おはよう…」みたいな感じで。

何? その感じって言ったら
「いや 別に」

違うやん! 何やねん!?
って言ったら

「昨日は お楽しみやったんだね」
みたいなこと言うんですよ。

全然 意味分からないんですよ。
何やねん! って言ったら。

マジでですよ
「ガス代って 誰よ?」

あ~!

(ほっしゃん。)マジっすよ!

(ほっしゃん。)
ほんで それでも 分からないから。

「ガス代」が
誰か 分かんないですから。

「ガス代」を 忘れないっていう。

「ガス代」 言われても
分からないですから

誰やねん? って言うたら…。

ほっしゃん。 そんときは
分からんかったんや!

(ほっしゃん。)そんな
ふわっとした名前 分かんない!

気持ち悪い名前ですし
誰よ!? それ! って言うたら

その紙を 自慢げに出して
「バカじゃないの」言うて。

でも そこの紙が
分かんないんですよ。

それを見て 何か分かって…。

説明をするのも
怖いじゃないですか。

色々 起こり過ぎてて 全部が
何や!? その感じ! ってなって。

感情の折り合い 兼ね合いが。
(ジュニア)すごいなぁ 「ガス代」

[まだまだ すべらんな~]

(一同)おっ!
稲田 出たよ。

ありがとうございます。

初めまして アインシュタインの
稲田と申しますが

僕は… 吉本というか
芸人さんの

不細工芸人の歴史を
終わらすんじゃないかと

いわれるぐらいの者なんですが

まあ 色々ありまして まず
よく 先輩に言われるのがですね

お前 おでこ 何色やねんって

言われることが
すごく多いんですけど

確かに 自分でも分からないので

ヘラヘラして
ごまかしてたんですけど

携帯のアプリでですね
色彩メーカーという

色を識別できる。
カメラモードになって

例えば リンゴを写したら
レッドって出たり。

バナナを写したら
イエローってなったりするやつが。

あっ これで
分かるんじゃないかと思って

僕 おでこに パッて当てたら

漢字で 「銀鼠」

銀鼠色なんや。

(稲田)色か何か分からなかって
えっ 何?

え~? ネズミである必要ある?

≪「銀」でいい。
なあ。

そういう色があるらしくて

だから 色々
おかしいんですよ 僕は。

そんな僕なんでね
劇場で 女装ライブという

芸人が女装して
ライブをするというイベントに

呼ばれまして
で その芸人さんのメークを

劇場の近所の 美容理容専門学校の
生徒さんたちが

課外授業として
やりに来てくださるんです。

で 芸人 5~6人いて
横に並んで

で 芸人1人につき
担当の生徒さんが

1人ずつ付いていくんです。

若い女の子たちやし
こっちも芸人ですし

みんな キャッキャキャッキャ
してるんですよ。

でも 僕の担当の子だけ

「えっ 私
この人なの?」っていう

ちょっと不安そうな顔
されてるんです。

で まあ せ~ので
皆さん メークしだすんですけど

どんどん どんどん
仕上がっていくんです。

女装するから
カッコイイ芸人さんたちを

いっぱい集めてるんですよ。

どんどん どんどん
女性になっていくんですけど

僕だけは 全然 進んでなくて

鏡越しに その女の子の生徒さんが
見えるんですけど

えっ もう… この場合は どの道具
使ったらいいのかなっていう。

何か
泣きそうになってるんですよ。

そうこうしてる間に
どんどん どんどん 仕上がって

行ってきますって言ってくる
芸人もいますし

で どうしよう どうしようって
最後の1人になったんです。

この生徒さんも すごい もう…。

ああ もう 分からん
どうしようって

パニックになったようで

部屋から
バンって出ていったんですよ。

ほんで 僕も あれ?
一人にされたと思ってたら

扉越しに うっすら

「先生 これって
成績に入らないですよね?」

(ジュニア)あまりにもな。

「私のやつだけ むずいんですけど」

違うテストやもん。
(ノブ)課題が むずい。

(ジュニア)1人 難問やからな。
気持ちは分かる。

(稲田)大事なね 授業で
申し訳ないことしちゃったな

という話でした。

誰も 悪者はいないんやけどな。

車屋のおっさんの
話なんですけど…。

考えられない
車屋のおっさんなんですよ。

見に行って… なかなか
欲しい色がなかったんですよ。

黄色が欲しかったんですけど
紺か赤しかないから

紺でええか思って 買いに行ったら
たまたま 黄色があったから

どうしたんですか? って…
ネットで調べても 出てなかったんで。

「昨日 入りました」と…
これ 絶対 運命やわ! 言うて。

すぐ 申し込み金 払って。

「担当はキクチです 今後とも
よろしくお願いします」と。

32~33歳ぐらいですかね
結婚指輪はめた シュッとした

外車のディーラーの子ですから
さわやかな感じの…。

よう やってくれそうな
子なんです。

申し込みして
あと 書類や 何やかんやあって。

その途中で 手違いが
ものすごい多いんですよ!

最初 キクチさん言うてたけど
だんだん 腹立ってくるような…。

例えば ナンバープレートを
これにしてくれ言うたら

全然 違う数字で
車検証 あがってきたりとか。

(木村)お金 振込んだのに
「いつですか?」って 電話きたり。

何考えとんねん! ってことが
ものすごい続いて。

(木村)何やかんや あるんですけど
やっと 納車の日。

せっかく
求めてた色もあったから

できるだけ
怒らんとこうということで

納車 今日 終わったら
何もないわと思ったら

「1時に来る」言うから
12時40分ぐらいから

表で ゴルフのスイングしたりして…。
あれ 楽しみやからね!

キクチと もう1人 若いヤツと
2台で行きますと。

で そこの 交番のとこを
鋭角に曲がって

最初のカーブミラーを 右に曲がるって
言うてるんですけど

最初 かかってきたとき
そこ 通り過ぎてるんですよ。

そこ 一方通行で バックできへんから
もう1回 回っていかなあかん。

しばらく 家入って 水飲んで
また 出て待ってたんですよ。

坂の上のほうの 最初言うた
カーブミラーのとこを

こっちに 下りてこなあかんのです
200mぐらい向こうなんですよ。

また 行きよるんですよ!

また 1周や! また 電話して
今のとこ 見てましたと。

黄色いのが 行ってるから!
そんなん 見たないしねぇ。

何で ここ来るはずのやつが
何回も 向こう行くねん!

それで 2回目で やっと来て。

乗ってたほうが 新入社員のほう
やったみたいなんですよ。

キクチは 2人で乗って帰る
紺の別のを 家の前に止めて。

ほんで このガレージに
止めてくださいと。

こう バックで入れよるんすけど
バックも 下手で

そんな 狭い駐車場ちゃうんですよ
こう 斜めに入って 前出て。

今度 こっちになって
また 戻して。

もう 次 やりますわ!
って言おう思ったときに

やっと 入ったと思ったら
家の前 洗濯機 置いてたんですよ。

最後の最後に そこに
ゴチーン 当たりよったんですよ。

(木村)それで ブッチーンきて
今までのこともあるから

もう 降りろ お前!
キクチ 来い!

ナンバーは 間違う!
「振込みは まだか」いう電話ある!

カーブミラー 何回も行き過ぎる!
全部 言うたった!

最後の最後に 洗濯機に当てるって
どういうことや お前‼

考えられへんぞ!
「申し訳ございません!」

許せん! この件は
絶対 水に流すわけにいかん!

お前 今から 会社帰って
上司と連名で 直筆で

キクチと 上司の名前 知らんけど
名前書いて ハンコ押して

わび状 すぐ持ってこい! まだ
家におるから行け! 言うて。

「分かりました!」言うて
行きよったんですけど

10分ぐらいしたら
ピンポーン くるんですよ。

(木村)そんな 早いこと
戻ってこれるはずないんです。

若いヤツは帰して キクチだけが
ドアの前に立っとるんです。

何やねん!? って言ったら

「この度の 数々の不祥事

木村さまには
おわびのしようがございません」

「私 あれから 本社に戻りまして

言われたとおり 書類を
作成しようかとも考えましたが

ここは
責任を取らせていただくべく

会社を辞める決意をいたしました」

(木村)ちょ… ちょい‼

(木村)「お世話になり…」
ちょい ちょい!

困るな~!
待て お前!

困りますね それ!

待てと。

お前が 辞めようと思ってたかも
しれんやんけ!

ホンマや!

これをキッカケに 都合のいいように
国会議員みたいに

クビで 責任取るとか…
簡単な手段を取るな お前!

ハハーン! 分かった キクチ
上司に言うのが 嫌やってんな?

「はい」

そうか… 情けないぞ キクチ。

(小杉)何の話なんですか!?
途中から 何の話なんですか!

辞めさせたくないから…。
(小杉)ヒューマンドラマみたいな感じ。

ふだんから 上司と そういう
責任を取ってもらえるような

間柄を築いてなかったんやなと
それは お前に責任があるぞ!

どないやねん。

どないやねん‼

キクチ お前の上司も情けない。

俺が お前の上司なら お前のミス
一緒に謝りに行ったるぞと。

そういう間柄を 築かれへんかった
上司にも お前にも問題がある。

(木村)分かった…
上司の 直筆のサインはいらん。

お前だけのもんでええから
持ってこい そして!

「辞める」というのは
聞かへんかったことにする。

(ジュニア)関係ないでしょ!

腹 痛い! 腹 痛い!

何の話やねん!

(小杉)何 カッコつけてんねん!
(後藤)何? このヒューマンドラマ!

腹立つやんか! 辞められたら。
(小杉)車の客やったんでしょ!?

家族も おんのやろと!

お前 男なら
木村さん 怒らせてしもうたと。

俺の商売も 分かってるやろ
これも テレビで言う!

それは覚悟せえ 実名も出す!
それは ええな? 「はい!」

(ジュニア)了承済みや!
キクチさんに 了承済みや!

(木村)お前が もし 男として
仕事のけじめ 取りたいんなら

俺が その車を 乗り換えるわって
言う日まで 勤めあげて。

それから 辞めるなら 辞めて…。

玄関で 長いこと しゃべるなぁ!

不動産屋に
お前が 再就職するならば

名刺の1つでも 持ってきたら
俺が将来 家買うときは

キクチから 買うたろかいと!

(木村)そう思われるような
人間になれ!

(小杉)なるほど!

キクチ 玄関先で 涙 ボロボロ…。

(木村)「こんなにミスした 私に

そんな言葉を
かけてくださるなんて!」

「有り難い」言うて
分かった 行け!

これからは 男のつきあいや
言うて。

(木村)また 30分後 来て
ピンポンして

「これ 木村さまの温情に
感謝しまして

些少ですが
こちらをお納めください」って。

「ウチの会社の車
フランス製ですので

フランス産のワインでございます」

酒 持ってきて どうすんねん!
今から 乗んねん!

(木村)そういうとこやぞ キクチ!

(小杉)関係性 できあがってる!
関係性 できあがってますよ!

ドラマ1本 見たような
感じですよね。


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