新型コロナウイルス感染の糖尿病患者10人あたり1人が死亡:仏調査
フランスで行われた調査により、糖尿病患者10人あたり1人が、新型コロナウイルス(COVID-19)により入院し、1週間以内に死亡していることが判明した。
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フランスの専門家が行った調査の結果が、医学誌「ダイアベトロジア」で報じられた。
調査の枠組みとして、フランスで3月10~31日に53軒の病院で1300人以上の新型コロナウイルス患者が検査された。
この患者たちの89パーセントが2型糖尿病、3パーセントが3型糖尿病、残りが他の種類の糖尿病であることが伝えられた。
平均年齢70歳のこの患者たちの大部分が男性であることが伝えられた。
そのうち29パーセントが、入院した日から1週間以内に死亡したか、人工呼吸器に繋がれた。
このグループで、最初の1週間で10人あたり1人が死亡しており、5人が人工呼吸器に繋がれたことが指摘された。
入院してから1週間以内に退院した人の割合は18パーセントだった。
この調査で、75歳以上の死亡率は55歳以下の14倍、65~74歳の3倍高いほか、睡眠時無呼吸により入院後1週間以内の死亡のリスクが3倍上がっていることが判明している。
(2020年5月30日)