次期戦闘機、開発費111億円

2019/12/17 17:30

河野太郎防衛相は17日の閣議後の記者会見で、政府の2020年度の当初予算案で航空自衛隊の「次期戦闘機」の開発費を111億円確保したと発表した。「予算を認めていただいたので、来年度は構想設計からスタートする。わが国にとって航空優勢を確保することは非常に大事だ」と述べた。会見に先立ち、財務省で麻生太郎財務相との閣僚折衝に臨んだ。

「次期戦闘機」の開発費の計上は初めて。河野氏は「今までは将来戦闘機と言っていたが、開発に着手するので、次期戦闘機と今後呼んでいきたい」と語った。「次期戦闘機」は日本主導で開発し、30年代半ばの配備を目指す。米国や英国を軸に協力相手を選定中だ。

予算の大臣折衝では、自衛隊員らの生活環境の改善のための日用品確保などに371億円を充てることも決まった。

電子版トップ