【新型コロナ】ワシントンで外出禁止解除、抗マラリア薬リスクに疑義
Mark Schoifet-
インドのコロナ死者数が中国抜く-ブラジルでまた新規感染過去最多
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中南米、世界の1日当たりコロナ死者数の4割占める
米国では29日に首都ワシントンの外出禁止が解除される。正常に戻りつつあるとアピールしたいトランプ大統領にとって象徴的な勝利となる。同大統領が新型コロナウイルス感染症(COVID19)の治療薬として推奨している抗マラリア薬が、COVID19患者の死亡率や心臓リスクを高めるとの研究結果について、複数の科学者が疑義を呈した。
ユーロ圏の5月のインフレ率は4年間で最低となり、欧州中央銀行(ECB)が来週の会合で金融緩和を拡大する理由はいっそう増えた。イタリアの1-3月(第1四半期)成長率はマイナス5.3%と、速報値のマイナス4.7%から下方修正された。フランスの自動車メーカー、ルノーは全世界で約1万4600人を削減し、生産能力を約5分の1縮小する計画を発表した。
ユーロ圏インフレ率、ほぼゼロに低下-ECBに来週会合で行動促す
ルノーが約1万4600人削減へ、仏国内で4600人-生産能力も縮小
韓国で確認された新型コロナウイルス感染者は現地時間29日午前0時(日本時間同)時点で計1万1402人となり、24時間で58人増加した。前日は全国の感染者が79人増加し、4月5日以来の多さとなっていた。集団感染が発生した物流センター関連では計96件の感染を確認した。
韓国政府はソウル首都圏の美術館や公園などを一時的に閉鎖すると発表。状況がさらに悪化すれば、社会的距離措置の強化を検討するとしている。
韓国で新たに58人のコロナ感染を確認-計1万1402人に (1)
インドの新型コロナ感染症(COVID19)による死者数は28日、4695人となり、中国の4638人を超えた。ブラジルで28日に報告された新規感染者は2万6417人と、過去最多を再び更新した。世界の感染拡大のホットスポット(中心地)は封じ込め対策が不十分な新興国・途上国へとシフトしている。
メキシコやペルーなどでも感染者が急増し、中南米は現在、世界のCOVID19による1日当たりの死者数の4割を占める。
中南米の新型コロナ感染ピークはまだ先-世界の死者数の約4割占める
米国の感染者数は28日、1.2%増加し171万人に達した。増加率はこの1週間の平均である1.3%を下回った。死者数は1.4%増の10万1129人。米ジョンズ・ホプキンス大学とブルームバーグ・ニュースの集計データで明らかになった。世界の新型コロナ感染者は580万人を突破、死者は36万人を上回った。
米ボストン・マラソンの開催中止を主催者が28日、発表した。毎年4月に行われてきた同大会は新型コロナの感染拡大で9月に延期されていた。
米証券取引委員会(SEC)は新型コロナ経済対策資金を連邦政府から受け取った上場企業への調査を開始した。上場企業が行った融資申請の内容と、SECへの開示内容が一致しているかを調べる。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。
米ニューヨーク州のクオモ知事は同日、マスクなどを着用していない人の入店を店主が拒否することを認める州知事令に署名する方針を表明した。
原題:Malaria Drug Study Questioned; Washington Reopens: Virus Update、South Korea Cases Climb; Manila to Relax Lockdown: Virus Update、Record Number of Cases as Sao Paulo Quarantines Begin Phase Out(抜粋)