新型コロナウイルスの流行で外出を控えている若者らに楽しんでもらおうと、キノコ栽培のハルカインターナショナル(岐阜県郡上市)はシイタケ栽培の菌床などを無料で送っている。対象は岐阜出身の18~30歳で学生や医療従事者。県内在住者は除く。自社ホームページで申し込みを受け付け、既に200人の応募があるという。菌床は水を1日数回かけるだけで、平均20個ほどのシイタケが収穫できるという。
ハルカ社の野村克之社長は「長期にわたる在宅の気晴らしや食材に活用してほしい」と話す。
シイタケ300グラムも合わせて無料送付する。
ハルカ社のシイタケは第三者機関から有機栽培の認定を取得し、生産量の約7割を小売り大手に出荷している。自宅で料理する人が増え、出荷量は増えている。同社の2019年9月期の売上高は約7億円。