新型コロナウイルスの影響で困窮する学生に対する最大20万円の現金給付について、文部科学省が外国人留学生にだけ「成績上位3割」など厳格な要件を課した問題で、京都市立芸術大が日本人学生と同様、留学生も成績に関係なく申請対象とすることが29日、大学への取材で分かった。
この要件を巡っては公明党幹部が疑問視し、学生支援団体が「完全な差別だ」と批判している。
赤松玉女学長は大学のウェブサイトに「申請される学生、留学生を分け隔てなく大学が総合的な判断をして、応援したい」「迷っている方はちゅうちょせずに相談してください」などとメッセージを掲載している。(共同通信)