第九十二話 中国武術における拿法と打法(4)
第九十二話 中国武術における拿法と打法(4)
相手を掴んで攻防を行うことを特徴として持つ武術に教門拳がある。教門拳とはイスラム族の間で練習されていた武術という意味で譚腿や八極拳、華拳、査拳などが知られている。譚腿でも八極拳でも中心線を空けての攻防が見られる。教門拳で有名であった韓慶堂は擒拿でも有名であったが、それは教門拳が本来相手を掴んで攻防を行うことを主とする武術であることに関係している。八極拳では小八極ではやや中心線をガードするような動作が見られるものの大八極ではそれが希薄であるようである。それは八極拳を代表する頂心肘で右腕では肘打ちをする一方で、左腕は小八極にあっては胸の前に構え、大八極では体の横に置くことでも明確であろう。
相手を掴んで攻防を行うことを特徴として持つ武術に教門拳がある。教門拳とはイスラム族の間で練習されていた武術という意味で譚腿や八極拳、華拳、査拳などが知られている。譚腿でも八極拳でも中心線を空けての攻防が見られる。教門拳で有名であった韓慶堂は擒拿でも有名であったが、それは教門拳が本来相手を掴んで攻防を行うことを主とする武術であることに関係している。八極拳では小八極ではやや中心線をガードするような動作が見られるものの大八極ではそれが希薄であるようである。それは八極拳を代表する頂心肘で右腕では肘打ちをする一方で、左腕は小八極にあっては胸の前に構え、大八極では体の横に置くことでも明確であろう。
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