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飛んできたカメ、走行車のフロントガラスに突き刺さる 米高速道路

米ジョージア州の高速道路でカメが走行車のフロントガラスに突き刺さり男性が軽傷を負った/Courtesy Latonya Lark

米ジョージア州の高速道路でカメが走行車のフロントガラスに突き刺さり男性が軽傷を負った/Courtesy Latonya Lark

(CNN) 米ジョージア州の高速道路でこのほど、どこからともなく飛んできたカメが走行車のフロントガラスに突き刺さり、危うく助手席の男性の顔に衝突しそうになる出来事があった。男性はガラスの破片で軽傷を負っただけで済んだが、カメは命を落とした。

車を運転していたのはラトーニャ・ラークさん。5月19日、助手席に兄弟を乗せて同州サバンナの高速道路を走行していたところ、突然、2人の目の前にカメが飛んできた。

ラークさんはCNNの取材に対し、「視界の端でレンガのようなものが見えた」と振り返る。兄弟に向かって「大変、道路にレンガが飛んでる」と叫んだ瞬間、この物体は車に衝突。「爆弾の爆発のような音がして、兄弟の全身にガラスが降りかかった」(ラークさん)

もし減速していなかったら、カメはフロントガラスを突き抜けて兄弟の顔面に直撃し、「たぶん彼の首はちぎれていた」という。

兄弟のグラントさんは「彼女が自分の名前を叫ぶなか、とっさに身構えたことを覚えている」と振り返る。衝突後、グラントさんは血まみれになりながらラークさんを落ち着かせ、緊急通報ダイヤルをかけた。

地元警察はCNN系列局WSAVに対し、どうやってカメが宙に浮かぶことになったのか見当もつかないと困惑の様子。グラントさんとラークさんは、別の車がカメに衝突し、対向車線まで吹っ飛んできたのではないかと推測している。

「命に危険が及ぶ可能性もあっただけに、助かって感謝している」とラークさん。「でもカメが死んだのはとても悲しい。本当にショックだった」

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