新型コロナウイルスに対応する医療従事者らに感謝を示すため行われたブルーインパルスの飛行(29日、東京都世田谷区の自衛隊中央病院)
新型コロナウイルスの対応に当たっている医療従事者らに敬意と感謝の気持ちを示すため、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が29日、東京都心の上空を飛行した。空自によると、都心での飛行は3回目で、14年の旧国立競技場に別れを告げるイベント以来6年ぶり。
28日に空自の松島基地(宮城県東松島市)から入間基地(埼玉県狭山市)に到着した複数の機体が正午すぎ、白いスモークをたなびかせながら東京の青空を一直線に飛行した。東京タワーや東京スカイツリーといった観光名所などのほか、感染者の治療を行う病院の上空を約20分かけて飛行した。
ブルーインパルスの機体は青色で塗装されている。医療従事者に感謝を示す取り組みでは、青色の光をともす「ブルーライトアップ」のほか、海外でも軍用機のアクロバット飛行が話題になっている。
航跡を描きながら東京・銀座の上空を飛行する航空自衛隊のブルーインパルス(29日午後)