横浜市青葉区の消防出張所内で青葉消防署員8人が賭けマージャンをしていた問題で、市消防局は28日、男性消防司令補(42)を停職12カ月、男性消防士長4人、男性消防士3人の計7人を停職1カ月の懲戒処分にした。
市消防局によると、当時救助隊長だった消防司令補はマージャン牌を消防出張所内に持ち込み、5月4日から8月8日までの勤務中などに計12回、消防士長ら7人と一緒に賭けマージャンをした。
また2009年4月からことし8月までの間には、部下の頭などに低周波治療器のパッドを当てて痛みを我慢させたほか、勤務中に水鉄砲で隊員を追い掛け回して左腕に1針縫うけがを負わせ、「訓練中に負傷した」と虚偽報告していた。
消防司令補は12月26日に賭博罪で略式起訴され、罰金10万円の略式命令を受けた。7人は起訴猶予。消防司令補は28日付で依願退職した。
負傷させられ、虚偽報告した男性消防士長(33)と青葉消防署長は戒告の懲戒処分となった。鈴木洋消防局長は「消防に対する信頼や期待を大きく裏切り、多大な迷惑を掛けた。再発防止、市民の信頼回復に努めます」とコメントした。
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