さっさと食べないとダメだよな、と思いまして。
まあ、駅前まで行けばいいだけです。
カレーですよ。
まだ「ごろごろ煮込みチキンカレー」終売ショックが癒えてない人もいようという６月頭。
いきなりあれの穴を塞いでくれるような素敵カレーがやって来ました。
ご存知、牛丼チェーンの
「松屋」
は白ごはんどんどん食べないといられない人たちの救世主。
その白ごはんをバッタバッタと食べてしまうための必須武器である「濃い味おかず」がいつでも充実のみんな大好き牛丼チェーン。
「ごろごろ煮込みチキンカレー」、いまだ夢に見る人もいるようですが、ボクは多分こっちのが好き。
「創業ビーフカレー」
創業ときかそうきたか。
店頭のPOPには「創業当時の味を再現し牛バラ肉をとろとろになるまで煮込みました」とあります。
シンプルに書いてありますが、創業当時のカレーメニューを復刻させたというものらしい。いいじゃないですか。
でね、新発売になったこの創業ビーフカレーがなかなかいいものだったんです。
味、内容共に納得がいきました。
ひと口食べるとまず辛さがちゃんと手応えあるものになっている事がわかります。松屋のカレーの良き伝統だなあ、と思います。
お肉。きちんと満足いく分量が入っていて、ビーフカレーらしい、肉が繊維までほぐれて形が崩れる手前でうまく止めてあるこの感じもとても良いんです。ああ、こりゃあなかなかやるな。
このカレーで思うのは、実に上手に「昭和の、外で食べる、外食の特別なカレー」の雰囲気を出していて、それが素晴らしい。好ましい。ただただおいしいです。なおかつなるほどどこか松屋のカレーだな、とわかる感じもあるんです。こりゃあよくできているなあ。
これを食べるとレギュラーのカレーがチェーンのカレーの中で割と尖った感じの方向性なのだな、というのがわかるのも面白かった。
ちゃんともう一度食べたくなるようなおいしいカレー、松屋の創業ビーフカレー。
これは結構な逸品だと思います。
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